2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
手塚治虫率いる虫プロダクション制作のテレビアニメ作品であり、同時進行で少年誌に連載されたのが本作『W3』だ。多忙、且つリテイクの鬼である手塚治虫が絡むと番組の制作が遅れるから、本流のアニメ部隊には関わらないでくれと言われ、ハブられた手塚治虫…
ママは僕のことを全然わからず、いつも怒ってばかり。「何回言ったらわかるの!」と言われても、何を言っているのかわからない。でも、それは僕だけではなく、パパも一緒。大人でも5歳の子供と同じ考え方。なぜなら、男の子は自分の興味を持ったことに夢中に…
普段の生活の中で、お目にかかる機会が少ないと思える職業である「数学者」。そんな数学者や数学に関わる方を中学生から名誉教授に至るまでインタビューした本である。 読み始めていくと、予想通り風変わりな性格や行動様式の人が出てきます。具体的には通勤…
ブランディングは広告宣伝やマーケティングの一施策ではなく、持続可能な企業になるための経営戦略。優秀な人材が集まり、広告に力を入れずとも利益を生み続ける、本書にはそんな理想的な企業になるためのブランディングメソッドが示されています。 ブランデ…
短編小説や中編小説が何本かあるのですが、やはり個人的には「地球の自転が止まる」ということを数百年前に分かったとして、そこから人類がどうしてきたのか、どんな影響が起き、これから人類存亡のために、過去の準備を踏まえてどうするのかという設定での…
ちょっとぼんやりで内気なメガネっ子の今日子、関西弁丸出しでややふくよかな留利子、くわえタバコにクールな物言いの麻美。美大の油絵科に通う女子三人。現在二十歳の同級生で、ボロアパートで同居中。いずれも男っ気無し。芸術に真剣に向かいつつ、たまに…
妻を殺された男に復讐をすべく潜入捜査中で主人公の1人である「鈴木」、ターゲットを自殺させることを生業としているが、自殺に関わった人の幻覚に悩まされる2人目の主人公の「鯨」、そしてナイフを使いで殺し屋である3人目の主人公である「蝉」の3人の視点…
妻を殺された男に復讐をすべく潜入捜査中で主人公の1人である「鈴木」、ターゲットを自殺させることを生業としているが、自殺に関わった人の幻覚に悩まされる2人目の主人公の「鯨」、そしてナイフを使いで殺し屋である3人目の主人公である「蝉」の3人の視点…
私もTVなどで拝見したことはあるが、本当の姉妹では無い事にまず驚き、40代・独身・女芸人という肩書ながらエッセイを書いている時には6畳一間に2人暮らしというのも更に驚きました。この年代になると別の部屋が欲しいと思うところだが。。。 エッセイという…
本書は、2020年発刊の『ブランディング・ファースト』の続編なのだそうだ。広告費をかける前に「ブランド」をつくる。これが前著のサブタイトルで、数多の広告に埋もれない為に「ブランド」を構築せよ、といったものだったのだろう。時が経ち、状況は悪化し…
ふとしたきっかけから「お茶」を習い25年、人生の大事なことに気づいていくエッセイ。著者の森下氏が20歳からお茶を習い始めますが、最初上手くいかずやり方を聞いても教えてももらえない状況が続きます。本人も就職がうまくいかず、「お茶」での成長も感じ…
室町時代といへば金閣&銀閣!それ以外はぼんやりしていた。ドラマなどに取り上げられることも少なくやや知名度が劣る。しかし、本書でそのイメージは見事にひっくり返された。 南北朝時代から戦国時代までを含むと実に250年も続いた足利時代。一体何が起こ…
以下の中で、どれが一番ハードだろう.........?1)ワイキキ・ラフ・ウォータースイム大会:3.8km...2)オアフ島一周サイクルロードレース:180km......3)ホノルルマラソン:42.195km... 「それらすべてをいっぺんにやるのが一番ハードさ!!」そんな会話か…
衝撃的な見出しで信じられない人もいるかもしれませんが、当著で提案され、当時賛否両論が巻き起こった本である。遺伝子とは「自分のコピーを残すこと」を目的とした自己複製子であるという主張です。 この前提を頭に入れて読み進めると、世の中のあらゆる行…
世紀末モノの漫画である。ノストラダムスの予言した“恐怖の大王”とは偶発最終核戦争のことではなく、太陽黒点の異常増殖による地球規模の天候異変だった。食糧危機は世界の秩序を瞬時に解体し去った。二年続きの世界的な作物不作、次いでアメリカとソ連が局…
最近あるイベントのお手伝いをした際に、「スタッフのホスピタリティが高く、良いイベントだった」という言葉を頂いた。ホスピタリティとは何だろうか?というこの時感じた素朴な疑問に対する答えを自分なりに出したいと思い、当著を読みました。ネットで調…
22年間で7,000人以上に料理を教えてきた著者は、かつては料理が苦手で、子育てをしながらの料理の時間はとても憂鬱だったそうだ。なぜなら、家族の健康のためと頑張れば頑張るほど義務感を感じ、自分自身が味わい楽しむことができなかったという。 そんな時…
数十年前に居酒屋で飲んだ日本酒は何か変な匂いがして飲むと気分が悪くなった記憶ばかり。それ以来、日本酒は敬遠するようになったが、最近は美味しいものが増えてきたと感じる。 そしてメニューにただ日本酒と書かれてるのではなく、銘柄で書いている店が多…
二度に亘る外タレ興業の不入り。3億5千万円の借金。一匹狼の呼び屋、馬渡真助(まわたり・しんすけ)は、その夜、家財一式を売り払っての夜逃げを図ろうとしていた。宵闇のなか突然の訪問者。債権者か!?開け放されたドアに立ったのは、気品すら感じさせる…
海外に行った際に、とても良い本だと紹介された本書は、2019年時点で全世界2,800万部を超えるベストセラーとなった『チーズはどこへ消えた?』の著者により書かれたもの。当時はまだ日本で発売されておらず現地で購入したのだが、今となっては、英語だったか…
日本人には不思議な行動習慣があります。ハロウィン・クリスマス・葬式・初詣をほとんど人が違和感なく受入・参加しています。このような行動から見てインバウンドに期待する日本人には異文化を受け入れる寛容さがあると思われますが、残念ながら国際化や外…
皆さんマウス使ってますか?私は過去会社支給のマウスではなく、自分に合うマウス(相棒)を探し求めて、何度も現物を見たり買い替えました。1万円越えの高額マウスを出張先で失くした時はしばらく落ち込みました・・・ そんなマウスの使用が当たり前となっ…
経営者は、新たなビジネスの種を探し続けなければ、長期的な繁栄は叶わない。その為には成長性の見込める分野に常にアンテナを張っておかなければならない。本書は、化粧品と健康食品業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行なってきた著者が、新た…
コロナの影響かもしれませんが、2022年現在テレワークやオンライン会議はもはや日常になっている。そんな日常を10年前に想像した人は一体何人いるだろうか?この本は10年前発行とは思えないほど現在の働き方を明確に予言した良本である。 さらに凄いところは…
最近露出が多い成田悠輔氏。色々とご活躍されていますが、彼の専門はデータ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン、ウェブビジネスから教育・医療政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、企業や自治体と共同研究・事業を行うと…
横浜元町で、インテリアショップ店員として働いているチー坊こと島田千代之助の前に、あの男が突然姿を現した。「センパイ!」エレキ・ギターはプロ級、カワサキのW1スペシャルで長髪なびかせてドド〜ン、酒を飲むと「死ぬ死ぬオレは自殺する」と口ぐせの様…
あらゆる沈黙とはかりあえるほどのガンジス河のほとり。彼の地で男は”B”と呼ばれていた。三年前、スポーツ記者だった男はフィアンセと共に突然失踪した、とされていた。「多分弟は、何事か想像もつかないような事件に巻き込まれたのだと思う。警察さえも頼り…
USP=他者とは違う唯一無二のあなたの価値。価値をどうやって作り上げるか?それが新規参入の重要なポイントなのだ。 「ポケットに5000曲」と聞くとどう思うか?かのスティーブ・ジョブスがiPodを発表した時のセリフである。多くの人は興味を抱くだろう。そし…
本作は有名youtuberの朝倉未来(みくる)のもう一つのストーリー?の漫画だ。LINEマンガで読むことができる。中学生の朝倉未来はなぜ戦うのか。 本作は朝倉未来が主人公だ。また、youtuberのメンバーの岡くんや吉田くんも出てくる。中学生の未来は疑問を持っ…
ユニークな本だ。というのが、本書を手にした際のファーストインプレッション。「50人と、5組の夫婦の人生をご紹介し、「収入」の内訳と推移を徹底解剖!」と謳っている様に、読み物、というよりデータ集といった趣きのある本書は、著者の或る想いから作成さ…