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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】あなたの周りの若くて美しくおしゃれなあの人は魔女かもしれない『魔女がいっぱい』

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本作はイギリスの小説家であり脚本家でもあるロアルド・ダール氏の児童文学をもとにロバート・ゼメキス氏がユーモラスで不思議な世界を映画化した作品である。また、『チャーリーとチョコレート工場』も著者による原作のため、本作にも随所にストーリーを彷彿とさせるようなシーンが見られ、楽しみが膨らんだ。

世界中のあらゆる場所に魔女が存在する。自分のほんの身近な例えば、かつて通った学校の先生や街中を走るバスの運転手も魔女かもしれない。なぜなら、魔女は人間に交ざり生活し、一見すると区別がつかない。こんなところから、ストーリーは展開されていく。

そんな魔女の特徴は、普段はメイクで隠しているが、耳まで繋がるような大きくさけた口、坊主頭を隠すためのカツラ、少ない指を隠すための手袋や細いパンプス。そして極めつけは、人間の子供の臭いを嗅ぎわけるための20センチにも及ぶ鼻の穴だそうだ。

魔女達は人間の子供が大嫌い。世界中の子供達を捕まえて魔法の薬を使い、動物に変身させてしまう。これが魔女達の活動なのだ。そして、世界中の魔女達をまとめ、取り仕切るのがアン・ハサウェイ演じる大魔女だ。

シックで豪華な衣装を身に纏い、右腕には黒猫、そしてドレスに絡まる蛇。これから始まる不気味な世界をまるで物語っているような装いだ。CGや特殊メイク等の効果もあるのだろうが、目鼻立ちのハッキリとした美しい顔からは、なかなか想像がつかないあの邪悪な表情と演技は凄まじい。美人だからこそ余計にその表情が際立ち、より狂喜を感じるのかもしれない。

評者は、兄弟もいなく、周りに子供がいる環境でもないので、子供に感情移入するようなことはないのだが、それでもその演技力は、邪悪なウィッチによりネズミにされてしまった子供達による逆転劇を応援したくなるほどのものであった。