HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ライター:Masanori Kabutoya

【書評】『宝島』 - 混沌とした時代を駆け抜ける沖縄コザの少年たち

皆さんこんにちは。終戦直後の沖縄コザ地区、米軍基地から物資を盗み出す「戦果アギヤー」と呼ばれる少年たちがいました。彼らはある日、最大の基地である嘉手納基地に忍び込みます。そこでは米軍の反撃にあい、メンバーは命からがら、リーダーは生死不明で…

【書評】江戸時代に甦る現代の仕事人 - 『大江戸ブラックエンジェルズ』

皆さんこんにちは。今日は漫画を紹介します。かつて少年ジャンプで1981年から1985年まで連載された平松伸二の人気漫画「ブラックエンジェルズ」はご存知でしょうか。普段は冴えない大学生、雪籐が闇に紛れて悪人(ド外道)を始末する、痛快な作品です。その雪…

【書評】『ホラー映画で殺されない方法』 - ユーモアたっぷりのホラー映画「あるある」ガイド

皆さんこんにちは。ホラー映画はお好きですか?今日はホラー映画の「あるある」シーンや設定をユーモラスに描いた『ホラー映画で殺されない方法』を読みました。この本は、ホラー映画ファンや軽いジョークを楽しみたい読者にとって、絶対に見逃せない一冊で…

【書評】『黒の試走車』  - 暗躍する産業スパイ

皆さんこんにちは。梶山季之の『黒の試走車』は、1962年に発表された経済推理小説であり、当時の高度成長期の日本における自動車業界の激しい競争を背景にしています。この物語は、産業スパイ活動や企業間の熾烈な情報戦をリアルに描写し、企業情報小説とい…

【書評】『ギリシャ人ピュテアスの大航海』 - 古代冒険家の壮大な旅路

皆さんこんにちは。漫画『ヴィンランド・サガ』の中に、はるばるアイスランドからギリシャまでイッカクの牙を売りに行くエピソードがありました。 しかし、紀元前330年頃、ギリシャ植民都市マッサリア(現代のマルセイユ)を出発し、アイスランドもしくはノ…

【書評】食のプロが厳選!『東京最高のレストラン2022』

皆さんこんにちは。東京は、世界のどの都市よりも多くのレストランを持つ食の都であり、その中で最も優れたお店を見つけるのは大変な挑戦です。しかし、この挑戦を楽にするのが、「東京最高のレストラン2022」です。マッキー牧元、森脇慶子、小石原はるかな…

【書評】『魔女の秘薬事典』 - 魔女の世界へようこそ

皆さんこんにちは。エリカ・ライス著の『魔女の秘薬事典』を読みました。この本は、魔女が使用していたという様々なハーブの効能(魔法の効力)、生息地、栽培アドバイスを詳細に紹介しており、魔法の世界に興味がある方には必読の一冊です。 私が特に印象に…

【書評】「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」 - もう一つの角度で見る商店街の事件

皆さんこんにちは。今回は井上真偽の「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」についてご紹介します。このシリーズは、古き良き商店街で起こる事件を解決する物語で、「BROTHER編」と「SISTER編」という2つの視点から展開されます。今回は、三姉妹が主人公の「SI…

【書評】『ぎんなみ商店街の事件簿 BROTHER編』 - 兄弟愛と推理の融合

皆さんこんにちは。井上真偽による「ぎんなみ商店街の事件簿」シリーズは、古き良き商店街で起こる事件を解決する物語で、読者を温かな気持ちにさせると同時に、スリリングな推理の楽しさも提供します。シリーズは「BROTHER編」と「SISTER編」の2冊があり、…

【書評】『土偶を読む』 - 新視覚で解き明かす土偶の謎

皆さんこんにちは。土偶についてはご存知ですか?これらが何を象徴しているか?一般的には豊穣の象徴であり、妊娠した女性を表しているとされています。これが長らくの通説であり、私もそう考えていました。しかし、これは土偶に関する数ある説の一つに過ぎ…

【書評】魚で紡がれる歴史の糸 - 『魚で始まる世界史』

皆さんこんにちは。今日紹介するのは、歴史の教科書ではあまり触れられない、魚が西洋史に果たした役割にスポットを当てた越智敏之の著書『魚で始まる世界史』です。この本は、ニシンやタラなどの魚がヨーロッパの経済や文化の発展にどのように寄与したかを…

【書評】『硫黄と銀の室町・戦国』 - 東アジアの貿易構造への影響とその背景

皆さんこんにちは。 『硫黄と銀の室町・戦国』は、日本が14~17世紀に採掘し、東アジアへ大量輸出した硫黄と銀の歴史に注目した著作です。この本は、鹿毛敏夫によって編集され、多岐にわたる専門家が共同で寄稿しています。硫黄と銀の採掘がいかにして東アジ…

【書評】『国宝(下) 花道篇』 - 壮大で孤独な芸術人生

皆さんこんにちは。下巻『花道篇』では、喜久雄が三代目花井半二郎として名を馳せてから晩年までの道のりを追います。彼は先代の実子である俊介との関係を再構築し、後進の育成にも尽力する中で、芸の完成度を極めていきます。しかし、彼の周囲で起こる悲し…

【書評】吉田修一『国宝(上) 青春篇』 - 挑戦と成長の物語

皆さんこんにちは。吉田修一の『国宝(上) 青春篇』は、歌舞伎という伝統芸能の世界を背景に繰り広げられる、若き歌舞伎役者・喜久雄の成長物語です。物語は長崎でのヤクザたちの新年会で組長が亡くなる事件から始まります。この事件で父を失った主人公・喜久…

【書評】21分で読む橋本佐内の哲学 - 『いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ21『啓発録』』

皆さんこんにちは。「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ21『啓発録』」は、幕末の志士である橋本左内が15歳の時に著した『啓発録』を現代語に訳したものです。橋本左内は吉田松陰や西郷隆盛など、幕末の志士にも多大な影響を与えた英傑であり、その…

【書評】テクノロジーからライフスタイルまで - 『2040年の未来予測』

皆さんこんにちは。成毛眞さんの「2040年の未来予測」は、独自の視点でテクノロジー、経済、衣食住など、さまざまな側面から2040年の未来を探求しています。章が細かく分かれているため、非常に読みやすく、各トピックに対して深く掘り下げることができます…

【書評】ビル・キャンベルの遺産 - 『一兆ドルコーチ』

皆さんこんにちは。僕の好きな漫画の一つに「トリリオン・ゲーム」があります。今日はそっちではなく「1兆ドルコーチ」という本について記事を書きます。原題は「Trillion Doller Coach」。 ビル・キャンベルは、Apple、Google、Intuitなど、シリコンバレー…

【書評】犯人を見つけてはいけない『十戒』

皆さんこんにちは。今日は夕木春央の『十戒』を紹介します。あるきっかけで個人所有の小さな無人島に集まった9人のうち、1人が殺されます。犯人からのメッセージにより、残された人々に課された戒律は「決して殺人犯を見つけてはいけない」でした。 物語の主…

【書評】異文化と戦火を越えた家族の絆『サイゴンから来た妻と娘』

皆さんこんにちは。「サイゴン」とは、現在のホーチミン市であり、かつての南ベトナムの首都です。サンケイ新聞のサイゴン支局長だった著者は、その地で家庭を持ちます。彼の妻はベトナム出身で、連れ子がいました。 本書は、ベトナムの庶民の生活をリアルに…

【書評】馳星周『少年と犬』 - 彼は何処に向かい、誰と出会うのか

皆さんこんにちは。今日は私の好きな作家の1人、馳星周の『少年と犬』を紹介します。不夜城シリーズのようなノワールではなく、一頭の犬と彼が出会う人々との触れ合い、彼らの周りで起きる様々なストーリーを描いた作品です。物語の始まりは、東日本大震災後…

【書評】『リーチ先生』 - 文化の架け橋としての陶芸の物語

皆さんこんにちは。『リーチ先生』は、バーナード・リーチというイギリス出身の陶芸家と、日本人青年沖亀乃介の交流を中心に展開します。この物語は、一人の外国人芸術家が日本文化に魅了されたという話ではなく、異文化間の深い理解と絆の形成を描いたもの…

【書評】巨匠の生涯と名画の秘密 - 『カラー版 1時間でわかるカラヴァッジョ』

皆さんこんにちは。バロック美術の天才画家、カラヴァッジョ。彼の生涯と作品について深く知りたいなら、「カラー版 1時間でわかるカラヴァッジョ」がおすすめです。 カラヴァッジョとはカラヴァッジョは、西洋美術史上最大の巨匠であり、イタリアが世界に誇…

【書評】『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』 - レジェンドたちの道のり

皆さんこんにちは。永田和宏氏の対談集「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」は、各界のレジェンドたちの軌跡を追う一冊です。山中伸弥氏(iPS細胞研究所所長)、羽生善治氏(棋士)、是枝裕和氏(映画監督)、山極壽一氏(京都大学総長)という、今や…

【書評】サービス業のパラドックスを解き明かす - 山内裕『闘争としてのサービス』

皆さんこんにちは。山内裕 京大准教授による『闘争としてのサービス』は、サービス業における逆説的な現象と戦略に注目しています。「細やかに気配りし徹底的に尽くす」という従来のサービス提供理念が、実は最高の顧客体験を創出する上で逆効果になり得ると…

【書評】顧客体験をデザインする力 - 『マッピング・エクスペリエンス』

皆さんこんにちは。ジェームズ・カールバックの「マッピング・エクスペリエンス」は、企業が顧客体験を根本から理解し、見える化するための指南書です。本書は、顧客中心のビジネス戦略を深く掘り下げ、顧客が直面する問題を明確にし、それらに対処する方法…

【書評】若き冒険家、Goの手記『草原の国キルギスで勇者になった男』

皆さんこんにちは。最近、春間豪太郎著の「草原の国キルギスで勇者になった男」を読みました。この本は、中央アジアの秘境、キルギスを舞台にした冒険譚で、著者が「ゼルダの伝説」に憧れ、満たされない日々を送っていた学生時代、行方不明の友人を探しにフ…

【書評】英国人による日本経済再生の物語 - 『新・日本構造改革論』

皆さんこんにちは。デービッド・アトキンソンの「新・日本構造改革論」を読み終えました。この本は彼の自伝的な書籍で、日本経済を救った経緯や政権との関わりなどを初めて明かしています。 アトキンソンの生い立ちから学生時代、そして日本での留学経験や証…

【書評】SNS時代のマーケティング指南 - 『ウソはバレる』

皆さんこんにちは。イタマール・サイモンソンとエマニュエル・ローゼンによる著作「ウソはバレる」は、現代向きにソーシャルメディアマーケティングの指針を示しています。インターネットの普及による情報の透明性が高まり、消費者の製品やサービスに対する…

【書評】プロレスから古典への情熱 - 馳浩『古典、簡単じゃないか』

プロレスラーから参議院議員へ、そして現在は石川県知事として活動する馳浩氏は、多彩な経歴を持つ人物です。そんな彼が「蛍雪時代」という雑誌の連載をまとめた一冊の本、それがこの『「古典」簡単じゃないか』になります。馳氏の人間性が感じられる熱意あ…

【書評】『絶滅生物の折り紙』- 紙の上で息づく絶滅した命

皆さんこんにちは。図書館の棚でひっそりとその存在を主張していた『絶滅生物の折り紙』は、一見するとただの趣味の手引き書のように見えます。しかしページをめくるごとに、この本がただものではないことがわかります。マンモスやドードー鳥、モアなど、こ…