2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
【常にもっと上へ。常にもっと先へ。そんなにすり減らさず、社会も自分自身もサスティナブル(持続可能)に生きることを提案しているのが本書だ。 著者は自身が舌癌を患った事、そしてその治療後にガーナ発の天然由来製品の販売に踏み切るまでの過程をまず語…
久々に良い本に出会った。ネガティブ・ケイパビリティとは、解決できない問題に立ち向かう力である。現代の教育では問題解決力ばかり鍛えるが、解決できない問題にはどうやって立ち向かえば良いか?。それを書いたのが本書である。 冒頭に教育と書いたが例え…
ストレスフリーな生活をしたい!と思わない人は果たしているのだろうか?女性起業ビジネスプロデューサーが、働くオトナ女子のためにストレスフリー生き方をとことん教えてくれるそんな本である。 ストレスフリーな生き方をするためにはゆるっと生きることが…
働くオトナ女子が仕事場で抱えるモヤモヤ感や我慢、そしてその先にある「現実とはこんなもの」と夢や希望を持ていな諦めの境地。。。そんなダークサイドの感情に蓋をせずに働く上で生じる問題を”賢くゆるっと”かわしながら、ありのままの自分で、力を抜いて…
人はみんな一人ひとり違っている。そんなの当たり前と分かっていても、いざ人間関係やコミュニケーションに直面すると、つい忘れてしまう。そして問題が生じる。ストレスを生む。お互いがコミュニケーションを見直すことはせずに、「なんであの人は分からな…
著者でありAV監督でもあり1セット100万円もしていた英語の百科事典を売っていた村西とおる。彼が、どんな話し方で名女優からAV撮影に臨ませたり高級英語百科事典セットを売っていたかが、赤裸々と綴っております。また、相手が質問に答えた時に相手を気持ち…
必ずしも起業を促すものではなく、起業とは手段である。と言いつつ、実の本音は、起業こそが人生逆転の最高手段ではあるのですが・・・と言う著者は、きっと正直者に違いない。まぁ、逆境なんて、どんな人にも起こるもの。なので、決して起業を志す人でなけ…
レイモンド・チャンドラーの長編五作目である本書は、前作『湖中の女』から6年を経た1949年に世に出たものだ。その間、著者はハリウッド映画に携わっていたという。そこで得た経験を活かしたかったのか、それとも映画界のきらびやかな表面に隠された虚飾に満…
ユーラシア大陸最西端を目指す筆者クロサワコウタロウが描くほぼノンフィクションの二巻目はなかなか身近に感じられない普段着のイスラム世界が覗ける。 国道以外はパキスタンの法律が及ばないテロ組織や反政府武装勢力が潜むトライバルエリアを恐れながらも…
家でも死ねる。誰もが死ぬという現実の中で、独居、いわゆるおひとりさま、であっても、家族がいても、死に場所は自分で選ぶことができるという強いメッセージに満ち溢れている。 千葉県八千代市にて在宅診療支援診療所を開業し年間100名以上の方の最期を看…
「万博のスタッフは全員読め!」 こんなセリフが出た動画があった。なぜそう言われたかというと、その本がおもてなしの心が書かれた本だからである。おれは、温泉旅館の様なおもてなしが大好きなので、読んでみたら面白くて一気読みしてしまった。 内容は、…
著者の村西とおるは、AV監督として有名。本書は、その村西とおるの生い立ちや経歴と共にどん底に落ちて這い上がった人間の力強い生きる名言を集めている。ビニール本や裏本やAVで富を築いたが、猥褻図画販売容疑で指名手配そして逮捕。釈放後、ハワイでAV撮…
製造業から商社へ、さらに再び製造業への転換を果たした数少ない企業である鍋清。創業明治10年で140年以上の歴史がある会社ですから、戦争やバブル崩壊などの急激な外部環境の変化や、技術のコモディティ化による経営の圧迫が次々とやってきます。度重なる危…
「金継ぎ」といわれる日本の伝統技法がある。割れたり、ひびができて使い物にならない陶磁器を、愛でるように漆でつないだ後、金粉で装飾を施す。治すというよりは、むしろ傷を強調するような修復方法である。そうして金継ぎされた作品は作成者によっては、…
「金継ぎ」といわれる日本の伝統技法がある。割れたり、ひびができて使い物にならない陶磁器を、愛でるように漆でつないだ後、金粉で装飾を施す。治すというよりは、むしろ傷を強調するような修復方法である。そうして金継ぎされた作品は作成者によっては、…
広告に対してどんなイメージを持っているだろうか?広告めっちゃ好きです!みたいな人はあまりいないと思う。むしろ、見たくもないときに見たくもないものを見せられて嫌いだ。と評者は思ってしまう。 そんな嫌われ者とも言える広告に対する、著者の提案と愛…
著者は、一般社団法人日本グリーフ専門士協会代表理事。初めて聞いた「グリーフ」という名詞。「喪失体験に伴う悲しみや嘆きとその反応」を指すものだとういう。 本書は、日本グリーフ専門士協会がインターネットを介して開催している「グリーフサロン」を紙…
恋愛工学。それは男の欲望を実現するための秘密のテクノロジーである。本作は、とある非モテ男子がこの恋愛工学を学び、数々の美女を虜にする恋愛プレイヤーになるまでを描いた物語である。 主人公は26歳のわたなべ。結婚を考えていた彼女に浮気され、ただ性…
元外交官である著者が1968年チェコスロヴァキア日本国大使館在勤中に遭遇した民主化運動「プラハの春」を小説化。上巻は1967年からプラハの春改革前夜1968年3月まで、下巻は改革を進めるチェコスロヴァキアをソ連が軍事介入、改革崩壊までの一部始終が描か…
『深夜特急』では無く『珍夜特急』、作者は沢木 耕太郎では無くクロサワ コウタロウ。決してパクリでは無いオマージュ的な作品。本家はバスであるがこちらはバイクでユーラシア大陸を横断するインド・パキスタン編。バイクなのでなぜ特急なのか分からないが…
成功への唯一の近道は、地道に継続することだと著者は言う。実際に著者自身も、どんな状況下においてもやると決めたことを当たり前に継続させているそうだ。しかし、新しいものに飛びつく人は多いが、何事においても長続きせず、継続出来る人はなかなかいな…
本書では「絶対に真だと言える理想の何か」を追い求めた、哲学者達の戦いの歴史が解説されている。真理の「真理」、国家の「真理」、神様の「真理」、存在の「真理」の全四ラウンドの激闘が観戦可能である。 評者一押しの哲学者はデカルトだ。全てを疑い、最…
著者のブルネロ・クチネリ氏は、高級カシミヤ製品メーカーの創業者である。1978年に創業したブルネロ・クチネリ社は、現在は紳士服、婦人服、子供服から雑貨、アクセサリーなど総合的に展開する世界最高級のアパレル企業に成長しており、2012年にはミラノ証…
本書内では五人のがん経験者による、自らに対するがんの告知から術後までの経験と、気持ちの移り変わりが漫画で紹介されている。術後もそれぞれが精力的に活動している。 どうして病に直面しながら、こんなにも強く生きていけるのだろう。それはがんへの想い…
世の中の急激な変化が、本来の人間性を明らかにする。自分を見失い恐怖におののく人。それとは逆に確実がない状況においても、周りに流されずに自分を持ち、一見ピンチに思われるような状況でも、それを上手く乗り越えていく人。同じ状況を経験しても、どの…
HIU公式ガイド『SALON DESIGN』(通称:サロン本)の最新号が発売された!今号の掲載内容はMASHI NO MASHI TOKYO、全身運動、Unlimited、Black Lives Matter、NERF、ゼロ高、HIU会員、オプション取引など多岐に渡る。 パラパラとページをめくると、黒を背景…
日本人の死因第1位「がん」。本書は、がんサバイバー6人のドキュメンタリーコミックである。「がん = 即死」ではない。がんの告知後も、人生は続く。治療や再発による不安や苦しみが描かれる。 本書は世界最大級のがん征圧活動であるRelay For Life(略称RFL…
SNSを利用した広告戦略はもはや常識となっている。本書では現代における広告の存在理由と、社会的価値について、筆者の見解が「構成」されている。 そう、正に「構成」されている。事例を挙げての主張や分析は非常に的確だが、一般的な「本」とは明らかに違…
もっと相手との関係を深めたい。相手も自分も満足な関係にしたい。本書ではお互いの信頼を前提とした、対人関係を良い方向へと導くコミュケーションのとり方が紹介されている。 少し話し方を変えるだけで印象はがらっと変わる。同じ会話内容でも、相手の同意…
自ら、アイデアを生み出す人はまず「天邪鬼」、と語る通り、著者は当たり前ではないことに傾倒した考えを持っている様である。文章のそこかしこに、普通ではない発想や筋立てを持ち込もうという姿勢が見受けられる。大体が、この本の作り方自体が極めてユニ…