HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】江戸前鮨入門『ごほうびおひとり鮨』

三十路を過ぎたOLが、10年以上付き合っていた彼氏と別れたので「どんな贅沢しても許される」と本格的な江戸前鮨をひたすら食べるマンガ。 コースとビールで10,000〜20,000円ほどの実在するお店が紹介される。「鮨わたなべ」(四谷三丁目)に始まり、・「鮨 …

【書評】最狂バックパッカーの現地ルポ『ウクライナに行ってきました』

著者はイギリス、アメリカに留学したあと、面白い写真を求め世界を放浪した筋金入りのバックパッカー。アジアは勿論、アフリカや中南米の危険地帯を訪れ、その地で知り得たことを旅行記にまとめる活動を30年続けている。そんな経験豊富な旅行作家がコロナ後…

【書評】4年間潜入して書き上げた渾身の1冊『ルポ歌舞伎町』

著者は旧帝国大学を7年かけて卒業したツワモノ。卒業するのに余分にかかった原因は、本人の学力不足ではなく、自転車で海外を放浪していたから。卒業後は就職することなく、大阪の無法地帯「西成」に3か月潜入して自分の体験したことを文章にまとめ商業出版…

【書評】成功の鍵は成し遂げたいことに気づくこと『お金の引力』

著者は資産10億、年収1億を稼ぐ日本のトップ1%に入る資産家。恵まれた家庭環境とはいいがたい幼少期を過ごし、社会人としての滑り出しも自衛隊、パチンコ店員、家庭教師、不動産賃貸業と多くの転職を繰り返しお金とは縁遠い生活を送ってきた。そんな、うだ…

【書評】人の心に届くスピーチの指南書『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』

TEDとは、テクノロジー、エンターテインメント、デザインの3つの分野から感動や衝撃を生み出すアイデアを紹介し、広めていこうとすることを目的とした非営利組織(NPO)です。TEDの使命は、世の中にある価値のあるアイデアを広めることです。 動画でもTEDを…

【書評】 色々と驚くなかれ『痛み専門医が考案 見るだけで痛みがとれるすごい写真』

かつて、見るだけで目が良くなる本を入手したがなかなか実践仕切れなかった。この本はどうだろう?写真を見るだけで痛みが本当になくなるのか?毎日やれば違うか?と半信半疑で手に取る。なんせ、このところ靴ずれした足が痛かったり、腰痛がしたりするのだ…

【書評】大切なことは継続的な投稿。『ビジネスYouTube入門 その2 ショート動画ビジネス革命!』

自社の商品・サービスの価値を正確に伝えることが出来れば、価格競争からの脱却を実現出来ることになる。1分間の動画は、1分間で読める文章と比べて、4500倍の情報量があると言われている。YouTubeを活用した動画マーケティングは有効な価値訴求の手段である…

【書評】テレビ局を手に入れた!『トリリオンゲーム(4)』

カリスマと天才プログラマーがタッグを組んで一兆円企業を作るまでの物語。本巻ではとうとう2人はテレビ局を手に入れるところまで来た。 権力に打ち勝つために、主人公達が次に考えたのはテレビ局を手に入れること。手に入れるためにはまずはお金が必要だ。…

【書評】次期社長は腹違いの息子にするか『社外取締役島耕作(2)』

島耕作はTECOTを勇退し現在は社外取締役を務めている。社長は倒れ、次期社長を決めなくてはならないし、横領事件解決のために探偵も雇わないとダメだし、相変わらず大変な人生を送っている。 島耕作はある会社の社外取締役をしている。上場はしているものの…

【書評】もめごとは僕の商売さ。『チャンドラー短編全集2 事件屋稼業』

「事件屋稼業」ダサかっこいい絶妙な和訳と思う。原題は「Trouble Is My Business」である。この表題作の中で、主人公は別の節回しでしばしば軽口を叩いてみせる。「もめごとは僕の商売さ」彼の商売とは私立探偵。その仕事を、いや彼の生き方そのものを指し…

【書評】組織開発に関して知りたければまずこれを読め『図解 組織開発入門 組織づくりの基礎をイチから学びたい人のための「理論と実践」100のツボ』

学習する組織とかビジョナリーカンパニーとかティール組織とかなんかよくわからんが色々聞いたことはあるだろう。自分の部下はどのように組織するのが正解かを知りたいが、どれを読んだらいいのか。そんな時にこれを読もう!なんと、amazon unlimitedで無料…

【書評】たしかに俺は約束した、神の子を育てると・・・・・。『装甲騎兵ボトムズ チャイルド 神の子篇』

超長生きロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。時系列的な最新作OVA『幻影篇』の続きはどうするんだ? そのファンの声に応えて、高橋良輔監督が2020年9月から2022年12月にかけて電撃ホビーウェブ上でウェブ連載した、オトシマエ的小説が本作である。『幻影篇…

【書評】システム思考になろう『マンガでやさしくわかる学習する組織』

マンガでやさしくわかる。と、書きながらなかなか文章も多いしなかなか難解だ。本書は『学習する組織』をわかりやすくしたものである。なかなか難解だがそれがいい。 まずは『学習する組織』についてchatgptに小学生にでもわかるように説明してもらったので…

【書評】稲盛さんとChatGPT『生き方』

ChatGPTが2025年までにホワイトカラーを消滅させるらしい。という文言が飛び交うようになって「あぁ、俺も消えるのだな。」としみじみ感じている。膨大な数のビジネス書に囲まれた自分の部屋を見るとものすごい虚無感に襲われる。仕事の出来、不出来が自分の…

【書評】準備の大切さを説きつつエンタメ『すごい準備 誰でもできるけど、誰もやっていない成功のコツ!』

タイトルイメージから大分裏切られる芸能界プロデューサー話の数々。なんというか、デスクワークの書類仕事などのビジネス書風かなと思っていたら、とても華やかなテレビ裏側の世界。 ただ、読み進めるといや寧ろ、前例なくルーティンでないことをいかに実行…

 【書評】日本古代史のキーワードは天皇・言霊・和・怨霊・ケガレの5つである。『コミック版 逆説の日本史 古代黎明編』

『菊と刀』『空気の研究』など日本人の特徴を研究した有名な本は多数出版されておりますが、こちらは古代日本史を今でも残っている日本人の特徴も踏まえながら書かれた本になります。 例えば「会社などで明日から人の使ったコップを交換して欲しい、もちろん…

【書評】大人になって絵本は読んでこなかったんです。でも、この本に出会って、僕は考えを変えました。『はたらくっ!にゃんこ兄弟 今日も1日おつかれさまでした。』

皆さんは、絵本を読んだことはあるだろうか。小さいころにはたくさん読んだ、という人は多いだろう。では、大人になってからも絵本を読んだことがある人は、どのくらいいるのだろう。いいかえると、大人になってから、どのくらい絵本を読んだだろうか?告白…

【書評】正真正銘、最後の新作。『リバースエッジ 大川端探偵社』

原作者のひじかた憂峰は、狩撫麻礼の別ペンネームである。画はたなか亜希夫が担当し、週刊漫画ゴラクで2007年12月から2022年7月まで、各話読み切りのスタイルで不定期連載された。ひじかた憂峰、つまり狩撫麻礼は2018年1月に死去したが、生前に残した原作の…

【書評】幕末維新は朱子学と長州藩を中心とした理解が必要!『コミック版 逆説の日本史 幕末維新編』

『コミック版 逆説の日本史』も戦国三英傑・江戸大改革と続き、いよいよ幕末維新編に突入します。ポイントは「なぜ日本の開国と近代化は遅れたのか?」である。この問いを理解するキーワードの1つは江戸大改革編と同じ朱子学である。 朱子学にある「祖法」と…

【書評】徳川幕府存続の仕組みを作り、そして滅ぼした朱子学を中心に考える『コミック版 逆説の日本史 江戸大改革編』

前作の『コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編』の続編である本著は、徳川家康が幕府を開いた江戸時代にスポットを当てます。この時代のキーワードは武士でもなく大名でもなく、なんと「朱子学」です。これを理解することで江戸時代を理解することができる…

【書評】歴史を俯瞰し、仮説を立てる大事さを知る!『コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編』

著者の井沢元彦氏曰く、『逆説の意味はこういう見方もあるよ!』である。今の日本の歴史研究者は専門分野のみを研究している&史料至上主義により、歴史を俯瞰的に見れず科学のように仮説を立てて検証することが難しい環境であると懸念を持ってます。その懸念…

【書評】あるあるとないないを誰かと話したくなる『傲慢と善良』

「あいつが、あいつが家にいるみたい。お願い早く来て、助けてー」と切迫した場面から物語は始まる。何処からどういった切り口でこの書評を纏めるか、に悩むという良い意味で贅沢な小説である。一言の台詞に至る背景や心理描写の精密さが持ち味ともいえる作…

【書評】これで若さは手に入る!目からうろこの『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』

若々しい体を保つには、どうすればよいのだろう。体が思うように動かなくなってきて、そのように考える人が多いと思う。皆さんは、どのように日々を過ごしているのだろうか? これをお読みのあなたは、若い体にかなりの憧れを持っていることだろう。特に、40…

【書評】いくらでもダラダラぐせは改善できる。『「ダラダラ時間」をリセットする最新心理学BEST60』

「私はダラダラ人間」だと自覚している人は多いらしい。しかも、その内の半数以上はダラダラが問題であると認め、さらに94%はダラダラが自分の幸福度を引き下げていると考えているのだそうだ。ダラダラは生まれつきか? 遺伝性でどうしようもないことなのか…

【書評】身体を使って感じよう『ものがわかるということ』

「わかる」とはどうゆうことなか。それがよくわからないから、養老 孟司さんなりに説明してみようかと始まって書かれた一冊です。 最初に、他者の心を理解できるのは人間だけだそうで、幼少期の人間とチンパンジーの比較実験から詳しく述べられてます。相手…

【書評】こうして僕は人間関係をコントロールする勇気を持ちました『人間関係をリセットして自由になる心理学』

これをお読みの皆さんは、人間関係についてどのような悩みを抱えているだろうか?厄介な人がいるけどその対処法が分からない?それとも、恋愛や友人関係ではいつも振り回されて、ストレスをためている?色々あるだろう。僕自身、今まではめんどくさい人にこ…

【書評】6年連続人口増加トップとなった立役者達の物語『流山がすごい』

月曜日の朝7時出勤前、千葉県流山市にある「流山おおだかの森駅」のビルに園児を預ければ指定の保育園まで届けてくれ、帰りは最長夜8時まで同じ場所で園児の延長保育が受けられる「送迎保育ステーションがある」。そんなサービスを聞きつけ流山市には様々な…

【書評】支配のマネジメントから自己管理によるセルフマネジメントの実現へ。『徹底的にかみくだいた「自己目標管理」ドラッカーが本来伝えたかった目標管理』

ピーター・F・ドラッカーがビジネス社会に残した功績は数えきれないが、その中の一つは間違いなく目標管理の体系化であろう、とドラッカー理論の研究を続けて50年になる著者は言う。ドラッカーは、目標管理をマネジメントの哲学であると断じたが、その目標管…

【書評】右クリックとドラッグ&ドロップを開発した日本人の仕事術!『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』

私がこの本を読みながら著者の経歴や実績を知って、こんな凄い日本人がいるのか!と思ったのが正直な感想です。彼は学生時代にパソコンのプログラミングにはまり、企業向けの雑誌に自らの作品を売り込み、その後学生時代にロイヤリティーで1億円稼ぎました。…

【書評】起業はやめておきなさい『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門』

本書は「中小企業を個人買収して、資本家になる」ことへのススメである。ところで、子供に「資本家って何?」と聞かれた際に明確に答えられるだろうか? まず、なぜ起業はやめておくべきか?この説明に半分近いページが割かれる。「成功率は0.03%(1,000社中…