HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】神様…私はタピオカが好きなのに、タピオカ屋さんが減っているんですけど…『人生に悩んだから聖書に相談してみた』

コミカル聖書決定版。キリスト的読み易さ。そして神様の悪魔的優しさ。 なにが悪魔的優しさかというと「SNSで映える写真を撮りたいのですが…」という質問にまで神様が答えているからです。 一番重要なことを先に伝えるとこの本の巻末にはキリスト教への勧誘…

【書評】やりがい搾取系企業の行く末は?『「辞める人・ぶらさがる人・潰れる人」~さて、どうする?~』

本書は、医師であり、経営コンサルタントの著者が、数多くの企業の社員や組織管理者の声を聞き、そこから得られた情報を経営学、医学、心理学の専門知識をもとに、組織の問題点を科学的に分析する。 多くの組織がかかえる人材の悩み。退職者が相次ぐ組織を例…

【書評】絵本がもたらしてくれる”目覚めたまま見る夢”のなかで、子どもは確実に成長していく。『1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる』

”植物はある日突然芽を出します。種を蒔いたことを忘れてしまうくらい、長い期間、土のなかで必要な水分と養分を吸収した種は、準備が整った瞬間、ひょっこりと芽を出します。そしてにょきにょきと生長を始めます。土のなかでじっとしている時間は、何も起き…

【書評】どうせ人間なんて無意味な存在なんだから、神様に身を委ねてみれば?『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』

人の脳は、放っておくと悪いことばかりを探し出す。つまり不幸になる。だから不平不満を募らせ、愚痴ばかり言っている人、不幸を嘆き続けている人というのは、幸せになる努力を怠っているということだ。彼らは考えているように見せかけて、実は何も考えてい…

【書評】経営戦略の常道とは?『経営者が語る戦略教室』

本書は、自らの体験を基に、経営戦略の要点を語る日経新聞の連載をまとめたもので、22人の著名な経営者の記事が掲載されている。それぞれ、業態も企業規模も社歴も異なるので内容も様々。参考になるものもあれば、そうでもないのがあるのも、読み手次第とも…

【書評】日本料理は、芸術作品『フランスで大人気の日本料理教室』

本書は、食育日本料理家として活動を行う著者により、1000年以上続く日本の食文化や日本料理にあるその意味や、楽しみ方について紹介している。 著者の活動の中でも、フランスで行う日本料理のマナー教室や実演は、毎回大盛況で、フランス人の日本料理に対し…

【書評】10秒であなたも動ける! 『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』

よく著名人の本に「行動力」が重要だと書かれてますが、実際、なにからやれば良いのか分からなくなることはありませんか? 本書では、「行動力」を生み出す具体的なマインドや考え方を導くコツを優しく解説してます。 マインドに関しては、「不安」な感情を…

【書評】博報堂の先輩からもらった嬉しい言葉『君がイキイキしていると僕はうれしい』

1. 不安を抜け出して、イキイキしたい人2. 頭では分かっているけど、どうすればいいか分からない人3. 凹んでいる部下のモチベーションを上げたい上司 この本はこのような悩みをもつ方のために書かれました。 『生まれ変わるための小さな62の行動』とい…

【書評】どうせなら本来のアナーキーなルパンも味わってみてはいかが?『ルパン三世』

2019年に公開された映画『ルパン三世 THE FIRST』をWOWOWで観てみたら、なんの熱量も感じ取れず、ちっとも面白くもなかったのでこれを書いている。いつの間にやら、ルパン三世は困っている純真な女の子を見ると、無条件で手助けしてやる善人になってしまった…

【書評】花には、人に影響を与える力がある『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365~伝統・文化 華道(生け花)』

1日たったの5分。本書を読むことにより、教養が身につく。本書が読み終わる1年後には、自分が暮らす世界の見方が変わってくるそうだ。 今回とりあげる華道とは、生け花とも呼ばれ、季節の草花や木の枝を使い、その美しさを表現したり、観賞する芸術である。 …

【書評】契約内容はしっかり確認しよう 『正直不動産』

不動産会社で営業をしている永瀬。老夫婦のアパート建て替えの契約では言葉巧みに誘導し、素人が読み取れないレベルの条項を契約書に盛り込む。「不動産営業は嘘ついてナンボのイカレた世界」。そんな言葉も発しては勢いづいていた永瀬だったが、とある石碑…

【書評】契約内容はしっかり確認しよう 『正直不動産』

不動産会社で営業をしている永瀬。老夫婦のアパート建て替えの契約では言葉巧みに誘導し、素人が読み取れないレベルの条項を契約書に盛り込む。「不動産営業は嘘ついてナンボのイカレた世界」。そんな言葉も発しては勢いづいていた永瀬だったが、とある石碑…

【書評】人間の「心」というものを描き切った小説家の素顔とはどんなものだったのか。『坊ちゃんの時代』

私たちがよく目にする写真の夏目漱石は、いつも物憂げで思慮深そうな、澄ました顔をしている。これぞ”日本の小説家"という顔である。近代日本文学の頂点に立つ作家の一人なのだから、それは当然文句のつけようもない。 しかし本書での彼は、小心者で、臆病で…

【書評】人間にとって知らないことが分かるということはこれ以上にない快感。『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365』

そういえば、お正月って何を祝ってるんだろう?酒造りの歴史って?地震ってなんで起こるんだっけ?天皇っていつからいるの?竹取物語ってどんな話?花火はどうやって生まれたの?禅を日本に伝えたのは誰?日本で初めて恐竜化石が見つかったのはいつ?全身麻…

【ランキング】今週読まれた書評【2020/10/11-18】

1位 bookrev.horiemon.com コロナ移住のすすめ ~2020年代の人生設計 作者:藻谷 ゆかり 発売日: 2020/09/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 2位 bookrev.horiemon.com 男の子のやる気を引き出す 朝のことば 作者:平岡 宏一 発売日: 2020/07/18 メディア: …

【書評】「QSC + Vで、正々堂々と競合に勝つ。『デキるビジネスマンの掟』

「QSC + Vとは「クオリティ、サービス、クリーンネス + バリュー」のことで、上に書いた言葉はマクドナルド創業者であるレイ・クロック氏のものだそうだ。著者の香坂伸治氏は、日本マクドナルドの本部管理職を歴任した後、米国マクドナルド本社に異動して活…

【書評】最低限言いたい事を10分で。まずはそこからでOK!『絶対失敗しない! ササるプレゼン ― 成果を上げるプレゼンテーションのすべて― 【オンライン完全対応】』

生活をする上で、人に何かを説明する,提案する,紹介するなどの場面は少なからずあると思う。しかし相手側に興味を持ってもらい、納得して受け入れてもらうのはなかなか難しい。 プレゼンをする上で、相手と自分は全く違う価値観を持っていると理解すること…

【書評】最低限言いたい事を10分で。まずはそこからでOK!『絶対失敗しない! ササるプレゼン ― 成果を上げるプレゼンテーションのすべて― 【オンライン完全対応】』

生活をする上で、人に何かを説明する,提案する,紹介するなどの場面は少なからずあると思う。しかし相手側に興味を持ってもらい、納得して受け入れてもらうのはなかなか難しい。 プレゼンをする上で、相手と自分は全く違う価値観を持っていると理解すること…

【書評】シリーズ第5弾!遂に日本版が登場『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365~伝統・文化 芸妓(舞妓)、幇間~』

本作は、遂にシリーズ第5弾、テーマは日本。日本版を読みたいという多くの声により誕生したそうだ。日本を知るための365の知識がまとめられている。 今回は、伝統・文化の芸妓(舞妓)、幇間についてとりあげる。芸妓とは、「唄や踊りなどの芸で、宴会の席に楽…

【書評】成功は運によるものだが、失敗は自分のせいだ。『松下幸之助 生き抜く力 仕事と人生の成功哲学を学ぶ』

ファンもつくれないような商売人は、私はあかんと思います。自分の主張すべきことは主張し、正しい姿というものがビシッと先方に入れば、先方がファンになるんです。「なかなか話せる商売人、話せる店やなぁ。わしはお前のところで買うてやるで」とこうなる…

【書評】東大卒→マッキンゼー経由→お笑い芸人『キャリアを手放す勇気』

キャリアを手放すこと。 著者の石井てる美さんがもっていたキャリアとは東大卒、マッキンゼー入社など捨てるに捨て難いものです。そしてその経歴の次が『お笑い芸人』ですので、ジェットスターではなく『タワーオブテラー』並みの急降下ではないでしょうか。…

【書評】もっと早く知りたかった…地方在住のお金のリアル『コロナ移住のすすめ』

『地方在住とは定年後の夢ではなく現役世代ですでに始まっている』 コロナに伴いテレワークを経験する人が増えたことにより、多くの人が既存の働き方を見つめ直したのではないかと思う。出社しなくても仕事はできる。満員電車に乗る必要もない。この気づきは…

【書評】人生は選択の連続であり、大切なのは何をしたかではなく、それをどう受け取るか『君の膵臓をたべたい』

「残り少ない私の人生の手助けをさせてあげてもいいよ」内向的で、自分の世界に閉じこもりがちな「僕」と、僕とは正反対の性格の、いつもクラスの中心で笑っている「君」。今までも、これからも、きっと関わることのないはずだった二人は、ある日彼女が落と…

【書評】校長の話がこんなに面白いなんて『男の子のやる気を引き出す朝のことば』

数々の著名人を輩出した清風学園。その校長先生の話を集めた1冊になります。心の持ち方や物事の考え方など、青春時代を送る生徒に向けた話の中には人生のヒントがいっぱいです。 私自身、学生時代の校長先生の話などほとんど覚えていません。イイ話を言って…

【書評】病める人を減らすことから始めよう『「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?』

本書は、「良い人材が健全に定着する組織を科学的に作る方法」という副題と通り、人が定着しない「組織の病」の原因と対策を、マーケティング手法を使いつつ、豊富な具体例を出して分かりやすく解説してます。 みなさんの会社や組織では、バリバリ活躍する人…

【書評】個人的ベストセラー『愛着障害』

個人的に素晴らしい本に出合ったと思う。理由は書店に溢れる「不安に打ち克つ」「悩みが消える」などの本に書かれているエッセンスを全否定してくれるからである。 脳科学的に人間は常に不安を製造する生き物だということは証明されている。アドラー心理学の…

【書評】現代の子供に尊重するほどの個性なんてないでしょう『虫眼とアニ眼』

養老孟司さんと宮崎駿さんの対談集になります。テーマは人、自然、虫、今の時代。何よりも子供についてです。 千と千尋の神隠しの映画は宮崎駿さんが10歳の子供たちのために映画を作りたいと思って制作しました。10歳の子供に宮崎駿さんは何を伝えたかったの…

【書評】鬼才 狩撫麻礼の作風を、谷口ジローの迫真の画力が完成させる。『青の戦士』

私が、初めて谷口ジローの漫画を眼にしたのが本作品である。週刊漫画誌で読んだそれは、いきなりの最終回だったが、そのインパクトは強烈であった。神秘性のある独特の雰囲気を持ったストーリーを、緻密で迫力のある画が下支えをしていた。最終回だけを何度…

【書評】あなたも知らずに使っている『AI(人工知能)まるわかり 』

みなさん、人口知能(AI)と聞くと、どのような印象を持たれますか。「なんか知らないけど凄く便利なモノ」や「自分の仕事を奪う怖いもの」など、期待と怖さが半々という感じではないでしょうか。本書では、人口知能(AI)の開発の歴史や現在できることの説明か…

【書評】取越苦労厳禁。『幸福なる人生 中村天風「心身統一法」講演録』

「体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力。六つの力の内容量を豊富にしろ」と著者は言う。 そして、常日頃から、観念要素の更改をすることを訴えかける。「今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず、正直、深切、愉快に、力と勇気と、信念とをもって自己の人生…