HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】秋の行楽シーズン計画に!『駅から山登り 関東55コース』

一日お休みが取れたら秋晴れの空の中、自然に触れ合ってリフレッシュしたい、そんな時におすすめのこの一冊。駅から、というコンセプトが何より有り難い。車は持ってないあなたも、身軽に靴とリュックを用意さえすれば行けるのだ!お手軽ハイキングに、山登…

【書評】究極のマウントマネージメント!?『奴隷のしつけ方』

あなたは主人か、はたまた奴隷か。民主主義に葬られた奴隷制は、もしやマネージメント術と名を変えただけではないか。であれば人類史上長く君臨してきた奴隷制を、ある者は実社会に活かし、ある者は自らの身分を省みるのに役立つはずである。 舞台は奴隷制輝…

【書評】また役職が変わった!『社外取締役 島耕作』

課長、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、相談役、そしてとうとう社外取締役だ! 社外取締役とは、意思決定者に社外のものを置くことである。社内の人間では、いろんな忖度が働いてしまうが、社外の人間だと利害関係なく意見ができる。それが社外取締役…

【書評】もしかして・・・生まれ変われるかも・・・。『平成地獄ブラザーズ ハード・コア』

原作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによるこの漫画は、グランドチャンピオンにて1991年から1993年に連載されたが、随分と歳月を経た2018年に、山田孝之主演・プロデュース、山下敦弘監督により映画化された。佐藤健なんかまでも出演している。映画化のきっ…

【書評】 贈与のバトンを繋ごう! 『世界は贈与でできている』 

著者の近内悠太さんは、教育者•哲学研究者で、本書がデビュー著作。難しい哲学を、分かりやすく万人に理解できるように説き、文章だけで伝える著者の筆力に感服。暖かい気持ちになれます。 誰もがヒーローになれるが、アンサング•ヒーロー(評価されることも…

【書評】ONCE THERE WAS THE GOLDEN AGE FOR FELLOWS.『BOX 暗い箱』

今となっては記憶も朧だが、本書が出版された時分の私は、あまり漫画を読むことはなくなっていた筈だが、多分たまたま書店で見掛け、瞬時に買い求めていたのだろう。なんたって、原作は狩撫麻礼、作画が池上遼一ときたもんだ。こんな組み合わせを眼前にぶら…

【書評】等身大!個人事業主に!『自然とお客様が集まる愛され商品のつくり方』

誰でも発信のできるこの時代、自分の経験や強みを生かして一人起業や副業の事業立ち上げをしてみたい、と誰でも一度は思うのではないだろうか。この本では、いわゆる起業塾などでフロントエンドを売る方法を教えて貰っても、じゃあバックエンド商品をどう構…

【書評】静かな人(内向型人間)の潜在能力の引き出し、生き抜くための戦略書。『「静かな人」の戦略書: 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』

2013年発行の『内向型人間の時代』に影響を受け書かれた本。活動的でコミュニケーション能力に長け、仕事や社会に大きく貢献する人たち。そのような外向型の人達が重宝される時代が長く続いた。 しかし昨今ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・…

【書評】静かな人(内向型人間)の潜在能力の引き出し、生き抜くための戦略書。『「静かな人」の戦略書: 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』

2013年発行の『内向型人間の時代』に影響を受け書かれた本。活動的でコミュニケーション能力に長け、仕事や社会に大きく貢献する人たち。そのような外向型の人達が重宝される時代が長く続いた。 しかし昨今ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・…

【書評】『ドラゴン桜』著者の三田氏の最新作『Dr.Eggs ドクターエッグス』

知られざる医学生の学生生活や勉強の中身を垣間見れる連載マンガ。成績がいいだけという理由でなんとなく地方の医学部へ入学した主人公。医師になる覚悟も意欲も無い状態で始まった学生生活。「自分は医師に向いてない、やめようかな」と初めは思ったりして…

【書評】『ドラゴン桜』著者の三田氏の最新作『Dr.Eggs ドクターエッグス』

知られざる医学生の学生生活や勉強の中身を垣間見れる連載マンガ。成績がいいだけという理由でなんとなく地方の医学部へ入学した主人公。医師になる覚悟も意欲も無い状態で始まった学生生活。「自分は医師に向いてない、やめようかな」と初めは思ったりして…

【書評】昨日のことなんて、とっくに忘れたよ。男には明日が一日だけあれば良いんだ。『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』

三十何年か前、逆らって逆らって生きていた風に屈服し、東京を離れた。風に追われるまま日本を出てアジアを渡り歩き、ずっと我が身を風にまかせてきた。そして今、小暮修は東京都下、埼玉県の方がずっと近い町にある公園に居た。「あああッ! 目が覚めなきゃ…

【書評】マラソンの先人に学ぶ簡潔バイブル『3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから』

この本一冊あれば、とりあえず市民ランナーがマラソンの何たるかを知るには十分なのではないか。そう思わせる読後感。唐突な例えだが、まるで、メロン、巨峰、バナナと果実が沢山入ったフルーツ炭酸ジュースのように、味や色彩の満足感とともに爽やかスッキ…

【書評】世界一のメートル・ド・テルから学ぶサービスによる仕事術『世界一のおもてなし』

世界で最もミシュランの星を持つシャトーレストラン、ジョエル・ロブションに勤めていた、2012年の世界一のサービスマン(プルミエ・メートル・ド・テル)の宮崎 辰氏が綴る。優れたサービスとは、どのように世界一になったか、なぜサービスをし、どのような…

【書評】サウナの効能と正しい入り方を医師が書いた良著。『医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』

世間では空前のサウナブームが数年前から起きている。ブームをきっかけに始めるのは良い事であるが、私は世間で流行の理由を自分なりに理解してから実践したい人であるので、そんな私にピッタリなこの本に出会いました。 著者の方は元々サウナに興味はなかっ…

【書評】カリスマは作れる?!『1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる』

もっとうまく人間関係を保ちたい、自分の言いたいことがうまく伝わらない、なんて声をかけていいのかわからない、どれかに当てはまらないだろうか?解決法は毎日意識して実践すること。気になる方法がこの本に詰まってる! さすが元アナウンサーによる著書で…

【書評】たかが走りと侮るなかれ。やっぱり始めは肝心。『走らないランニングトレーニング』

走るなんて日常。当たり前。たとえレースに出るとしても、道具もいらず簡単。それはいつかホノルルマラソンに出ようと決めランニングを始めた私自身の気持ちであった。無知な私のふくらはぎは、ランニングをするごとに、どんどんどんどん硬くなっていく。そ…

【書評】知れば!知るとき!知りたがり!『センスは知識からはじまる』

「あの人はセンスがいい」「あの会社に任せればセンスいいブランディングができる」。こんなふうに使う時、センスという言葉には暗黙のうちに感覚的なもので、数値化や説明ができないもの、さらには遺伝的なものだと思ってはいないだろうか。 しかし「センス…

【書評】リーダーシップ、交渉術の教科書『キングダム』

今になって初めて『キングダム』を読んだ。評者は、流行り物を敬遠するところがあり、これまでよんでいなかったが、先週から読み始め現在46巻。非常に学びの多い漫画だ。 本作は中華統一の物語である。主人公の信は下僕出身、偶然後の始皇帝こと、政と出会い…

【書評】なるほど・・・キマったな。俺たちゃボーダーか!『迷走王 ボーダー』

都内に建つボロアパート月光荘。そこに住むのは三人。久保田という二十代後半とおぼしき若い男、東大目指して浪人生活二年の木村、もう一人は、三千円という格安の家賃だが、なんと元共同便所の部屋に住む男。その男の名は蜂須賀。苗字以外は年齢も素性も不…

【書評】ウワー、ウワー、終った、終ったーっ。ウワーハハ。ぼくは生きてるぞ。生き延びたんだーっ。『紙の砦』

そういえばこれって、私が十代の頃何度も読んでたっけ。懐かしく読み返した手塚治虫の短編集。本書の特徴は、手塚治虫自身が主人公、若しくは語り部となっている作品を編纂した点にある。ドラマ性を持たせる為に、多くはフィクションになっているのであろう…

【書評】悪い血脈。『バッドブラッド』

カモの人選と絵図を描く元締めの老婦人、荒っぽい役割担当、態度のデカイ脂の乗った中年男、美貌をフルに利用し、ベッドで男を狂わす女、そして若いながらも実行チームを引っ張る男。これら悪党四人組が主人公たちのクライムストーリーの漫画である。 輸入商…

【書評】 今、読んでよかった。『同志少女よ、敵を撃て』

第二次世界大戦の独ソ戦を舞台にした小説で、ソ連に実在した女性だけのスナイパー部隊を描いている。ミステリー小説の新人賞であるアガサ・クリスティー賞において、初めて選考委員全員が満点をつけた大賞受賞作である。 ある日突然、故郷をドイツ軍に襲われ…

【書評】いつのまにか完結!『Dr.STONE』

単行本派にはよくある事、「そういえば、この漫画最近読んでないなぁ。。マジか、いつのまにか終わってたか!」本作もそうであった。『Dr.STONE』完結!!。 ある日人類は謎の光線で石化した。しかし数千年後、偶然何名かの人類は目覚めた。文明が滅びた地球…

【書評】人生を変えてくれたのは時短だった。『わたしも家族も笑顔にする 幸せキッチン』

17年前に交通事故に遭い、後遺症による寝たきりとなってしまった長女を自宅で介護することになってしまった著者は、手作りの料理をする余裕もなくなり、次第に笑顔も消えてしまったそうだ。「ママはこうなったから、そういう顔をしてるの?」幼い次女に言わ…

【書評】小さな紙を通して笑顔を広めていく折花道『折花〜一枚の紙から生まれる幸せの花〜』

本書は、折り紙や造花とは異なる小さな紙とハサミだけで生み出す花、折花(おりはな)の世界について紹介されている。折花マスターであり一級建築士でもある著者は、自らが花を育てるところから花の研究を始め、初期はシンプルな折花であったが、数千通りの…

【書評】「逆説的免罪符、遊びは成功のもと。」『「遊ぶ人」ほど成功するホントの理由』

遊び、って楽しいけど、どこかに罪悪感がある人=私だ。好きなことを仕事にしてはいるので、仕事は好きだ。でも利害関係抜きの遊びは遊びでやっぱり楽しい。ただ遊びって、社会人にとっては家族や彼氏彼女の手前とか、有給とるにも会社の手前とか、ちょっと…

【書評】外国人に質問される前に知っておきたい『教養としての着物』

1000年の歴史を持つ日本の伝統衣装「着物」。現代人が着る機会は「成人式」、「結婚式」。浴衣を着るのは「夏の花火大会や夏祭り」程度である。数百年前まで年365日着用されていた日常着が、西洋化が進んだことで出番はすっかりなくなった。しかし、数年前か…

【書評】着物でスキーはあったかいらしい!『教養としての着物』

日本の気候には着物が合うとはよく知られている。ただ洋服に慣れた現代人は着物を楽に着ることができるのか?そして着物でスキーが教養に繋がるとは? 着物は布を巻きつけ紐で縛って着てるもののように見えるかもしれないが、実はものすごい数の部分の組み合…

【書評】それは最悪最凶のファム・ファタール!『引擎/ENGINE』

築地署の刑事である游二(りゅうじ)は、張り込み中だった。このところ派手に稼いでいる高級外車窃盗団の、次の犯行予定を情報屋から仕入れていたのだ。今回の盗難の標的はマイバッハ。駐車場を張る游二たち。しかし、早朝の銀座の街に唐突に響いたフェラー…