サイエンス
現在のコンピュータで解けない問題を一瞬で解くことのできる夢のようなコンピューター、それが量子コンピュータである。量子コンピューターを理解するには原子より小さい世界は我々が経験する世界とは違う物理法則が働いていると理解が前提である。 原子は陽…
人は明るい気持ちで笑顔になっていると、たくさんの「いいこと」がある。と言う著者は、精神科医。気持ちが明るくなったり、暗くなったりするのは、全て「主観」の問題であると述べる。同じ出来事に遭っても、平然としている人もいれば、不安に襲われる人も…
コロナ禍が引き起こした大きなトレンドは各国の右傾化。更に、足元25週間で過去25年分のグローバル化を後退させたと言われている。コロナ禍が招いたもう一つの功罪は各国内の分断。米国国内が真っ二つに分かれているため、外に共通の敵すら作れない状態。つ…
普段の生活の中で、お目にかかる機会が少ないと思える職業である「数学者」。そんな数学者や数学に関わる方を中学生から名誉教授に至るまでインタビューした本である。 読み始めていくと、予想通り風変わりな性格や行動様式の人が出てきます。具体的には通勤…
衝撃的な見出しで信じられない人もいるかもしれませんが、当著で提案され、当時賛否両論が巻き起こった本である。遺伝子とは「自分のコピーを残すこと」を目的とした自己複製子であるという主張です。 この前提を頭に入れて読み進めると、世の中のあらゆる行…
YouTubeの討論番組でお見かけする高橋祥子 先生。ジーンクエストというゲノム解析サービスをする会社を設立、同社代表取締役。考えとか、話の切り口が凄く面白くって、著書を読書。サイエンス(科学)には2つの側面がある。①アートな面、②実利的な経済社会…
YouTubeの討論番組でお見かけする高橋祥子 先生。ジーンクエストというゲノム解析サービスをする会社を設立、同社代表取締役。考えとか、話の切り口が凄く面白くって、著書を読書。サイエンス(科学)には2つの側面がある。①アートな面、②実利的な経済社会…
日本における半導体の栄枯盛衰、海外勢の半導体に対する姿勢。そして著者が日本の半導体復活にどの様に取り組んでいるのかが書かれている。 日本の半導体はトランジスタの小型化にはじまりインテルのDRAMを高性能で安価に供給することに成功したことで黄金時…
ゲノム解析のテクノロジーが発展すれば、今後みんなが自分の体の情報をリアルタイムで知る事ができ、健康増進に繋がる。そして、不幸な死を迎える人が少なくなり、いい未来に繋がると思う。さらに面白いと思ったのは、体質や疾患発症のリスクが知れるのは当…
私はマッサージ師なので仕事柄、人の身体を触る機会が多い。しかし触れる事に関して感覚的には考えてきたが、科学的にはあまり考えてこなかったと痛感させられた一冊。著者であるデイヴィッド・J・リンデン氏が神経科学者であり専門的な部分も多いが、医療関…
ノーベル賞受賞者の多い国はチョコレートの消費量が多いと言う。ということはチョコを食べまくればノーベル賞が多く出るのだろうか?。そうではもちろんない。これが相関関係はあるが因果関係はないという現象である。 AI、機械学習のブームでいろんな相関関…
本書のはじめにの部分を紹介する。本書は「自己啓発本」をうたう多くの本とは異なっている。本書にはどうすれば自分を変えれるかよりもということよりも、自分の生活を変えるために何ができるかについて書かれている。 私の発見によれば、ほとんどの人にとっ…
本書ではイルカやクマなど様々な動物たちの、仲間や親戚の死に直面した時の行動・反応が細かく書かれている。 驚いたのはニホンザルの母親で不思議なことに、死んだ小猿の死骸をずっと抱え続ける母猿がいる。小猿の死亡率はとても高く、ほとんどの母猿が一週…
みなさん。人類が発展してきた背景には偉人の他にも多くの素材、材料が鍵になってきたことをご存知でしょうか?変化の激しい時代では何がきっかけで世の中が大きく変わるかわからない。歴史の中から何かヒントを!というのを素材という観点から深掘りされて…
本書はAIって実際に何ができるの?データサイエンティストって仕事をよく聞くけど何しているの?、自分の会社でもよくわかってないけどAIを使いたい!。そんな人が1冊目に読むのにおすすめの本だ。 これまでの日本社会はKKD(勘・経験・度胸)が大事であった…
親子で学ぼう!小学生から!って雰囲気のこの図鑑ですが、統計の基礎から始まり、多変量解析、ベイズ統計学、ビックデータ。しっかり勉強ができます。細かいところは置いておいて、まずイメージを掴みたい人に。 本書は統計学の図鑑だ。見開き2pで図たっぷり…
「科学の面白さの核心を伝える本を書いてみたい」そんな著者の思いから生まれた科学エッセイ。物理学者らしからぬ柔らかい表現で語られる、不思議で美しい22の科学夜話である。 寄せては返す波の響きに、永遠という言葉が心に浮かぶ。昼と夜の交代や月の満ち…
想像してみよう。遠くの世界のことを。想像してみよう。あなたは火星の赤い大地に立ち、青い夕日が沈むのを見ている。想像してみよう。あなたは宇宙船の窓から「星月夜」の絵のような木星の渦を間近に見下ろしている。 地球に生命が誕生したのはおよそ40億年…
遺伝子検査は、したことあるだろうか?遺伝子検査はかなり敷居が高く感じ、まだ遺伝子検査をするのにも安くない。そこで、著者が簡単な6つの指標から、自分の遺伝子が分かるように書いたのがこの本だ。 糖質制限をしているのになかなか痩せない、年齢も老い…
山中伸弥教授を知っているだろうか?京大で、iPS細胞を発見し、マウス実験、人体実験で再生医療として取り入れた人物だ。彼の功績は、世界に認められ、ノーベル賞を受賞した。だが、彼は未だ満足しておらず、昔も未来も向いてる所は同じであった。重度の病を…
あなたは菌と聞いて、何を思うだろうか?感染症の原因だろうか?汚いというイメージがあるだろうか?確かに、その要素もある。だが、それ以上に菌はもっと身近な存在なのだ。 この世は菌によって成り立っている。そう言っても過言はないだろう。なぜなら、人…
私たちは常に勘違いしている。常識に合わせようとしている。常識というものは、「常」識ではない。常に変化していっているのだ。 常に変化しているこの世界。テクノロジーはどんどん進歩し、仕事がなくなったり、新しい仕事が増えたりしている。 その中で、私…
あなたはストレスを抱えていますか?ストレスというのか無自覚で、かなり溜まっていることが多いです。上司の罵声、将来への不安、借金の返済など。人生には沢山のストレスがあります。ストレスを放っておけば、爆発し悲惨なことになりかねません。この本は…
睡眠は人生において「必要不可欠なもの」のひとつである。そして、この本はあなたの睡眠を史上最高にする。 結論から言ってしまえば、睡眠とは最初の90分で決まる。最初の90分が肝心なのだ。眠りの質を高める習慣術を行うことで、最高の90分は手に入れることが…
ノーベル賞を受賞した吉野彰氏が科学に興味を持った本ということで有名になった本書。化学で飯を食べている評者も読まなくてはと思い今回読むことにした。 内容はファラデーが実験の実演を行なっている様子とともに進んでいく。ロウソクをみて、真ん中だけ溶…
本書は7人の数学者および4人の数学マニアを通して、タイトル通り数学者の日常について垣間見ることができる作品である。熟成しきった数学の世界はヤバイ。天才しか通用しねぇ。 大学の先生から、予備校の先生、小学生の天才数学者まで、本書ではいろんな形で…
普段あまり意識することはないけれど、いつも働き続けてくれているダム。台風や地震などの災害時には存在感が増して話題に上ることも増えるようになるけれど、みんなダムのことを知らないのではないか?。 本書を読めばダムについての歴史やダムが果たしてい…
男性の読者の皆様は女性にどう触れていますか?触れる際に何か気を付けていることはありますか?このことを考えるには“皮膚”という触覚器を考えなければいけません。 触覚が優れている点は、優しく(適切な速度でのみ)撫でられるのを好む傾向を持つこと、そ…
世界的理論物理科学者であるスティーブン・ホーキング氏が自らの専門分野である“宇宙”を軸に人々が今まで抱いてきた疑問を解き明かす。 とにかく我々の想像を超えている事が宇宙では常に起こっている。宇宙が始まる前には“時間”という概念が存在していない。…
あり得ない色の組み合わせに刺激される脳みそ。 あの爬虫類ハンター 加藤英明先生監修のトカゲ図鑑です。http://shizuokakameken.seesaa.net/article/461757296.html 動物は捕食者(天敵)がいない方が、体色は派手になり、行動は大胆になる。 メスがその方…