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常にもっと上へ。常にもっと先へ。
そんなにすり減らさず、社会も自分自身もサスティナブル(持続可能)に生きることを提案しているのが本書だ。
著者は自身が舌癌を患った事、そしてその治療後にガーナ発の天然由来製品の販売に踏み切るまでの過程をまず語っている。
購入者も自分も良いと思える製品を現地生産者と協業しながら、日本の規格に合うよう試行錯誤していく姿に感銘を受けた。
またガーナでの生活と舌癌の経験によってどのように現在の考え方へ変化したのか、自らの生い立ちと経歴を踏まえて紹介されている。
実績や成果を求めるのではなく、自分や社会にとって無理のない形とは何かを考えさせられた。
個人的に著者のベストフレンド、カールが語った一言が印象に残っている。
「恵まれていることに目を向けるんだよ」
今あるものに感謝しながら、楽に生きていこう。