HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】地震と向き合う – 『生き抜くための地震学』から学んだこと

皆さんこんにちは。令和6年能登半島地震を経験し、地震に対する意識が一変した私は、鎌田浩毅著『生き抜くための地震学』を手に取りました。
この本は、地震のメカニズム、日本の地球科学的立場、未来の地震予測、そしてマグニチュードや震度の概念を分かりやすく解説しています。
さらに、日本列島の活火山がスタンバイ状態にあること、南海トラフ地震が起きて首都圏を直撃する可能性も指摘しています。
特に興味深かったのは、災害とどう向き合うかについての部分で、地震への理解を深めると共に、帰宅マップの使い方や震災発生シミュレーションなど具体的な対策や心構えを学ぶことができました。
SNSなどで科学的に根拠のない、不安を煽る書き込みも目立つなか、この『生き抜くための地震学』は、理学的・工学的なアプローチから地震・火山のメカニズムを解説し、現実の災害に立ち向かうための指南書として一読をおすすめします。