HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ライター:倉田阿耶

【書評】人生なんて回転寿しみたいなもん『どこでもいいからどこかへ行きたい』

旅というのは非日常、計画の外を求めてするものだ。それなのに、その旅をきちんと計画を立ててするというのは、ちょっと衝動を社会に飼い慣らされすぎじゃないか?そんなに自分をうまく管理できるなら、そもそも旅になんか出なくていいのでは? 著者が旅に出…

【書評】歳をとることを恐れる人ほど、老化しやすい!?『脳が老いない世界一シンプルな方法』

不安が起きるとき、そこには必ず、対象についての無知がある。老いるとはどういうことかをよく知らないから、老いの恐ろしさが水増しされるのだ。 身体と脳が老いていくときのメカニズム、身体と脳のエイジングを防ぐ方法、老いにどうやって向き合っていくか…

【書評】いかに軌道修正を繰り返して、目的地に向かっていくか。『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 下』

「やってみなはれ」。鳥井信治郎の愛用語である。著者によれば、三つの意味があるらしい。一つは「やってみなければ何も始まらない」、二つ目は「それで失敗しても構わない」、三つ目が「失敗の中に必ず成功につながる何かがある」。これほど愛情深い言葉が…

【書評】いかに軌道修正を繰り返して、目的地に向かっていくか。『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 下』

「やってみなはれ」。鳥井信治郎の愛用語である。著者によれば、三つの意味があるらしい。一つは「やってみなければ何も始まらない」、二つ目は「それで失敗しても構わない」、三つ目が「失敗の中に必ず成功につながる何かがある」。これほど愛情深い言葉が…

【書評】その船に乗るも乗らぬも、やってみるしかない。国産ウイスキー造りに命を捧げた男、鳥井信治郎。『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 上』

経営の神様、松下幸之助。世界でトップの家電製品の企業を築き上げた人物が、生涯その恩を忘れず、”商いの師”とした人物が、本書の主人公である、サントリー創業者、鳥井信治郎であった。 そんな鳥井信治郎が生まれたところから、物語ははじまる。”商いの都”…

【書評】国語は科学だ!そして創作とは建築学である!『ドラゴン桜2(6)』

「生まれてすみません」聞き覚えのあるフレーズとともに登場した国語の特別講師、太宰府治。そんな太宰府先生が重要視するのが、読解力だ。 本書は、皆さん知っての通り東大受験漫画である。そして本巻は、国語集中巻となっている。 全ての教科で必要なもの…

【書評】なぜ、あの年、あの時に逗子の海を歩いたのだろうか。『なぎさホテル』

「いいんですよ、部屋代なんていつだって」著者が作家として今日まで生きてこれたのは、「逗子なぎさホテル」で過ごした日々があったからだった。その七年余りの日々は、時折、思い起こしても、夢のような時間であった。 本書は、作家、伊集院静さんが、今は…

【書評】それは正しい胸の痛みであり、正しい息苦しさだった。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

大学二年生の頃、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。 きっかけははっきりしている。彼はそれまで長く親密に交際していた四人の友人たちからある時、唐突に絶縁を突きつけられた。理由も告げられずに。 あのとき死んでおけばよかったのか…

【書評】小さな、しずかな物語ですが、これは狂気の物語です。『神様のボート』

過去の恋人のことを忘れられず、あちこち転々として暮らす自らのことを「旅がらす」だという母と、娘の物語。 ふわふわと、まるで夢の中を生きているような、過去に縛られている母。それに反するように、すくすくと成長し、しっかりと時を刻んでいく娘。 仲…

【書評】生きるために、死を考える。『もしも一年後、この世にいないとしたら』

現代は、人生100年時代だと言われる。そう聞くと、死は自分とは遠いところにあるものだと錯覚してしまう。けれど実際は、誰もが死と隣り合わせにある。 著者は精神腫瘍科医として、がんに罹患された方とそのご家族とともに死と向き合ってきた。本書では、そ…

【書評】世の中は諸行無常。物理の法則だってそうなってるわけですから。『死ぬってどういうことですか?いまを生きるための9の対論』

現実に久々に目の前に立ったホリエモンは九十一歳の瀬戸内寂聴氏の目には「可愛らしい」と映った。悪びれず人懐っこい微笑みをたたえた素顔には、誰をもひきつけるあっけらかんとした魅力があふれていた。 本書は、刑務所から出所したばかりの頃の堀江貴文氏…

【書評】ムリしなくても生きられるのに、ムリする矛盾の時代『自衛隊メンタル教官が教える心の疲れをとる技術』

現代は、栄養や安全は確保され、ムリしなくても生きていける。しかし逆に頭脳労働を長期的に行うことで、知らない間にムリが深くなってくる。ムリは限界に達すると、破綻する。それが、うつや自殺という形で表れる。 本書では、著者が自衛隊で教えている疲労…

【書評】ストレス社会ニッポンをサバイブするための武器を授けよう!『心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書』

ストレスの多い現代社会において、心の健康に関する知識を持たずに生きていくことは、戦場に丸裸で突っ込むようなものである。 メンタルヘルスの問題と関わりを持たずに生きていくことは不可能と言えるほどに、この問題は日本社会を侵食してしまっているのだ…

【書評】何かをかなぐり捨て、忘れていくことも、大切なのだ。『うつくしい人』

全然自分のことを見てない、自分にまったく興味のない変な人が、それぞれ勝手に変なことで悩んでたり変なことしてたら。それだけで、なんだか楽になるのかもしれない。 周りのするようにし、周囲から浮かないように、社会からはみ出ないように、「普通」の生…

【書評】マジョリティは共感がないと動かない。『SALON DESIGN No.07』

HIU情報を知ることができる本書。今号は、みんなが知りたい、というよりも絶対に知っておくべき医療情報が満載です。 「10万個の子宮〜あの激しい痙攣は子宮頸がんワクチンの副反応なのか〜」の著者としても知られる村中璃子医師。 日本政府が子宮頸がんワク…

【書評】時代は「規模の経済」から「品質の経済」へ。成功の鍵はブランディングだ!『ブランディング・ファースト』

「知名度が上がればブランドになる」と考えている方が世の中には多くいます。ですが、それは間違いです。ブランディングとは、”知らせる”という狭義のものではなく、企業の柱を”見つけ、育て、強くする”その一連の過程を指すものだからです。 時代は「規模の…

【書評】もう、遠回りはしないの?『それからはスープのことばかり考えて暮らした』

本当においしいものは言葉を探す必要もなく、喉を通過したときにはもう感嘆の声が出て、そして胃におさまるころには、花がひらくみたいに言葉が湧き起こってくる。 ひょんなことからサンドイッチ屋さんで働くことになった僕。それからは水曜日を除いて毎日の…

【書評】馬鹿なことを考えながらたらたらと生きる。それが若者である。『村上朝日堂』

どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかというのとだいたい同じだ。どんな風に女の子を口説くかとか、どんな風に喧嘩するかとか、寿司屋に行って何を食べるかとか、そういうことです。 著者は文章を書くことについての質問をよくもらった。文章を書…

【書評】お金がいらなくなった世界で、君たちはどう生きるか。『99%の人が気づいていないお金の正体』

あなたは、1万円札に永遠の価値があると本気で信じているだろうか?1万円札は製造コストたった二十数円の「紙切れ」である。そして、そんなお金という「ただの紙切れ」つまりフィクションに翻弄され四苦八苦している人たちはただのドMである。 著者は、私た…

【書評】座り仕事で、首が短くなる!?『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ』

頭痛、目の疲れ、指の疲れ、背中のコリ、腕の張り、腰痛、むくみ、冷え。あなたはいくつあてはまりますか?人間はただ座っているだけで、とても疲れます。一日中デスクワークで、体の疲れに気づいているのに、放置していませんか? 座り仕事をしている人の中…

【書評】風呂につかって考えた。世界なんて、ころころ変わる。おれの機嫌しだいでね。『ぽてんしゃる。』

ことばというのは、おもしろいものである。玩具としてもおもしろくて、実用の道具としてもおもしろい。ときには、ことばそのものが、神の役割をすることもある。ことばで、人を殺すこともできるし、人のいのちを救うことだってありうる。 自己肯定感って、「…

【書評】「正しいこと」が正しい結果を生むとは限らない。『アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。』

マスメディアは「正しいこと」を報道しようと努力する。しかし、「正しいこと」には別の「正しいこと」が返ってくる。それは果たしてコミュニケーションなのでしょうか。 新聞とは正しいことをキチンと書いて伝えるものだと思ってきた。でもそうしてがんばっ…

【書評】人は助けてくれる人ではなく、助けてあげたい人を好きになる『なぜかまわりに助けられる人の心理術』

あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?そしてその「大切な人」は、あなたをいろいろと助けてくれる人ですか?それとも、あなたのほうが相手をいろいろと「助けてあげたい」と思う人ですか? 母親は、赤ちゃんが自分のために何もしてくれなくても心の底か…

【書評】しかない、というものは世にない。人よりも一尺高くから物事を見れば、道はつねに幾通りもある。『竜馬がゆく一』 

坂本竜馬は、不思議な人物だった。決して欲というものがなく、周りが勤王だ、攘夷だ、と熱に浮かされ騒いでいる中で、一人冷静に自分の考えを持ち、かといって自分の中にはしっかりと熱く燃えるものをもっている。周りに流されなければ生きづらい世の中でも…

【書評】現在というのは、どんな過去にも勝る。『何もかも憂鬱な夜に』

何かを破壊したい、と思ったことはないだろうか。誰にでも、ある時期には、どうしようもない破壊衝動のようなものが沸き起こってはこないだろうか。こんなことを、こんな混沌を、感じない人がいるのだろうか。 ラベリング理論というものがある。前科のレッテ…

【書評】何事も自分の気持ち次第。ただし、ムショではどうにもならない。『刑務所なう。完全版』

東京拘置所で丸刈りになり、長野刑務所へ。独房ではウツになりかけ、介護衛生係になり、他人の下の世話をし、腎臓結石が見つかり、揚げたてメンチカツはおいしく、ジョブズ死去を独房で聞き、きな粉で難なくご飯が食べれるようになり、ついに体重は30キロ減…

【書評】キャピタルのないキャピタリズムは、ただのイズムだ。『ブランド人になれ!』

たかがカネのために働くべきではない。「カネなんてなくても死にはしない」と突き放すからこそ、逆説的にカネが儲かるようになる。カネは追えば追うほど逃げる。自分が好きなこと、夢中になっている得意技を徹底的に極めつつ、「他人の役に立つ」という青臭…

【書評】なによりも怖いのは、恐怖に背中を向け、目を閉じてしまうこと。『レキシントンの幽霊』

真夜中のリビングではじまる幽霊たちのパーティ。穴の中から出てくる緑色の獣。氷男と結婚した女。本書では、不思議な世界が、七つの短編で繰り広げられます。 胸がざわざわするような恐怖感を感じるけれど、どこか心地よい世界観。わけがわからないけど、何…

【書評】あなたにとっての「自分サイズの幸せ」は何ですか?『好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法』

あなたは本当はどんなふうに暮らしたいですか?一度立ち止まって、あなた自身の「楽しい」を基準に考えてみませんか。「他人に何とかしてもらいたい」と考えるのではなく、「自分の力で変えていこう」という考え方に変えていきましょう。本書では、そもそも…

【書評】ネガティブなものの中に笑いは潜んでいる『社会人大学人見知り学部卒業見込』

特定の企業に雇用されて働くということをせずに、若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごした著者は、随分世間離れした人間になっていた。 そんな著者だからこその「社会」という場所で起こる様々な出来事への驚きの連続。著者がピカピカ…