HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】事件・芸術・映画は妖精に触発される。『ワルキューレ』

特に取り柄がある訳でもない、冴えなーい若者ヒロシは、ある日突然まんまヤーさんな二人組に声をかけられる。思いっきり警戒するヒロシに向かって、ヤーさん二人組は唐突な申し出をする。「映画俳優になりたくないか?」どうして僕みたいな非モテが・・・と…

【書評】"Seize the fortune by the forelock."『マンガ版 ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

ホリエ本で部数No.1(50万部)『ゼロ』のマンガ版。著者の小学生〜中高生〜東大〜起業〜「時代の寵児」と呼ばれるまでが15分でわかる。 本書ではヒッチハイクを例に「ノリのよさ」の大切さを説いている。サクッと読めるマンガだけあって、その「ノリのよさ」…

【書評】学び続けること、共感させること、学際的であること。『知的な雑談力の磨き方』

ちょっとしたコミュニケーションのコツで人生を切り開く。それが本書で伝えたいことだと著者は言う。教養のある人同士の雑談は、相手に歩み寄り、相手から歩み寄られる。「雑談力」を得るには、テクニックよりも学ぼうと言う姿勢が大切で、教養とは特別な能…

【書評】学び続けること、共感させること、学際的であること。『知的な雑談力の磨き方』

ちょっとしたコミュニケーションのコツで人生を切り開く。それが本書で伝えたいことだと著者は言う。教養のある人同士の雑談は、相手に歩み寄り、相手から歩み寄られる。「雑談力」を得るには、テクニックよりも学ぼうと言う姿勢が大切で、教養とは特別な能…

【書評】キャラ濃い武士たち大集合!『トンチキ鎌倉武士』

頼朝ファミリーから鎌倉殿13人、北条、平家のメンバー40人以上を紹介している。複数の史料をベースにトンチキな逸話を混じえてやさしい言葉で書いてあるので、歴史書としては読みやすくて軽いノリの雰囲気。読みながら武士たちを勝手に「こんな人だったのね…

【書評】ギブアップするものか、姉のメッセージを冷静に受け止めて《現世》と《異界》の謎を解くべきだ。『Astral Project 月の光』

突然の知らせ。それは姉の死についてのものだった。「詳しいことはわからないけど、朝・・・・・・ベッドの中で死んでいたらしい」北海道。故郷。久しぶりに忌むべきその地に還ってきた主人公、小暮柾彦は、何か遺品でも・・・・・・と、実家に立ち寄った。…

【書評】ギブアップするものか、姉のメッセージを冷静に受け止めて《現世》と《異界》の謎を解くべきだ。『Astral Project 月の光』

突然の知らせ。それは姉の死についてのものだった。「詳しいことはわからないけど、朝・・・・・・ベッドの中で死んでいたらしい」北海道。故郷。久しぶりに忌むべきその地に還ってきた主人公、小暮柾彦は、何か遺品でも・・・・・・と、実家に立ち寄った。…

【書評】才人は誰も射る事のできない的を射る、天才は誰にも見えない的を射る『イェール大学人気講義 天才~その「隠れた習慣」を解き明かす』

この本を読んでも天才にはなれないという注意書きからはじまり、いわゆる天才の習性や行動を研究した本です。 まず初めに、天才の定義はIQや学校の成績、超人的な特殊能力だけで測ることは不可能であり、時代や環境によって定義が変わると説いており、その中…

【書評】社会人として思春期を拗らしているあなたへ『社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ』

「同期が成果を出した!出世した!難関資格を取った!」、「自分は何も誇れるものがない!」、「給料があがらない!」、「スペシャリストになりたい!」、「すごい後輩がいる!」。そんな社会人10年目の人のための悩み相談集が本書だ。 上記のような、悩みが…

【書評】今日がダメでも、明日もダメとは限らない。『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』

人は明るい気持ちで笑顔になっていると、たくさんの「いいこと」がある。と言う著者は、精神科医。気持ちが明るくなったり、暗くなったりするのは、全て「主観」の問題であると述べる。同じ出来事に遭っても、平然としている人もいれば、不安に襲われる人も…

【書評】HIUの定例会って?『SALON DESIGN vol.14』

HIU(堀江貴文イノベーション大学校)では、月に一度定例会が開催される。定例会のメインは、堀江さん × ゲストによるトーク。本誌ではシリーズ累計100万部超『伝え方が9割』の著者である佐々木 圭一さんとの対談を一部公開している。 対談内で『伝え方が9…

【書評】時を越えた・・・・・・と言っておこう。『奇跡のヒト』

渋谷センター街を、まだ若いのに歩行器を頼りにキコキコ歩く男。職質の警官に対して、その男、海図真助は言った。「脚の筋肉が弱っててな。リハビリ中だ。文句あんのか」キレやすい危ない奴だろ。相手にしないほーが、と警官たちが立ち去った直後、声を掛け…

【書評】テクニカル分析を極めたトレーダー『ほったらかし投資で年収1億円』

この本は、株式投資をするとき財務内容に着目して注文する人に一読して欲しい書籍である。 株式投資と聞くと、1日に何度も売り買いを繰り返す「デイトレード」。分単位の薄い利益を積み上げる「スキャルピング」などを思い浮かべる人も多いと思うが、この手…

【書評】誰もが羨むこの力を身に着けよう『暇力』

インパクトのある題名は、時間に追われる現代人の誰しも持ちたい力であろう。著者は、かつてはハードワーカーそのものであった、年商20億円の化粧品会社CEO松本氏。暇さえあれば、好きな事が出来て精神的にも豊かになるだろうし、結果的に生産性は上がるだ…

【書評】何歳からでも遅くない。『髪も肌もどんどん艶めく腸のお掃除』

あなたの第一印象は「髪」で決まる。髪のお悩みを抱えている人は多いだろう。それが解決されるとしたら? 嫌がる人はいないのではなかろうか。例え、今現在髪の問題が無い人にしても、将来に備えることは有益なのではないだろうか。 老化を防ぐ二つのポイン…

【書評】センスは先天的なモノや才能ではない『センスは知識からはじまる』

皆さん、自分にセンスはあると思いますか?「はい」と自信をもって答える人は少ないと思います。日本人は特に顕著かもしれません。 この本の著者である「くまもん」や「フランダースコットンプレミアム」を手掛けた水野氏の主張は、「センス=一部の人だけの…

【書評】ノーベル文学賞作家による結末は読み手が考える作品『ゴドーを待ちながら』

読書中はとにかく難解で読み終わったら虚無。そんな感想を素直に持ちました。タイトルにある「ゴドー」を待っているというストーリーです。 詳しく言いますと、2人の浮浪者が良くわからない会話をしており、どこからともなく更に2人がやってきて会話に参加…

【書評】保険業界の光と影『保険屋さんになりませんか?と誘われたら読む本』

著者はタイトルの通りの保険屋さん。しかし、ただの保険屋ではない、卓越した生命保険・金融プロフェッショナルでなければ入会できないMDRT会員。なぜ、著者は日本に7千人しかいない高収入を得られるMDRT会員になることができたのか?それは、「契約者の利益…

【書評】この夢もない欲望と金だけの世の中には他愛ないドラキュラなんて必要じゃないんだ! 『I.L(アイエル)』

その時、伊万里大作は映画監督の引退を考えていた。かつて一流の映画監督として鳴らしていた彼だったが、もはや時代が変わってしまったことを嘆いていたのだ。今の映画ファンは現実的で、やたらに理屈をつけたがる。おとぎ話や伝説や怪奇や夢物語より、三億…

【書評】並々ならぬ努力の積み重ねに脱帽『年収1億円を稼ぐ1日1分投資』

多くの“にわか投資家“が「お金を得たい」願望を胸に株式市場に参入する。ビギナーズラックで資金を増やせたとしても長く市場に留まれば資金を溶かしてしまうのが株式市場。 著者は、そんな厳しい世界に20歳で飛び込み、考えぬいた末に選んだ銘柄を1点買いす…

【書評】中小企業や個人事業主必見!『会社の売上を爆上げする You Tube集客の教科書』

小学生のなりたい職業の上位にYouTuberが入るようになって久しい。YouTuberの動画は、再生回数に応じた広告収入が一本いくら、と話題にのぼる。しかし本書はそのような再生回数・広告収入が第一の目的ではなく、企業、特に無名の中小企業が本業のターゲット…

【書評】瀬尾まいこさんの描く大学生の切なく温かい物語。『掬えば手には』

主人公の梨木匠はどこにでもいる普通の大学生。平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。 ところが、バイト先で出会った看護学生の常盤さんは、誰にも心を開いていないみたいで、匠は…

【書評】 私たちは傲慢であり、善良でもある。辻村深月さん作『傲慢と善良』

婚活アプリて知り合った架と真美。結婚の段取りをすすめていた2人。ある日真美は忽然と姿を消してしまう。 失踪前に真美が漏らしていたストーカーの存在。真美は事件に巻き込まれてしまったのか?架はストーカーの正体を必死で探す。 果たして真美の安否は?…

【書評】サンタがサンタをスカウトする『クリスマスキャロル』

本作は、堀江貴文氏主演・プロデュースミュージカル『クリスマスキャロル』の脚本をもとに堀江貴文イノベーション大学校(HIU)のメンバーの協力により作られた絵本である。評者は、初演から今回も含めミュージカルを鑑賞したが、回を重ねるごとにかなりアップ…

【書評】人生は何かを成し遂げるには十分な時間がある『人生の短さについて』

著者のセネカ氏曰く、「人生は何かを成すには十分な時間があるのに、過ごし方次第で短く感じてしまう」という持論。セネカ氏本人は政治の中枢にも関わり、色々な権力者を身近で見てきた経験からこの持論を説いており、老後の楽しみのための準備に夢中になる…

【書評】ゼロからイチを生み出すにはどうすればよいのか?『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』

故瀧本哲史氏のポリシーである「現在生きている方の本に対し、推薦や講評は絶対にしない」を覆してでも、書きたかった瀧本氏の”まえがき”でスタートするペイパル創業メンバーのピーター氏による本です。 タイトルにある0から1を生み出すことは非常に難しい…

【新着記事】とりあえず微笑んどこ。『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』

よくわからないが人に好かれる人っていないだろうか。あの人の周りにはいつも誰かが集まっているっていう人いないだろうか。もちろん理由はある。一緒にいて居心地がよいからだ。さて、人に居心地の良さを感じさせる人ってどんな人なんだろうか? 精神科医に…

【書評】なぜだ? オレを10年間監禁した理由は?『ルーズ戦記 オールド・ボーイ』

「狩撫麻礼は死にました」新作の依頼を打診して来た漫画編集者に対して、狩撫麻礼はこう応えたという。だが、これは断筆宣言ではなかった。彼は狩撫麻礼名義での活動を止めることにしたのだ。1990年代後半の出来事だ。その理由は、作風に対する固定化したイ…

【書評】具体的で実践的『クリエイティブ整理・収納術』

いわゆるミニマリスト生活や片付け、断捨離はブームでもあるので、関連の本を読んだ方も多いだろう。そんな中本書の「クリエイティブ」がどういった切り口なのか、新しい発見を見つける楽しみとともに読んでみた。 まず収納術の考え方だ。著者は自宅のリノベ…

【書評】米中両国が歩み寄ることがない世界でどう生きていくか『危機の地政学』

コロナ禍が引き起こした大きなトレンドは各国の右傾化。更に、足元25週間で過去25年分のグローバル化を後退させたと言われている。コロナ禍が招いたもう一つの功罪は各国内の分断。米国国内が真っ二つに分かれているため、外に共通の敵すら作れない状態。つ…