22年間で7,000人以上に料理を教えてきた著者は、かつては料理が苦手で、子育てをしながらの料理の時間はとても憂鬱だったそうだ。なぜなら、家族の健康のためと頑張れば頑張るほど義務感を感じ、自分自身が味わい楽しむことができなかったという。
そんな時、毎日忙しく疲弊し笑顔のない母の表情を目にした著者の娘の一言がダンドリクッキング開発のきっかけになったという。栄養バランスがとれた献立や買い物、調理から冷蔵庫の使い方など料理全般に関わる動きを効率化し、手際良く楽しく早く料理ができる方法を生み出した。それがダンドリクッキングだ。
本書には、夕方疲れた時にたった10分でできる疲労回復メニューや、週末余った材料でできる簡単メニューなど、著者おすすめのテーマ別、簡単に作れる10の時短レシピと料理の出来上がり写真がカラーで掲載されているため、誰でも簡単に作ることができる。
かつては、時間に余裕がないと心にゆとりが持てずにイライラし、周りの人のことまで考えられなくなってしまったこともあったという。しかし、時短料理を行うことにより、やらなければいけない料理から食べてくれる人の笑顔を思って作り、自然と自分も笑顔になり、周りにも良い影響を与えているそうだ。また、時間の余裕ができたことにより気持ちの余裕もでき、新しいことにチャレンジしたいと思えるようになり、毎日の料理の変化により自分の人生も大きく変化させることができたのだ。