偉人とは優れた業績を成し遂げた人、歴史に遺るような並外れて優れた人間のこと。
そんな意味があります。
日本で有名なのは野口英世、西郷隆盛、徳川家康など学校の教科書に載る人たちでしょうか。世界史ではノーベル、マリーアントワネット、アインシュタインなどです。
本書は彼らの悩みとその解決方法が記されています。
優れた業績を成し遂げるという言葉の裏には多くの人々の役に立つことや困難な問題を解決することなど、様々な“貢献”が隠れています。しかし、偉人の歴史を紐解くと私たちと似たような悩みを抱えていました。世界中に貢献してきた人の悩みはさぞかし“立派”なのだろうと思っていましたが、そんなこともないようです。実はあなたと似ているのです。
そして偉人たちも最初から大志を抱いていたわけではありません。苦難や悩みがあり、それらを自分ができる狭い範囲のなかで解決してきたのです。その解決方法も“立派”なものではありません。あなたにも想像できることです。
本書は偉人たちの幻想を取り払い、自分自身とほとんど変わらない人間であることを教えてくれます。唯一の違いはあきらめないこと、その一点です。
文章も読み易く、絵も親しみやすく可愛いものになっています。小学生にも読めるため子供に贈るのもおすすめです。
偉人も悩みながら進んできたのです。あなたも悩んで当然ですから安心してくださいね。