サイエンス
発達障害といえば、会社員や学校に合わないことから話題になっていますが、他とやり方が違うのがわかっています。まず持って、行動するときに得意なことが違うんです。特性に合わせて上手な生き方をすれば、今よりもずっと楽しくなります。今回ご紹介する本…
著者は東大を卒業後、半導体デバイス・プロセス関連事業に携わってきたエンジニア。 情報化社会の進展とともに、パソコンやスマホはもちろん、家電、ICカード、医療、車、産業機器など、「半導体」が多くのものに使われるようになり需要は右肩上がりに増加し…
脳科学的に物事をネガティブに捉えるかポジティブに捉えるかを解き明かした本書。遺伝子的傾向や後天的な対処の仕方を指南する。 「コップに半分しか水がない」「コップにまだ半分も水がある」物事をネガティブに不安と恐怖をもってに捉えるのも動物的な危機…
皆さんこんにちは。図書館の棚でひっそりとその存在を主張していた『絶滅生物の折り紙』は、一見するとただの趣味の手引き書のように見えます。しかしページをめくるごとに、この本がただものではないことがわかります。マンモスやドードー鳥、モアなど、こ…
皆さんこんにちは。先日、手に取った一冊がニュートン編集部による「14歳からのニュートン超絵解本 超ひも理論」でした。若年層向けとされているこの本ですが、大人が読んでも十分に楽しめる内容でした。視覚的な解説が魅力この本の最大の魅力は、絵がかなり…
本書は浮気のメカニズムを科学的に分析しつつ、男女の心理の違いに焦点を当て、適切な言い訳や対処法について解説しています。「言い訳で使える10のフレーズ」の他、逆に「やってはいけない行動や言い訳」、「バレない浮気の仕方」などが記されており、非常…
本作は、私が初めて読んだディックの小説だ。手にした動機は無論、映画『ブレードランナー』の原作だったからだ。その映画は、私に非常なショックを与えた。その頃のSF映画と言えば、ピュンピュンとレーザー光線が飛び交う様なスペースオペラ的なものが当た…
世界史に触れるのははじめは学校の教科として習う、という方が殆どではないだろうか。暗記やテスト、そんなイメージが、なかなか歴史にとっつきづらい原因ともなっているだろう。しかし実は、いま世の中に転がっている様々な事象は世界史、人類史から来てい…
皆さんこんにちは。令和6年能登半島地震を経験し、地震に対する意識が一変した私は、鎌田浩毅著『生き抜くための地震学』を手に取りました。この本は、地震のメカニズム、日本の地球科学的立場、未来の地震予測、そしてマグニチュードや震度の概念を分かりや…
皆さんこんにちは。令和6年能登半島地震を経験し、地震に対する意識が一変した私は、鎌田浩毅著『生き抜くための地震学』を手に取りました。この本は、地震のメカニズム、日本の地球科学的立場、未来の地震予測、そしてマグニチュードや震度の概念を分かりや…
思考し、行動し続けることこそ人類の希望。 個々の事象からそれを説明する普遍的な法則を探求するというのは、古今東西あらゆる科学者が挑み続けている課題です。生命科学の研究者として、日々生命の仕組みを解明しようと向き合う中で、身の回りの出来事、人…
老若男女問わず、とにもかくにも面白い!アニメやマンガ、特撮を現在の科学で実現しようとするとどうなるのか。引用しているアニメや特撮を知らなくても笑えるし、知っていると余計に笑えて腹がよじれそうになります。著者の柳田理科雄さんが現在の物理法則…
皆さんは、どのように天体を観測するのか、ご存じだろうか?多くの方は「望遠鏡で観測している」ということは、イメージがつくだろう。地球の周りには、ハッブル宇宙望遠鏡もある。では、ここから5500万光年の距離にある、ブラックホールを観測するには…
生物と無生物のあいだと聞いて、皆さんは説明することはできるだろうか?著者である生物学者の福岡伸一氏が自身の経験を踏まえながら「生命とは何か?」を考えていく本となっております。 物語はニューヨークにあるロックフェラー大学で、日本人には有名な野…
皆さんは、子供の頃、いやというほどこのセリフを聞いたのではないだろうか?「早寝早起きは三文の徳。体にいいんだからそうしなさい」というセリフを。しかし、これをお読みの皆さんの中には、このように思う方もいるのではないだろうか?「いや、そんなこ…
皆さんは、「時間」という概念をどのようにとらえているだろうか?そもそも、何故僕たちは「時間」を感じるのだろうか?書店に行くと、数々の時間術の本が並んでいる。メンタリストDaiGo氏の本や鈴木祐氏の著書にも、時間術の本がある。その中で、今回紹介す…
お茶の水女子大学大学院教授であり、医師、医学の博士である飯田 薫子氏と、関東大学院大学栄養学部准教授である寺本 あい氏による一生役立つきちんとわかる栄養学。 私事ですが、小学時代から20代後半まで体調管理というものを知らず、毎日が頭が働かず、だ…
現在のコンピュータで解けない問題を一瞬で解くことのできる夢のようなコンピューター、それが量子コンピュータである。量子コンピューターを理解するには原子より小さい世界は我々が経験する世界とは違う物理法則が働いていると理解が前提である。 原子は陽…
人は明るい気持ちで笑顔になっていると、たくさんの「いいこと」がある。と言う著者は、精神科医。気持ちが明るくなったり、暗くなったりするのは、全て「主観」の問題であると述べる。同じ出来事に遭っても、平然としている人もいれば、不安に襲われる人も…
コロナ禍が引き起こした大きなトレンドは各国の右傾化。更に、足元25週間で過去25年分のグローバル化を後退させたと言われている。コロナ禍が招いたもう一つの功罪は各国内の分断。米国国内が真っ二つに分かれているため、外に共通の敵すら作れない状態。つ…
普段の生活の中で、お目にかかる機会が少ないと思える職業である「数学者」。そんな数学者や数学に関わる方を中学生から名誉教授に至るまでインタビューした本である。 読み始めていくと、予想通り風変わりな性格や行動様式の人が出てきます。具体的には通勤…
衝撃的な見出しで信じられない人もいるかもしれませんが、当著で提案され、当時賛否両論が巻き起こった本である。遺伝子とは「自分のコピーを残すこと」を目的とした自己複製子であるという主張です。 この前提を頭に入れて読み進めると、世の中のあらゆる行…
YouTubeの討論番組でお見かけする高橋祥子 先生。ジーンクエストというゲノム解析サービスをする会社を設立、同社代表取締役。考えとか、話の切り口が凄く面白くって、著書を読書。サイエンス(科学)には2つの側面がある。①アートな面、②実利的な経済社会…
YouTubeの討論番組でお見かけする高橋祥子 先生。ジーンクエストというゲノム解析サービスをする会社を設立、同社代表取締役。考えとか、話の切り口が凄く面白くって、著書を読書。サイエンス(科学)には2つの側面がある。①アートな面、②実利的な経済社会…
日本における半導体の栄枯盛衰、海外勢の半導体に対する姿勢。そして著者が日本の半導体復活にどの様に取り組んでいるのかが書かれている。 日本の半導体はトランジスタの小型化にはじまりインテルのDRAMを高性能で安価に供給することに成功したことで黄金時…
ゲノム解析のテクノロジーが発展すれば、今後みんなが自分の体の情報をリアルタイムで知る事ができ、健康増進に繋がる。そして、不幸な死を迎える人が少なくなり、いい未来に繋がると思う。さらに面白いと思ったのは、体質や疾患発症のリスクが知れるのは当…
私はマッサージ師なので仕事柄、人の身体を触る機会が多い。しかし触れる事に関して感覚的には考えてきたが、科学的にはあまり考えてこなかったと痛感させられた一冊。著者であるデイヴィッド・J・リンデン氏が神経科学者であり専門的な部分も多いが、医療関…
ノーベル賞受賞者の多い国はチョコレートの消費量が多いと言う。ということはチョコを食べまくればノーベル賞が多く出るのだろうか?。そうではもちろんない。これが相関関係はあるが因果関係はないという現象である。 AI、機械学習のブームでいろんな相関関…
本書のはじめにの部分を紹介する。本書は「自己啓発本」をうたう多くの本とは異なっている。本書にはどうすれば自分を変えれるかよりもということよりも、自分の生活を変えるために何ができるかについて書かれている。 私の発見によれば、ほとんどの人にとっ…
本書ではイルカやクマなど様々な動物たちの、仲間や親戚の死に直面した時の行動・反応が細かく書かれている。 驚いたのはニホンザルの母親で不思議なことに、死んだ小猿の死骸をずっと抱え続ける母猿がいる。小猿の死亡率はとても高く、ほとんどの母猿が一週…