HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】これぞバックパッカーのバイブル。パキスタンからアフガニスタンそしてイランへ『深夜特急4 シルクロード』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全6巻の4巻目。インドを離れパキスタンへ、乗合いバスでの旅が本格的にスタート。パキスタンでは対向車とのチキン・レース、シルクロードを西に向かって疾走。カブールでは1泊60円の安さに自…

【書評】イキイキとはドキドキすること『君がイキイキしていると、僕はうれしい。〜生まれ変わる小さな62の行動〜』

本書では、イキイキする62の小さな行動について書かれている。イキイキするとはどういうことなのか。著者によると“人生では自分の意見と違う体験をすることでイキイキする”そうだ。それは、安全第一の中からは生まれなく、イキイキとはドキドキなのだ。 SNS…

【書評】ついに嫉妬まみれの人生から卒業!『「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本』

どうして私はこんなに嫉妬深いのだろう。評者はずっと昔からそう思っていた。嫉妬なんてめちゃくちゃ苦しいだけでいいことなんてひとつもないのに。母親が弟ばかり可愛がると嫉妬、好きな人が女の子のいる飲み会に行くと嫉妬、会社では隣の人のほうが仕事が…

【書評】晴れて自由の身!『「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本』

本書は精神科医である水島広子さんが、繊細でうまく生きられない人に向けて書いたものの1つである。丁寧で優しく人を傷つけない文章が、悩みを抱えた人々を温かく包み込んでくれる。 本書によると、嫉妬の原因には先天的なものと後天的なものがあるという。…

【書評】人生における執行猶予の期間が欲しかった。『深夜特急2 マレー半島・シンガポール』

香港・マカオに別れを告げた著者は、意気揚々とバンコクへ飛んだ。しかしそこは想像とは全くかけ離れた街だった。バンコクという街は、いくら歩いても捉えられなかった。それは人々についても同じだった。いつまでたっても、著者にとってバンコクは曖昧で、…

【書評】「好きです」に説明はいらない『「そのうち何か一緒に」を、卒業しよう。〜企画から出会いを生む61の方法〜』

企画とは、熱い思いでありラブレターだと著者はいう。真面目な人は企画書がついロジカルになってしまい、受け取る側はうれしくない。それは、ロジカルに書かれたラブレターと同じで「好きです」の後に「なぜ好きかというと」や「その理由は」と書かれている…

【書評】こんな世界があったのか!?異世界を旅しよう『深夜特急3 インド・ネパール』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全5巻の3巻目。放浪の旅はシンガポールから、一気にインドへ。旅の出発地となるデリーに向かわず一路カルカッタへ。カルカッタからブッダガヤそしてベナレスへ向かう主人公"私"は病気や飢え…

【書評】何はともあれ人が一番大事『20代社員4割! 売上続伸! 人が集まる自動車学校のすごいカイゼン』

人口の減少、若者の車離れ、指導員の高齢化。そんなネガティブ要因が取り巻く自動車学校業界。そんな環境でも直近10年間で売上を45%伸ばした異常な自動車学校が大阪にあります。他と違う異常な成果を出すためには、他と同じことをしていては達成は不可能で…

【書評】気づかぬうちに主人公"私"に私が『深夜特急2 マレー半島・シンガポール』

“デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く”主人公"私"の旅、全5巻の2巻目。香港・マカオに別れを告げ、デリーへの経由地であるバンコクへ飛んだものの、なぜか主人公"私"の中には響いてこない。香港で感じた熱気を期待しながら、バンコクを離れ鉄道でマ…

【書評】無事、安心は禅の言葉『こども禅の言葉』

小学生向けに作られた本になりますが、大人の評者が読んでも参考になります。禅という言葉を聞くと日常から切り離された遠い存在と考えてしまうと思いますが、実は日頃から私たちが使っている無事や安心も禅言の葉になります。 本書の構成は学校の悩み、友達…

【書評】情報を掛け合わせてみよう『儲けの仕組み50万円からできるビジネスモデル50』

本書は、既存のビジネスモデルにプラスαとして他の事業の一部を掛け合わせる事によって、オリジナリティーを生み出すモデルが紹介されています。また、全て読む必要はなく、どうしても時間が無く知りたい情報だけ欲しい人向けにも作られています。例えば、レ…

【書評】常識破りのクリエーター『映画 えんとつ町のプペル』

本作は、制作総指揮を務める西野亮廣氏により2011年頃より生み出されたストーリーである。初めは絵本として登場したのだが、その時からすでに映画化の構想があったそうだ。さらに、舞台や個展、美術館の建設、さらには、パリのエッフェル塔で日本人アーティ…

【書評】自分の居場所を作ってたら、まちづくりになっていた『都市の〈隙間〉からまちをつくろう』

皆さま、お久しぶりです。漫画で書評を描いてみようのコーナーです。ちょっと前にできた、風来坊なお友達、ユウさんが本を出しました。この本、普通に面白いし。ユウさん、あんたスゴい人だったんか… 都市の〈隙間〉からまちをつくろう: ドイツ・ライプツィ…

【書評】絵本の常識を変えた『えんとつ町のプペル』

著者が絵本作家としてデビューし、本作は第4作目となり、ついに映画化もされた。絵本の制作には3年半もの長い年月を費やしたそうだが、実は作品のストーリーを描き終わったときには、すでに映画化を考えていたそうだ。そのため絵本は元々のストーリーの一部…

【書評】競争に参加しない『ゴミ人間~日本中から笑われた夢がある~』

互いの行動を監視し合い容赦なく叩く。正解で溢れた息苦しい現在の世界。この状況を描いたのが著者の作品『えんとつ町のプペル』だ。そこで語られる世界は、著者自身がかつて味わった環境であり現代社会の縮図だという。 著者は、テレビの世界で活躍しながら…

【書評】忘れるなよ。俺は気どっているんだ。『ハード・オン』

作は矢作俊彦。画は平野仁が担当。クセはあるが魅力的な画風のマンガ家だ。矢作氏が大好きな、日活無国籍アクション映画のムードたっぷりで、キザで感傷的なこの話の主人公はヤクザ。渡哲也がモデルであるのは間違いない。舞台は横浜で始まるが、罠にはめら…

【書評】この社会を構成するすべての人が、一種の幻想を共有している。『会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか』

面白い物語には必ず、魅力的な登場人物がいる。これは歴史の本にも言えることだ。しかし人間の寿命というのは驚くほど短く、歴史を貫いて登場させられる主人公がいないという問題がある。だから、本書の主人公は人類以外のものである。歴史上、長きにわたり…

【書評】とうとう神の雫が見つかった。『マリアージュ~神の雫 最終章~』

2004年から始まった『神の雫』が44巻、2015年からの本作『マリアージュ~神の雫 最終章~』が26巻。16年かけ一本のワインを探す物語はとうとう最終巻となった。 『神の雫』とは主人公の父親である世界的ワイン評論家の遺言状に書かれたワインを探す物語である…

【書評】いまの自分を大切にする『医者がやっている自律神経を整える働き方』

働いている人の99%は、自律神経の働きが落ちていると著者はいう。それは、調子の良し悪しがなぜ起こるのかを長年研究してきてわかったそうだ。それにより、著者自身も若いときよりも60代の今の方が毎日ワクワクしているように、誰でも年齢に関係なく本書に書…

【書評】リーダーの習慣『結果を出すリーダーはみな非情である 30代から鍛える意思決定力』

非情になれず情にあふれた経営者は結果的に多くの従業員や取引先を悲劇的な状況に引きずり込む。逃げずに合理的な思考で問題と向き合う習慣の大切さを説いた一冊。 会社を立て直すためにどうしても辛い判断をしなくてはならない時がある。物の問題ではなく、…

【書評】なりたい自分になるには?『思考は現実化する』

HIUの方からお勧めされた本でもあり、本当に自分のやりたい事を実現させる為の過程が細かく記載されています。 ①自分が実現したい願望をはっきりさせる そもそも、ここをはっきりさせなければ前に進む事すら出来ないです。 ②実現したい願望の代わりに何を差…

【書評】人生の攻略本『ビジネススキル大全―――2時間で学ぶ「成果を生み出す」全技術』

働く業界や会社が変わっても通用するスキル。いわゆるポータブルスキルについてまとめられている。著者は1万冊以上のビジネス書に目を通し、3万人以上のビジネスパーソンにアドバイスしてきた経験を基に、ビジネスや人生で役立つスキルをまとめている。関連…

【書評】ホリエモン万博の裏側を知りたければ、これを読め!『SALON DESIGN No.08』

竹中 平蔵、佐々木 俊尚、西村 博之、箕輪 厚介、茂木 健一郎(敬称略)。錚々たる顔ぶれが揃ったインタビュー記事を500円で読めていいものなのだろうか? 昨年Finalを迎えた、ホリエモン万博。その前後で行われた独占・スペシャルインタビューが盛り沢山!…

【書評】あなたも悩んで当然。勇気の一冊!『偉人もみんな悩んでた』

偉人とは優れた業績を成し遂げた人、歴史に遺るような並外れて優れた人間のこと。そんな意味があります。 日本で有名なのは野口英世、西郷隆盛、徳川家康など学校の教科書に載る人たちでしょうか。世界史ではノーベル、マリーアントワネット、アインシュタイ…

【書評】YouTube まずはアナリティクス機能から!『マンガでわかる YouTuber養成講座 世界一のRyan’s Worldのノウハウ公開!』

YouTubeのチャンネル登録者数が2790万人(2021年1月5日現在)のRyan’s World。小学生のライアンがおもちゃで楽しく遊ぶ動画を投稿している。このチャンネルのマネジメントをしているのがライアンの父のシオン・カジ(福島県生まれの日本人)。本書はシオン・カジ…

【書評】チャンドラー長編三作目は意外にウェット?『高い窓』

本書は、レイモンド・チャンドラーの三作目の長編である。『さらば愛しき女よ』に続く流れで、これも何十年か振りに再読したが、非常に楽しく読めた。 同じく、私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とし、彼は或る依頼事に関わるうちに、例によって立て続け…

【書評】一億総アーティスト時代『コミュニケーションを生み出すアートの力』

トリックアートとは、西洋のだまし絵をヒントに作られた技法で、壁に描かれた絵が人の錯覚により飛び出して見えたり、写真を撮ってみると、あたかも自分がその作品の中に入り込んでしまったかのように見えるアート作品の一つである。 評者が子供の頃、大ブー…

【書評】著者の経験に触れられることは、幸せなこと『ビジネスエリート必読の名著15』

名著には、人の悩みや個性を理解するためのヒントがあると著者はいう。また、世の中の仕組みを知ることで、日常に起こる出来事が理解できるようになるそうだ。そのためには、名著から学ぶことが効率がいい。 なぜなら、名著は著者が長年にわたり経験したり、…

【書評】データサイエンティストって何をしているの?を解決する本。『未来IT図解 これからのデータサイエンスビジネス 』

本書はAIって実際に何ができるの?データサイエンティストって仕事をよく聞くけど何しているの?、自分の会社でもよくわかってないけどAIを使いたい!。そんな人が1冊目に読むのにおすすめの本だ。 これまでの日本社会はKKD(勘・経験・度胸)が大事であった…

【書評】あなたの周りの若くて美しくおしゃれなあの人は魔女かもしれない『魔女がいっぱい』

本作はイギリスの小説家であり脚本家でもあるロアルド・ダール氏の児童文学をもとにロバート・ゼメキス氏がユーモラスで不思議な世界を映画化した作品である。また、『チャーリーとチョコレート工場』も著者による原作のため、本作にも随所にストーリーを彷…