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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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▪️おすすめ本 まとめ記事 (note)

【必読】仕事の生産性を上げるおすすめビジネス書11選|HIU公式書評ブログ@hiusyohyoublog|note

【必読】英語を学ぶおすすめビジネス書8選|HIU公式書評ブログ@hiusyohyoublog|note

【必読】読書・本の読み方に関するおすすめ本7選|HIU公式書評ブログ@hiusyohyoublog|note

【必読】投資に関するおすすめ本の書評9選|HIU公式書評ブログ@hiusyohyoublog|note

 

■オールタイムベスト書評(note)

noteでは過去の書評から、PV、売り上げなどをもとに厳選された100記事をまとめ販売しています。厳選された記事を読むにはこちらから。

オールタイムベスト書評100|①ビジネス読み物11選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|②STEMに関する本7選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|③モテに関する本9選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|④未来を考えるための本6選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|⑤物語8選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|⑥生き方を身につける本12選|HIU公式書評ブログ|note

 

■特集記事

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アメトーク読書芸人で紹介された本

 

 ■PVランキング 

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■ライター一覧 

HIU公式書評ブログの記事はHIUのメンバー全員により作成されていますが、

一定の条件を満たすことで、認定ライターとなるシステムをとっています。

下記がHIU書評ブログ認定ライターです。

 

 

・野村公太

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・yoshimo

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・Yumi Ishii

  

・守本 桂子

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■お問い合わせ 

献本・その他お問い合わせはこちらまでお願いいたします。

 

■HIU書評ブログについて 
本ブログは編集長 野村 公太 および複数のメンバーにより運営を行っています。
そのため、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の運営元であるSNS media&consulting 株式会社や、堀江貴文氏は当ブログの運営元ではございません。
堀江貴文イノベーション大学校の運営元から公式としての運営の許可は頂いております。

 

 

【今だけ!】amazon audibleで聞けるおすすめ本34選【1ヶ月無料】

 

 

amazon audibleとはamazonによる本を聞くことができるサービスです。

スマホなどで流しながら本を聞くことができるため、電車や車の中で本を聞くことができます。

また、倍速モードなどを使えば、読むよりも速い速度で本の内容を理解することができるサービスです。

今回その中からおすすめの本を選定しました。

www.amazon.co.jp

 

 

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

  • メディア: Audible版
 
嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Audible版
 
21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: Audible版
 
多動力

多動力

  • メディア: Audible版
 
妻のトリセツ

妻のトリセツ

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Audible版
 
私たちはできていないが、成功者はやっている52のこと
 
THE TEAM 5つの法則

THE TEAM 5つの法則

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
 
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
上級国民/下級国民: (小学館)

上級国民/下級国民: (小学館)

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
生涯投資家

生涯投資家

  • メディア: Audible版
 
史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門

  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: Audible版
 
資本家マインドセット

資本家マインドセット

  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: Audible版
 
ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
メモの魔力 -The Magic of Memo-

メモの魔力 -The Magic of Memo-

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
仕事2.0 人生100年時代の変身力

仕事2.0 人生100年時代の変身力

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 

 

 

メモの魔力 -The Magic of Memo-

メモの魔力 -The Magic of Memo-

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
ぼくは愛を証明しようと思う。
 
日本再興戦略

日本再興戦略

  • メディア: Audible版
 
ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

  • 発売日: 2019/12/13
  • メディア: Audible版
 
運を支配する

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  • メディア: Audible版
 
リーダーの教養書

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  • メディア: Audible版
 
40歳が社長になる日

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  • メディア: Audible版
 
ポスト平成のキャリア戦略

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  • メディア: Audible版
 
HELLO, DESIGN 日本人とデザイン

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  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
動画2.0 VISUAL STORYTELLING

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  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 

 

 

【書評】哲学入門者必見! - 『哲学書100冊から世界が見える』で開かれる思考の扉

皆さんこんにちは、今日は私が最近読んだ本、「哲学書100冊から世界が見える」について書きたいと思います。

この本は、白取春彦氏によって書かれたもので、「世界を変えた哲学書100冊」を厳選し、わかりやすく解説しています。各哲学者の代表的な思想や著作からの名言が2ページほどにまとめられており、思想、宗教、社会、歴史、人間心理などの全体像を理解するのに役立ちました。

哲学というと難しそうなイメージがありますが、初心者でも理解しやすいように書かれています。哲学に初めて触れる人や、多くの哲学者の思想を概観したい人にとって特に有益だと感じました。

また、哲学というと抽象的なイメージがありますが哲学は人生、世界観、愛、友情など、私たちの日常生活に密接に関わるテーマについて深く考察する学問であることが理解できます。

この本を読んで、哲学に興味を持った方は、次にどの哲学書を読むべきかの参考にもなるでしょう。また、哲学について深く学びたい方にも、この本は良い入門書となり、哲学の世界への扉を開く鍵となる一冊です。ぜひ、手に取ってみてください。

 

 

【書評】スナックを研究対象とした日本で初めて著書『日本の夜の公共圏 スナック研究序説』

スナックが生まれた歴史から日本のどの地域にスナックが多く分布しているか、その背景が説明されている。

水商売というと少し上から見てしまう傾向にあるが、スナックが社会で果たしている重要な役目をわかりやすく詳述。

スナックができあがってきたのは東京オリンピックの後の1964年と言われている。カフェーという業態の進化版で、お店の入り口に菓子のスナックを置いていたからスナックと呼ばれ始めた。なぜ菓子を置いていたかというと風営法の許認可外の飲食店の業態で営業しているところがほとんどあったことから、行政検査が抜き打ちで来てもスナック(菓子)を置いているカフェーであることを説明するため。

面白かったのはスナックがどこに多く分布しているか。答えは地方x大都市。
典型は福岡市の中州、札幌市のすすきの、広島市の流山。それより大規模の都市の分布数が減少する背景は、人とスナックとのつながり、つまり、客とママとつながりの軽薄さが表している。スターバックスの50年前からサードプレイスとして職場でもない家庭でも癒される場所として確立している。

自分は姉が二人いるため、どちらかというと年下の女性より年上の女性の方が一緒にいて楽なので、単なる推測だが、スナックはお姉ちゃん子やお母さん子が集まっているのかと感じながら了読した。

 

 

【書評】探偵小説で英語を学ぼう - 『シャーロック・ホームズで学ぶ英文法』

皆さんこんにちは。今日は私が最近読んだ本、「シャーロック・ホームズで学ぶ英文法」について書きたいと思います。

この本は、コナン・ドイルシャーロック・ホームズの英文を徹底的に解説したもので、稀代の翻訳者と認知言語学者が執筆しています。また、朗読音声はすべて無料でダウンロード可能です。この本は、シャーロック・ホームズの作品を原文のまま掲載しており、注意すべき文法上・解釈上のポイントを「問題」としてピックアップしています。
和訳が先に紹介され、その後に原文が掲載されているという形式は、読者が文脈を理解した上で英文法を学ぶのに非常に有効です。また、問題形式で文法のポイントを学べるのも、理解を深めるのに役立つでしょう。
翻訳者が英語の母国語話者に取材を行ってニュアンスについて尋ねているという点も、この本の信頼性と質を示しています。そして、シャーロック・ホームズの作者であるコナン・ドイルの独特な英語表現を学べるというのは、英語学習者にとって魅力的な要素でしょう。
しかし、一つ気になる点があります。シャーロック・ホームズの物語は19世紀から20世紀初頭の英国を背景にしているため、その時代の英語の表現や語彙が含まれています。これは、時代劇ドラマを見て日本語を学んだ外国人のように、少し古い表現の英語になったりはしないのかな?と思わせます。
ただ、これが必ずしも問題とは限りません。古い表現を学ぶことは、言語の進化を理解し、より広範な文脈で英語を理解するのに役立つことがあります。ただし、現代の日常英語とは異なる可能性のある表現を学ぶ際には注意が必要です。
最終的に、言語学習は多様なリソースから学ぶことが最善の方法であり、シャーロック・ホームズのような作品はその一部となります。現代の英語を学ぶための他のリソースと組み合わせることで、広範でバランスの取れた英語力を身につけることができるでしょう。
以上、私の「シャーロック・ホームズで学ぶ英文法」の読書体験でした。皆さんもぜひ読んでみてください。

 

 

【書評】ヤフーでは毎週30分やっている『ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法』

 

飲みニケーションが難しくなった今どうやって部下の情報を得るのか、どうやったら部下を成長させれるのか。ヤフーでは1on1を行うことで大きく会社が変わった。

 

1 on 1と聞くと、「ああ、評価面談とかのやつね、やってるよ」と、思ったあなた。ヤフーでは1 on 1を毎週実施している。1 on 1は時間より回数、短期的な課題と長期的なキャリアを考えるために行うものだ。

 

1 on 1では基本的に、部下の気づきを促す。言ってきたことを繰り返し、その時どう考えた?、そう言う気持ちだったんだ。と聞くことで部下の気づきにつながり、大きな成長につながる。

 

上司の仕事は部下を成長させることだ。部下を放置して自分が仕事をやってはいけない。昔は飲みニケーションでなんとかなっていたが、これからの時代は時間を作って、話を聞くことが大事だ。

 

 

【書評】辻村深月の世界 - 『冷たい校舎の時は止まる』

皆さんこんにちは。今日は辻村深月の小説、『冷たい校舎の時は止まる』を紹介します。この作品には、多くの要素が詰まっており、それぞれが緻密に絡み合っていることに驚かされました。

物語の舞台は、受験を控えた高校3年生たちの日常。しかし、その日常は突如として変わり、冬の校舎で時間が止まる不思議な現象に巻き込まれます。さらに、自殺した生徒の名前や顔を思い出せないという謎、そして校舎から出られないという状況。これらの要素が絡み合い、読者も一緒にパラレルワールドのような独特の雰囲気へと引き込みます。

辻村深月の筆致は、登場人物の心の葛藤や人間関係の微妙さを非常に繊細に、そしてリアルに表現しています。特に、高校生たちのデリケートな心情や人間関係の描写が印象的でした。彼らの心の中に潜む罪悪感や過去の出来事との向き合い方、そしてそれらが引き起こす葛藤や対立が、物語の中心を成しています。

叙述トリックを使った物語の展開は、最後まで目を離すことができませんでした。伏線やトリックが明らかになるたび、読者は予想外の展開や結末に驚かされることでしょう。

3巻構成という長編の作品でありながら、一気読みするほどの魅力が詰まっています。物語の中でのキャラクターの成長や変化、そして複雑な人間関係や事件の解明は、読者の心を深く打つものとなっています。

最後に、この作品を手に取るすべての読者に、辻村深月の独自の世界観と人間ドラマを深く感じてもらいたいと思います。そして、その中で自分自身の心の中にも目を向けてみることで、新しい発見や気づきがあるかもしれません。

 

 

【書評】データから真実を読み解く - 『原因と結果の経済学』

皆さんこんにちは。今日は私が最近読んだ本、「原因と結果の経済学」について書きたいと思います。
この本は、中室牧子と津川友介によって書かれたもので、データから真実を見抜く思考法を解説しています。世界中の経済学者がこぞって用いる最新手法「因果推論」を数式なしで徹底的にわかりやすく解説しています。

経済学を学ぶ人だけでなく、日常でも大切な「因果関係と相関関係の違いとは何か」という基本中の基本から、ある原因と結果が因果関係なのかそれとも相関関係なのかを理解するための一冊となっています。

数式が無いことで、文章だけでも数学が成り立つことがわかりました。また、身近な例えを統計学・経済学に落とし込んでいるのでとっつきやすいと思います。抽象的な概念を具体的な例で説明することは、新しい知識を理解するのに非常に役立ちます。

以上、私の「原因と結果の経済学」の読書体験でした。よければ皆さんもぜひ読んでみてください。

 

 

【新着記事】 かわぐちかいじ『イーグル』 - アメリカ大統領選を駆ける青年記者の物語

皆さんこんにちは。先週はスーパーチューズデーアメリカの政治が最も熱くなる時期でした。この機会に、政治の舞台を背景にした熱いドラマを描いたかわぐちかいじの名作「イーグル」についてご紹介します。1998年から2001年にかけて連載されたこの作品は、アメリカ大統領選挙の裏側をリアルに描き出し、読者を政治の世界の奥深くへと誘います。

物語の中心: 青年記者鷹志と大統領候補ケネス・ヤマオカ
「イーグル」の主人公は、青年記者の鷹志。彼は母の死による深い悲しみに暮れている最中、アメリカ大統領候補であるケネス・ヤマオカの密着取材を命じられます。ヤマオカから父親であることを明かされた鷹志は、衝撃と共に新たな運命へと足を踏み入れることになります。

繰り広げられる激しい戦いと内省
ケネス・ヤマオカの選挙戦は、ただの政治戦ではありません。内部のライバルとの熾烈な指名争い、過去のスキャンダルの暴露、銃規制や軍事政策に関する自身のスタンスの表明など、彼の前には数々の障害が立ちはだかります。これらの出来事は、アメリカの政治システムの複雑さと、権力を追求する人々の倫理的ジレンマを浮かび上がらせます。

作品が投げかける問い
また「イーグル」は人間の成長、アイデンティティの探求、そして個人の理想と現実との間の葛藤など、普遍的なテーマを深く掘り下げています。鷹志とヤマオカの複雑な関係や、政治の世界の内部を垣間見ることで、現実世界における政治的な出来事や選挙に対する理解が深まるでしょう。

おススメする理由
スーパーチューズデーのような政治が焦点となる時期に「イーグル」を読むことは、意義深い体験になると思います。政治に興味がある人はもちろん、人間ドラマや成長の物語でもあるこの作品は魅力的です。「イーグル」は、政治の舞台裏をリアルに描き出し、読者をその渦中に引き込む力を持っています。現代アメリカの政治情勢を考える上で、または単純に人間性について深く考えるためにも、是非手に取ってみてください。

 

 

【書評】『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』を読み解く - ビジネスとマーケティングの新たな理解

皆さんこんにちは。
ビジネスとマーケティングの世界は、常に進化し、新たな理論やアプローチが登場しています。その中で、「サービス・ドミナント・ロジック」という理論は、従来のビジネスモデルに革新的な変化を提案しています。この理論の核心は、価値の創造と認識に関する私たちの理解を根本から見直すことにあります。

顧客が価値を決定する

「サービス・ドミナント・ロジック」では、価値は提供者が決めるのではなく、受け手、つまり顧客が決定するものとされます。これは、商品やサービスが顧客の手に渡った瞬間から、その使用方法や経験によって価値が形成されるという考え方です。顧客との連携が重視され、顧客の声を聞き、そのフィードバックをビジネスプロセスに取り入れることが、より大きな価値を生み出す鍵となります。

価値の共創

顧客と企業が価値を共に創造するプロセスは、この理論のもう一つの重要な柱です。これは、企業が単に商品やサービスを提供するだけでなく、顧客と一緒になって、その商品やサービスを通じて価値を生み出すという考え方に基づいています。このアプローチは、顧客を深く理解し、よりパーソナライズされた体験を提供することを可能にします。すっかり現代に馴染んだ顧客レビューなどがそうですね。

すべてはサービス

「サービス・ドミナント・ロジック」のもとでは、ビジネスの本質はサービスの提供にあるとされ、物理的な商品も含め、すべてのビジネス取引がサービスの交換と見なされます。これにより、商品自体に価値があるのではなく、商品は顧客の求める結果を達成するためのツールとみなされ、その背後にあるサービスこそが価値の源泉となります。

『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』を通じて理解されるこの新たなビジネス観は、特に物中心の考え方に固執している人々にとって、目からウロコ、もしくは受け入れられない内容かもしれません。しかし、顧客との関係を深め、持続可能なビジネスモデルを築くためには、この考え方を受け入れ、適用することは大いにチャレンジしてみるべきです。顧客と共に価値を創造することで、企業は新たな成長の機会を見出し、顧客満足度を高めることができるでしょう。