2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
SALON DESIGNの10号発売を記念して、過去の雑誌を読んでいる。今回は2019年5月に発売した第6号だ。 全体の感想として「著名人が多くて豪華!」表紙は今をときめくオリエンタルラジオの中田敦彦、新R25編集長の渡邊将基、カカクコム創業者の槙野光昭。ホリエ…
流行であるデータサイエンス。「AIでなんかできへんのか?」と上司に言われ、色々と勉強してもどれも専門的で現場でどう活かせば良いか分からない。いろんなサービスでpythonなどを勉強したが「で、これってどうやって仕事につかうんやろ?」そんなあなたに…
本誌はHIUメンバーだけで構成されたHIU公式ガイドである。新企画「Our BEST」に始まり、『SALON DESIGN』編集長の吉田陸仁さんに直撃インタビューや食のスペシャリスト達による特集など、盛り沢山だ! 今回、『SALON DESIGN』第10号の特別企画として「Our BE…
最近SALON DESGNの10号が発売した。編集に関わり始めたので、過去の号を読んでみることにした。No.05は2019年1月発行、およそ2年半前の雑誌である。 まず表紙で飛び込んでくるのは「カメラを止めるな」の上田慎一郎監督だ。ヒットしたのが2018年だから、取材…
“「岩盤規制」とは、言ってみれば「おバカな校則」みたいなものだ”と筆者である経済評論家の上念 司氏は言う。確かに世の中には校則だけでなく規制やルール、はたまた常識までも理不尽で非合理な規制ものがなんと多いことか。これは日本だけに限った話ではな…
この本で一貫して言っているのは、EQを高めることで良いことあるぜ。生き方すら楽になるぜ。だから、身に付けた方が良いぜ。これだ。ほいで? そのEQって何よ? そう。そう思うのが当然ですわね。それは、心の知能指数と呼ばれるEmotional Intelligence Quot…
今年読んだ本のなかでフロー体験入門と本書は今のところベストセラーといえる。上記に加えて『RANGE』という本も紹介したいが、それは次回にする。 世の中には面白いことが沢山ある“らしい”。あなたは星座、宇宙、昆虫、植物、海洋、恐竜に興味はあるだろう…
人流抑制の一助のために自宅で映画を見ることが増えたが全然集中できない。興味があるジャンルでも途中で集中力が切れてスマホでYouTubeを見てしまう。文明の利器は映画を見ることを難しくしてしまったのかもしれない。 本書は人を惹きつける「強い物語」と…
著者は、これまで約20年間、事業再生に取り組んできたコンサルタント。これまで色々な再生事案に取り組む中で理解できたのは「利益を出すこと自体は難しくはない。しかし、真剣に取り組まないと実現できない」という、経営の本質であると言う。赤字体質から…
誰もが純粋な恋愛ができるわけではない。時に人は過ちを犯してしまうもの。一般人である作者達が、各々の猥談をまるで純文学のように上品に書き上げ、読者の心にチクリと傷を残す1冊となっている。 飲み会の席でもこんな話はできない。それぞれ心の中に閉じ…
主人公は小さな薬局を経営しているおっさん(53歳)。生まれてから53歳までずっとEDに悩まされている。しかし53歳になりなぜだか結婚できた美人との間に子供ができた。あれ?EDなのに。 人を疑うことがない主人公はとりあえず受け入れる。酒をたくさん飲んだ…
世の中には様々なリーダーシップやマネジメントの書物があふれている。読むと気持ち良くなれる自己啓発系、おれの成功体験というn数1系など、これらは抽象度が高く再現性が低いのが特徴である。 独自性のみが蔓延るマネジャー論に再現性の高いものは無いの…
もしあなたが独立を考えているとする。 会社員は搾取されている、ピンハネされているなど、会社員は世間からの風当たりが何かと強い。しかし、全員が全員独立する必要性も無いのも事実である。 本書を読むタイミングは「会社、辞めよっかな」と思ったときで…
1990年代以降、従来のハードボイルド小説作家の枠から抜け出した矢作俊彦が1997年に刊行した本書は、ハードボイルドどころか、もうSF作品である。改変歴史(オルタネートヒストリー)モノだ。 第二次世界大戦の終わりっ端の1945年7月18日、ソビエト軍が満州…
脳科学者であり医学博士でもある著者は、一人でも多くの人に自分らしい幸せな人生を歩んで欲しいと思い、本書を書いたそうだ。また、本書に書かれているものは、科学的根拠に基づき誰もが身につけられるものだと言う。 著者は幼少期、父親が出刃包丁を振り回…
日本三大随筆の一つである『方丈記』。だそうだが、浅学な私は存ぜずでいた。著者である鴨長明は、平安時代末期、鎌倉時代初期の歌人であり、随筆家、文学者とのことで、古文といえば「古事記」くらいしか読んだことはないし、正直言ってあまり関心が無いジ…
RPAが流行している、RPAとはRobotic Process Automationの略で、業務をコンピュータを使って自動化することだ、数時間かかるコピペ作業とかがあれば、それを数秒ですることだ。しかしなぜRPAは進まないんだろう?。 なぜRPAが進まないか、それは情報システム…
本書は「ファッション イン ジャパン 1945-2020 流行と社会展」の公式図録である。戦後から現在までの世界から注目されている日本のファッションについて、時代背景と共に当時の写真や雑誌、映像なども交えながら、その魅力、ユニークさが表現されている。 …
100文字で済むことを2000文字で伝える作家として有名な、岸田奈美さんの一作。岸田さんの周りで起きた出来事を話しているのだが、とにかく面白い。タイトルの印象とは正反対で、9回笑って1回泣ける。そんな本です。 岸田さんの母親は車椅子で生活していて、…
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」とは、「死ぬことなど恐れるものか」と曲解されがちだが、本来の意味は「武士として恥をかかずに生きるためには死ぬ覚悟くらい持ち合わせてなければならぬぞ」と、武士の心構えを説いたもので、『葉隠』中に於いて特に…
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」とは、「死ぬことなど恐れるものか」と曲解されがちだが、本来の意味は「武士として恥をかかずに生きるためには死ぬ覚悟くらい持ち合わせてなければならぬぞ」と、武士の心構えを説いたもので、『葉隠』中に於いて特に…
君はB級バカ映画の巨匠・河崎実監督を知っているか?! 知らない? あっそう。 何故かはどうでも良いが、監督と私はお馴染みの間柄だ。以前には監督の著作『バカ映画一直線!河崎実監督のすばらしき世界』も書評にして、盛大にディスっているほどだ。 https:/…
矢作俊彦は1972年に小説家デビューした。流麗な文体、レイモンド・チャンドラーを彷彿とさせる比喩表現などを絶賛され、ネオ・ハードボイルドの旗手として名を馳せた。小説以外でもラジオドラマの脚本、漫画の原作、ラジオのパーソナリティーや、映画監督な…
新R25のYouTubeで紹介されていて気になった本。対峙力が学びたいというよりは、いつも元気で明るい寺田さんの一ファンとして手に取った。 本書はYouTube番組「ホリエモンチャンネル」、「B.R CHANNEL Fashion College」などのMCを通して、寺田さんがいわゆる…
「ハウツー本なんか読むな、実戦で学べ」。よく聞く話だ。勉強から入ろうとする奴は伸びない。インプットよりアウトプットしろ。私も賛成である。だから『新規事業の実践論』みたいな本はなるべく読まないようにしていた。しかし、である。読んだら意外と面…
NewsPicksパブリッシングが出している本を片っ端から読んでやろうということで三冊目。単行本サイズで300ページ超と結構長そうだなと思っていたが、50ページ程で断念した。読み切ってないくせに書評していいのかという気はするが、そんな奴のコメントも逆に…
げげげ。なるほどそうか、もう約40年前の作品になるのか。矢作俊彦の割りかし初期の名作の一つ。ハードボイルド小説である。であるので、事件が起こってそれが物語の中心となるのであるが、なかなか変わった主人公設定がまず記憶に残る一冊だ。主人公の「私…
「他者と働く」というタイトルに惹かれた。なぜかは分からないが、漠然と「他者と働く」ことの答えをこの本が教えてくれそうな気がした。ちなみに副題は「分かり合えなさから始める組織論」。「組織論」と書かれているだけあって、個人に留まらず分かり合え…
欧州発のデザイン書のベストセラーなのだそうだ。著者であるRICCARDO FALCINELLI(リッカルド・ファルチネッリ)は、グラフィックデザイナーやデザイン理論家として超一流の人。イタリアの主要な出版社でのデザイン活動を行ない、知覚心理学の教鞭を執り、国…
著者は皆大好き中野信子先生。本書には様々な章があるが私がピックアップする章はもちろん「モテ力のしつけ方」一択。私の書評のラインナップを見たら分かると思うがエロとモテで打線が組まれている。ノンストレスで呼吸するように考えているのだから仕方な…