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【必読】投資に関するおすすめ本の書評9選|HIU公式書評ブログ@hiusyohyoublog|note

 

■オールタイムベスト書評(note)

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オールタイムベスト書評100|①ビジネス読み物11選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|②STEMに関する本7選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|③モテに関する本9選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|④未来を考えるための本6選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|⑤物語8選|HIU公式書評ブログ|note

オールタイムベスト書評100|⑥生き方を身につける本12選|HIU公式書評ブログ|note

 

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■ライター一覧 

HIU公式書評ブログの記事はHIUのメンバー全員により作成されていますが、

一定の条件を満たすことで、認定ライターとなるシステムをとっています。

下記がHIU書評ブログ認定ライターです。

 

 

・野村公太

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・yoshimo

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・Yumi Ishii

  

・守本 桂子

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■お問い合わせ 

献本・その他お問い合わせはこちらまでお願いいたします。

 

■HIU書評ブログについて 
本ブログは編集長 野村 公太 および複数のメンバーにより運営を行っています。
そのため、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の運営元であるSNS media&consulting 株式会社や、堀江貴文氏は当ブログの運営元ではございません。
堀江貴文イノベーション大学校の運営元から公式としての運営の許可は頂いております。

 

 

【60日間99円】kindle unlimitedで読み放題で読めるビジネス書20選【6/28まで!】

kindle unlimitedとは

amazonが行なっているサービスです。

120万冊以上の本が月額980円で読むことができ、

HIU公式書評ブログのメンバーも多くが加入しています。

また、kindleを持っていなくともkindleアプリで十分読むことができます!。

 

 

おすすめビジネス書 

今回はそのなかからおすすめビジネス書を厳選いたしました。

 

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

 
人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 
仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール

 
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 
日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 
大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる

大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる

 
経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる

経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる

 
史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル

 
なんでお店が儲からないのかを僕が解決する

なんでお店が儲からないのかを僕が解決する

 
口説きの教典 ──カリスマナンパ師ミステリーの恋愛メソッド

口説きの教典 ──カリスマナンパ師ミステリーの恋愛メソッド

 
「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する

「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する

 

 

【今だけ!】amazon audibleで聞けるおすすめ本34選【1ヶ月無料】

 

 

amazon audibleとはamazonによる本を聞くことができるサービスです。

スマホなどで流しながら本を聞くことができるため、電車や車の中で本を聞くことができます。

また、倍速モードなどを使えば、読むよりも速い速度で本の内容を理解することができるサービスです。

今回その中からおすすめの本を選定しました。

www.amazon.co.jp

 

 

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

  • メディア: Audible版
 
嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Audible版
 
21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: Audible版
 
多動力

多動力

  • メディア: Audible版
 
妻のトリセツ

妻のトリセツ

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Audible版
 
私たちはできていないが、成功者はやっている52のこと
 
THE TEAM 5つの法則

THE TEAM 5つの法則

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
 
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
上級国民/下級国民: (小学館)

上級国民/下級国民: (小学館)

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
生涯投資家

生涯投資家

  • メディア: Audible版
 
史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門

  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: Audible版
 
資本家マインドセット

資本家マインドセット

  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: Audible版
 
ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
メモの魔力 -The Magic of Memo-

メモの魔力 -The Magic of Memo-

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
仕事2.0 人生100年時代の変身力

仕事2.0 人生100年時代の変身力

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 

 

 

メモの魔力 -The Magic of Memo-

メモの魔力 -The Magic of Memo-

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
ぼくは愛を証明しようと思う。
 
日本再興戦略

日本再興戦略

  • メディア: Audible版
 
ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

  • 発売日: 2019/12/13
  • メディア: Audible版
 
運を支配する

運を支配する

  • メディア: Audible版
 
リーダーの教養書

リーダーの教養書

  • メディア: Audible版
 
40歳が社長になる日

40歳が社長になる日

  • メディア: Audible版
 
ポスト平成のキャリア戦略

ポスト平成のキャリア戦略

  • メディア: Audible版
 
HELLO, DESIGN 日本人とデザイン

HELLO, DESIGN 日本人とデザイン

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 
動画2.0 VISUAL STORYTELLING

動画2.0 VISUAL STORYTELLING

  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: Audible版
 

 

 

【書評】自分以上に自分をを信じてくれる人に出会うと人生が変わる『科学的に幸せになる脳磨き』

 

脳科学者であり医学博士でもある著者は、一人でも多くの人に自分らしい幸せな人生を歩んで欲しいと思い、本書を書いたそうだ。また、本書に書かれているものは、科学的根拠に基づき誰もが身につけられるものだと言う。

著者は幼少期、父親が出刃包丁を振り回す常に身の危険を感じる家庭で育ったため、家族を感じられずそれがきっかけで無口、口下手になってしまい、人を信じない、人と関わらないようにしてきたそうだ。そのため、44歳まで恋愛経験がなく克服しようと結婚相談所に登録したが、話しができず全て断られてしまい、また、海外で荒業として3000人に声をかけるものの心をひとつにできるような相手とは出会えなかったそうだ。

自分を愛せない人は、人を愛することができず、何人相手を変えたとしても誰一人とも上手くいかない。自分が変わらなければ、何も変わらない。著者は、ついに自分自身を変えるために最新の脳科学研究から独自のコミュニケーション理論を確立した。また、セルフレスになり相手のために利他の心で接することで、ついに心をひとつにできる心温まる人と出会い、現在では奥さんと仲睦まじくお互いに褒め合い、足りないところは補い合い、一緒に仕事をしている。自分が変われば過去は関係なく、自らが望む幸せを手に入れることができると著者自らが証明した。

まだまだ著者自身も勉強中のため、時には奥さんと考え方が合わない時もあるそうだ。しかし脳科学によるとそれは、相手の問題ではなく、単に脳の使い方が人それぞれ違うために起こるもの。相手を批判したりせずにお互いの違いを認め合うことで素晴らしい関係が築ける。相手のいいところを見るようにすると、一緒にいてくれるだけでありがたいという気持ちが沸く。心温まる、心をひとつにできる人間関係を築くことが幸せで豊かな人生になるそうだ。

 

 

【書評】ゆく河の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。『最古の災害文学 漫画方丈記』

 

日本三大随筆の一つである『方丈記』。
だそうだが、浅学な私は存ぜずでいた。
著者である鴨長明は、平安時代末期、鎌倉時代初期の歌人であり、随筆家、文学者とのことで、古文といえば「古事記」くらいしか読んだことはないし、正直言ってあまり関心が無いジャンルなので、そりゃ知らんわな、というところだ。
しかしながら、「最古の災害文学」という謳い文句に乗せられて本書を読んでみることにした。漫画化ということで、そして原文が短いもののため、オリジナル要素も盛り込まれており、読み易く、分かり易いものになっていると思う。

地震や火災などの災害のみならず、飢饉、疫病、遷都による世の中や人心の乱れなどの人災に至るまで、数多くの災禍をその眼にして来た鴨長明は、それらの際の街並みや家屋敷が被害を受ける様や、人の嘆き悲しむ心模様などを綴る。
そして、自らの出処進退に関して絶望し、家族と離縁して出家し、人里離れた山の地に於いて独居し、今度はその暮らしぶりや心のうちを吐露していく。
鴨長明は、非道く狭い庵を建てる。広さは約3m四方、四畳半から六畳くらいのワンルームで、衝立で仕切って、生活、仏道修行、芸術の間と、三つに区分している。
作りはできるだけ簡素としたので、分解して他の場所へと移設することも可能というくらいなのだから、どれほどチープな物か想像が付くというものだ。

そこで、ただ日々を過ごすのみ。好きに琵琶を弾き、好きに和歌を詠み、ひとりで楽しむのみ。
都では、身分の高い方も随分と亡くなったと聞く。さらに身分の低い人々となれば数え切れまい。火事も多く、焼けた家の数はどれほどになるのか。
それに比して、庵の中は穏やかで、なんの心配もいらないと鴨長明は言う。手狭とはいえ、ひとりで住むにはなんの不足もない。
たとえ家を広く作ろうとも、誰と住むのか。親族、妻子、友人、主君、或いは財宝や牛馬のため。それならば音楽や草木を友とした方が良い。召使いも雇わず、自らの手を召使いとし、足を乗り物とすれば良い。
そうして、世を捨て身を捨ててからは、恨みも恐れも無くなった。もうあとはうたた寝の様に穏やかに死ねたら。今までに見た美しい風景が心に残れば十分だと、達観の境地を窺わせる。

そんな鴨長明だったが、さらに思考を深めることとなる。
仏の教えに従うのなら、何事にも執着心を持つなと言うのに、この草庵を愛するのも、閑寂を良しとするのも、結局は執着ではないのか。
自らに問うても答えは得られない。
ただ、阿弥陀仏の名を両三遍唱えるのみ。

この書を書き終えて四年の後、鴨長明はこの世を去った。
その刻の胸中は、果たして如何にしたのであったのだろうか。


最古の災害文学 漫画方丈記
作者:鴨長明、信吉
発売日:2021年9月15日
メディア:単行本 

 

 

【書評】情報システム部門に任せたら失敗するぞ!『RPAで成功する会社、失敗する会社』

 

RPAが流行している、RPAとはRobotic Process Automationの略で、業務をコンピュータを使って自動化することだ、数時間かかるコピペ作業とかがあれば、それを数秒ですることだ。しかしなぜRPAは進まないんだろう?。

なぜRPAが進まないか、それは情報システム部門に任せるからだ、RPAは細かい業務だと数日で実現できるが、そんな細かい業務を情報システム部門は把握していない、ヒアリングだけで時間がかかる。

その上、経費削減のためにやるのに大掛かりな仕事になってしまうとむしろ経費がかさむ。経費を使って作ってもすぐにフォーマットが変わると使えなくなり、また情報システム部門に助けを求める。そんなやり方ではRPAが進むわけがない。

ではどうすればいいだろうか?。成功している会社ば現場に専任をつけている。専任が少しずつ細かい業務をRPAかしていき、気づけば大きな業務が自動化されている。そんな流れでRPA化を、進めている会社は大成功を収めている。

本書は大企業だけでなく2-3人の会社で働いている人にもオススメだ。同じ作業をひたすらやることはないだろうか?。それが本当にあなたがするべき仕事なんだろうか?。そんな仕事は自動化して、大切な仕事に時間を使おう。それがRPAの醍醐味だ。

 

 

【書評】日本の伝統と新技術の融合が世界を席巻する『ファッション イン ジャパン1945-2020流行と社会』

 

本書は「ファッション イン ジャパン 1945-2020 流行と社会展」の公式図録である。戦後から現在までの世界から注目されている日本のファッションについて、時代背景と共に当時の写真や雑誌、映像なども交えながら、その魅力、ユニークさが表現されている。

本書評では「世界への挑戦」「A-POC技術への挑戦」「サスティナブルとデザイン」として掲載されているISSEY MIYAKEについて取りあげる。三宅一生の世界への挑戦は1970年代から始まり、裁断、仕立てをせずに身体の動きに合う「一枚の布」や、皮膚と一体化し、身体の動きを制限しない「第二の皮膚」などISSEY MIYAKEの衣服の革新性は世界を激震させた。

また、コンピュータテクノロジーにより、一本の糸から一体成型で服を作る技術を開発し、ロール状に編み上げられた一枚の布には、帽子や服、バックがすでに編み込まれている。着る人が線に沿ってハサミを入れて切り取り、服づくりに参加できるコンセプトの「A-POC」は、あたかも着物を反物から仕立てる様子を彷彿とさせる。

さらに、地球環境や資源の問題に向き合うことにより出来上がった作品は、一枚の布を折り紙のように複雑に折ることにより立体化させ、元の平面へも戻せるものなど、全てが計算し尽くされ、ファッションという概念を完全にこえている。古来からある日本のものと新技術を融合させるその独自性は、とても魅力的であり、世界中の人々から愛され続けている。このようにISSEY MIYAKEは、洋服の可能性を常に進化させ続けているのだ。 

 

 

【書評】本で笑うことってあまりないのに。『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』

 

100文字で済むことを2000文字で伝える作家として有名な、岸田奈美さんの一作。岸田さんの周りで起きた出来事を話しているのだが、とにかく面白い。タイトルの印象とは正反対で、9回笑って1回泣ける。そんな本です。

岸田さんの母親は車椅子で生活していて、弟は障害を持っている。父親は子供の頃に他界しており、そんな彼女の周りでは、トラブルがいつも絶えない。普通の人なら自分の置かれた環境に悲観的になり、愚痴のひとつでもこぼしてしまいそうだが、岸田さんはひと味違う。

例えば、お金を持ってない弟がコーラを持って帰ったきた。聞いてみると、店員がサービスしてくれたらしく、家族で謝りに行った。そんな話があるが、岸田ワールドにかかれば、一気に世界が拡がっていく。そこかしこに話が脱線し、絶妙な例えで笑わせくる。考えもしなかったけど、言われてみればたしかにそうだよなといった感じで、私も何度その例え話をメモったことか。

でもそんな笑える文章から、岸田さんの家族への愛が溢れ出ている。愛したのが家族だったとはよく言ったもので、お腹を抱えて笑いながらも、胸がジンとなるのはなかなかできない経験だった。

岸田さんは普段はnoteで執筆している。最近はパラリンピックでコメンテーターの仕事をしたらしい。そこで起きた出来事が、岸田節炸裂で書かれているので、ぜひそちらも読んでみてほしい。

こんなに面白くて、優しくて、読みやすくて。歳の近い彼女にちょっと嫉妬しちゃいました。

 

 

【書評】古くさー、と言うなかれ。結局、正直が引き合うことを学ぶこととなる。『武士道』

 

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」とは、「死ぬことなど恐れるものか」と曲解されがちだが、本来の意味は「武士として恥をかかずに生きるためには死ぬ覚悟くらい持ち合わせてなければならぬぞ」と、武士の心構えを説いたもので、『葉隠』中に於いて特に有名な一節である。だが、新渡戸稲造の著した本書の言うのは、またこの様なことでもない。
日本人は、宗教無しに道徳をどう学ぶの?
そう外国人から問われたことに応じて書かれたのが、『Bushido: The Soul of Japan』である。そう、元は英文なのである。
1899年に発表された本書は世界的ベストセラーとなる。つまり、日本からにしてみれば逆輸入であり、数々の翻訳版が存在する。

読んで直ぐに気が付いたのは、これは武士としてどうとかというのではなく、かつての日本に在った固有の伝統精神、日本人とはどういう民族であったかを書き著しているということであった。
明治を迎える前、当時としては唯一の知識階級と言えた「武士」。その道義を解説することをタイトルに謳ったのであった。
「武士道はその最初発生したる社会階級より多様の道を通りて流下し、大衆の間に酵母(ぱんだね)として作用し、全人民に対する道徳的標準を供給した。武士道は最初は選良(エリート)の光栄として始まったが、時をふるにしたがい国民全般の渇仰(かつごう)および霊感となった。しかして平民は武士の道徳的高さにまでは達しえなかったけれども、大和魂は遂に島帝国の民族精神(フォルクスガイスト)を表現するに至った」
と言う訳だ。

そして、以下の様に質問者への回答として解釈を述べるのである。
「ヨーロッパ(騎士道)の経験と日本(武士道)の経験との間における一の顕著なる差異は、ヨーロッパにありては騎士道は封建社会から乳離れしたる時、キリスト教会の養うところとなりて新たに寿命を延ばしたるに反し、日本においてはこれを養育するに足るほどの大宗教がなかったことである。したがって、母制度たる封建制の去りたる時、武士道は孤児として遺され、自ら赴くところに委ねらえた」
と、思想の比較によって、武士道の普遍性を説いている。

武士道をなすのは義、勇、仁、礼、誠、名誉などの美徳。平たく言えば「道徳」である。
その源泉とは? 本質とは? 
古くさー、と言うなかれ。日本人にとって脈々と受け継がれている心の道である。
一読して理解に苦しむことは、ままあるまいぞ。


武士道
作者:新渡戸稲造、翻訳:矢内原忠雄
発売日:1938年10月15日
メディア:文庫本

 

 

【書評】古くさー、と言うなかれ。結局、正直が引き合うことを学ぶこととなる。『武士道』

 

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」とは、「死ぬことなど恐れるものか」と曲解されがちだが、本来の意味は「武士として恥をかかずに生きるためには死ぬ覚悟くらい持ち合わせてなければならぬぞ」と、武士の心構えを説いたもので、『葉隠』中に於いて特に有名な一節である。だが、新渡戸稲造の著した本書の言うのは、またこの様なことでもない。
日本人は、宗教無しに道徳をどう学ぶの?
そう外国人から問われたことに応じて書かれたのが、『Bushido: The Soul of Japan』である。そう、元は英文なのである。
1899年に発表された本書は世界的ベストセラーとなる。つまり、日本からにしてみれば逆輸入であり、数々の翻訳版が存在する。

読んで直ぐに気が付いたのは、これは武士としてどうとかというのではなく、かつての日本に在った固有の伝統精神、日本人とはどういう民族であったかを書き著しているということであった。
明治を迎える前、当時としては唯一の知識階級と言えた「武士」。その道義を解説することをタイトルに謳ったのであった。
「武士道はその最初発生したる社会階級より多様の道を通りて流下し、大衆の間に酵母(ぱんだね)として作用し、全人民に対する道徳的標準を供給した。武士道は最初は選良(エリート)の光栄として始まったが、時をふるにしたがい国民全般の渇仰(かつごう)および霊感となった。しかして平民は武士の道徳的高さにまでは達しえなかったけれども、大和魂は遂に島帝国の民族精神(フォルクスガイスト)を表現するに至った」
と言う訳だ。

そして、以下の様に質問者への回答として解釈を述べるのである。
「ヨーロッパ(騎士道)の経験と日本(武士道)の経験との間における一の顕著なる差異は、ヨーロッパにありては騎士道は封建社会から乳離れしたる時、キリスト教会の養うところとなりて新たに寿命を延ばしたるに反し、日本においてはこれを養育するに足るほどの大宗教がなかったことである。したがって、母制度たる封建制の去りたる時、武士道は孤児として遺され、自ら赴くところに委ねらえた」
と、思想の比較によって、武士道の普遍性を説いている。

武士道をなすのは義、勇、仁、礼、誠、名誉などの美徳。平たく言えば「道徳」である。
その源泉とは? 本質とは? 
古くさー、と言うなかれ。日本人にとって脈々と受け継がれている心の道である。
一読して理解に苦しむことは、ままあるまいぞ。


武士道
作者:新渡戸稲造、翻訳:矢内原忠雄
発売日:1938年10月15日
メディア:文庫本