著者の近内悠太さんは、教育者•哲学研究者で、本書がデビュー著作。難しい哲学を、分かりやすく万人に理解できるように説き、文章だけで伝える著者の筆力に感服。暖かい気持ちになれます。
誰もがヒーローになれるが、アンサング•ヒーロー(評価されることも褒められることもなく、人知れず社会の災厄を取り除く陰の功労者。
歌われざる英雄)を目指すことが望ましい。
•贈与を与える側は
押し付けない。こっそり与える。
•贈与を与えられる側は想像力を持つ。
(世界が均衡を保っているのは、また、自分が生きていられるのは、誰かから贈与を与えられているからだと)
つまり、贈与に大事なのは“想像力“。
自分は“すでに“贈与を受け取っており、贈与のバトンを次へと繋げたいと思った。空気を吸って吐くように、
人知れず、ナチュラルに。
山口周 推しの自分。山口周 や落合陽一の著書が好きな方にはおすすめです。
発行:News picks publishing
第1刷発行:2020.3.13
作者:近内悠太