HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ライター:浅野智

【書評】金で雇われ集められたニセ家族。契約者の狙いは何だ? 『タコポン』

父、母、高校生の娘、中学生の息子の一家四人。ある街の一軒屋に引っ越しをしてきたところから物語は始まる。しかし、実はこの四人はこの日が初対面だった。ニセ家族を務める。それが、一戸建ても家財道具も一切合切取り揃えた、謎のスポンサーとの契約事項…

【書評】エルメスになってください。『コンテンツ・ボーダーレス』

「コンテンツひとつで全世界を飛び回ることが出来る、無限の可能性が広がる時代なのです」そう言う著者は、韓国ソウル出身。2001年に来日し、国際社会文化学者として韓国や日本など東アジアのコンテンツを様々な角度から研究してきた。また、タレントとして…

【書評】エルメスになってください。『コンテンツ・ボーダーレス』

「コンテンツひとつで全世界を飛び回ることが出来る、無限の可能性が広がる時代なのです」そう言う著者は、韓国ソウル出身。2001年に来日し、国際社会文化学者として韓国や日本など東アジアのコンテンツを様々な角度から研究してきた。また、タレントとして…

【書評】幽霊とSFと物理学。『日本発狂』

読み始めると、次も読みたくなるなぁってことで、今更ながら古本屋で手塚治虫の漫画をピックアップ。とんでもないタイトルだなぁと、ちょいと買ってみたのが本作だ。 定時制高校に通う通称イッチこと北村市郎は、或る深夜の街で幽霊の一群の行列を見た。直後…

【書評】「文章は苦手」は思い込み。『ロジカルな文章、情緒的な文章』

文章にとってスキルやテクニックは本質じゃない。必要なのは、文を書く「勇気」、情報を伝えたいという「情熱」、読み手に貢献したいという「愛」、人に伝えねばという「使命感」の四つであり、あとはアウトプットするだけだ。と、諭す著者は、元々は本を読…

【書評】広告代理店とテレビ局と銀行に演出されてるような・・・そんなのどーでもいい。『天使派リョウ』

1990年から1992年にかけて、ビッグコミックスピリッツに連載された本作。連載当初に数話を読んだ覚えはあったが、なんだかよく分からんよーな印象を受けた記憶がある。丁度その頃から漫画を読むこともなくなった為、長いこと未読のままだったし、最近になっ…

【書評】我、食用犬ニ非ズ。『エイント・チャウ』

ここまで執着するとは、我ながら呆れた感は確かにある。狩撫麻礼の追悼本『漫画原作者・狩撫麻礼 1979-2018 《そうだ、起ち上がれ!! GET UP . STAND UP!!》 』 を読んでから、蔵書を改めて読み返し、それに飽き足らず未読の書を買い求めて漁り散らかした。そ…

【書評】黒手塚の先鞭か。『どろろ』

まだ『ゲゲゲの鬼太郎』が、『墓場の鬼太郎』というタイトルだった頃、その水木しげるの漫画に大いにショックを覚え、妖怪モノを自分も描かねば! と思い余った手塚治虫が連載開始した、それが本作だ。 時代は戦国の世、室町時代。妖怪たちに身体の四十八箇…

【書評】もしかして・・・生まれ変われるかも・・・。『平成地獄ブラザーズ ハード・コア』

原作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによるこの漫画は、グランドチャンピオンにて1991年から1993年に連載されたが、随分と歳月を経た2018年に、山田孝之主演・プロデュース、山下敦弘監督により映画化された。佐藤健なんかまでも出演している。映画化のきっ…

【書評】ONCE THERE WAS THE GOLDEN AGE FOR FELLOWS.『BOX 暗い箱』

今となっては記憶も朧だが、本書が出版された時分の私は、あまり漫画を読むことはなくなっていた筈だが、多分たまたま書店で見掛け、瞬時に買い求めていたのだろう。なんたって、原作は狩撫麻礼、作画が池上遼一ときたもんだ。こんな組み合わせを眼前にぶら…

【書評】なるほど・・・キマったな。俺たちゃボーダーか!『迷走王 ボーダー』

都内に建つボロアパート月光荘。そこに住むのは三人。久保田という二十代後半とおぼしき若い男、東大目指して浪人生活二年の木村、もう一人は、三千円という格安の家賃だが、なんと元共同便所の部屋に住む男。その男の名は蜂須賀。苗字以外は年齢も素性も不…

【書評】ウワー、ウワー、終った、終ったーっ。ウワーハハ。ぼくは生きてるぞ。生き延びたんだーっ。『紙の砦』

そういえばこれって、私が十代の頃何度も読んでたっけ。懐かしく読み返した手塚治虫の短編集。本書の特徴は、手塚治虫自身が主人公、若しくは語り部となっている作品を編纂した点にある。ドラマ性を持たせる為に、多くはフィクションになっているのであろう…

【書評】悪い血脈。『バッドブラッド』

カモの人選と絵図を描く元締めの老婦人、荒っぽい役割担当、態度のデカイ脂の乗った中年男、美貌をフルに利用し、ベッドで男を狂わす女、そして若いながらも実行チームを引っ張る男。これら悪党四人組が主人公たちのクライムストーリーの漫画である。 輸入商…

【書評】人生を変えてくれたのは時短だった。『わたしも家族も笑顔にする 幸せキッチン』

17年前に交通事故に遭い、後遺症による寝たきりとなってしまった長女を自宅で介護することになってしまった著者は、手作りの料理をする余裕もなくなり、次第に笑顔も消えてしまったそうだ。「ママはこうなったから、そういう顔をしてるの?」幼い次女に言わ…

【書評】それは最悪最凶のファム・ファタール!『引擎/ENGINE』

築地署の刑事である游二(りゅうじ)は、張り込み中だった。このところ派手に稼いでいる高級外車窃盗団の、次の犯行予定を情報屋から仕入れていたのだ。今回の盗難の標的はマイバッハ。駐車場を張る游二たち。しかし、早朝の銀座の街に唐突に響いたフェラー…

【書評】真の自己を実現する者の旅。『ア・ホーマンス』

松田優作により映画化された本作だが、記憶喪失の主人公が放浪している、という点以外は全く別物なので悪しからず。映画の脚本を務めた丸山昇一によれば、松田優作が本作のある一コマを差し、「主人公のこの表情を映画にしたい」という一言で脚本がスタート…

【書評】一貫性のあるブランディングが、永続的な売上をもたらす。『ブランド・プロデュース思考』

ブランドとは、お客様との間の「プロミス(約束)」です。そして、顧客とのあらゆる接点に於いて一貫したプロミスを伝え続ける為には、ブランドを俯瞰し、各所との連携を図ってブランディングを「プロデュース」していく思考が必要です。本書の冒頭で、この…

【書評】少年の成長とスパイ活劇、それから宇宙人。『W3(ワンダースリー)』

手塚治虫率いる虫プロダクション制作のテレビアニメ作品であり、同時進行で少年誌に連載されたのが本作『W3』だ。多忙、且つリテイクの鬼である手塚治虫が絡むと番組の制作が遅れるから、本流のアニメ部隊には関わらないでくれと言われ、ハブられた手塚治虫…

【書評】淑女予備軍の紆余曲折・・・スムーズな青春こそ罪なり。『淑女たち -WAILERS-』

ちょっとぼんやりで内気なメガネっ子の今日子、関西弁丸出しでややふくよかな留利子、くわえタバコにクールな物言いの麻美。美大の油絵科に通う女子三人。現在二十歳の同級生で、ボロアパートで同居中。いずれも男っ気無し。芸術に真剣に向かいつつ、たまに…

【書評】ブランディングの成否は「走り出す前の準備」にかかっている。『ブランディング・ファースト〈メソッド編〉』

本書は、2020年発刊の『ブランディング・ファースト』の続編なのだそうだ。広告費をかける前に「ブランド」をつくる。これが前著のサブタイトルで、数多の広告に埋もれない為に「ブランド」を構築せよ、といったものだったのだろう。時が経ち、状況は悪化し…

【書評】世紀末の地獄を意に介さぬ少年たちの熱情。彼らの共通項こそはバトル・ミュージック"PUNK"であった。・・・破壊せよ!『バトルキッズ』

世紀末モノの漫画である。ノストラダムスの予言した“恐怖の大王”とは偶発最終核戦争のことではなく、太陽黒点の異常増殖による地球規模の天候異変だった。食糧危機は世界の秩序を瞬時に解体し去った。二年続きの世界的な作物不作、次いでアメリカとソ連が局…

【書評】俺は特別な男ではない。もっと早く気付くべきだった。『Days 時の満ちる』

二度に亘る外タレ興業の不入り。3億5千万円の借金。一匹狼の呼び屋、馬渡真助(まわたり・しんすけ)は、その夜、家財一式を売り払っての夜逃げを図ろうとしていた。宵闇のなか突然の訪問者。債権者か!?開け放されたドアに立ったのは、気品すら感じさせる…

【書評】何から手をつけたらいいのか分からない、といった方へ。『化粧品・健康食品EC・D2C新規参入パーフェクトガイド』

経営者は、新たなビジネスの種を探し続けなければ、長期的な繁栄は叶わない。その為には成長性の見込める分野に常にアンテナを張っておかなければならない。本書は、化粧品と健康食品業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行なってきた著者が、新た…

【書評】男らしくアウト・ローに徹するんだよ。そうすればいつかきっと唄の悪魔をとっ掴まえることができるさ。『唇にブルース・ハープ』

横浜元町で、インテリアショップ店員として働いているチー坊こと島田千代之助の前に、あの男が突然姿を現した。「センパイ!」エレキ・ギターはプロ級、カワサキのW1スペシャルで長髪なびかせてドド〜ン、酒を飲むと「死ぬ死ぬオレは自殺する」と口ぐせの様…

【書評】ブルースの河をさかのぼりハメットに至る。『B』

あらゆる沈黙とはかりあえるほどのガンジス河のほとり。彼の地で男は”B”と呼ばれていた。三年前、スポーツ記者だった男はフィアンセと共に突然失踪した、とされていた。「多分弟は、何事か想像もつかないような事件に巻き込まれたのだと思う。警察さえも頼り…

【書評】平均像ではない職業別収入を徹底解剖。『あなたの人生はいくらですか?』

ユニークな本だ。というのが、本書を手にした際のファーストインプレッション。「50人と、5組の夫婦の人生をご紹介し、「収入」の内訳と推移を徹底解剖!」と謳っている様に、読み物、というよりデータ集といった趣きのある本書は、著者の或る想いから作成さ…

【書評】至高の”時の時” LIVE!『ライブマシーン』

六本木のジャズクラブで夜毎ソロの生演奏を務めるピアニスト、有山礼二。或る夜、礼二の元に訪れた男がいた。それはかつての戦友だった。ゲリラの総統が命乞いの果てに差し出したダイヤモンドの山は仲間四人で分けた筈だったが、男の来訪の目的は全てを自ら…

【書評】性格が意固地っつーか、貧乏性っつーのか、ウケそうもない音ばっかしに魅かれちゃうのよ。ブルース、ソウル、レゲエ。『POWER FOOL』

狩撫麻礼と守村大とのコンビ作品『ラスタ牌』の主人公である下山と麻雀仲間の三人が別名義(?)で登場して活躍するロックバンドモノの漫画である。『ラスタ牌』同様、コメディ基調でサクッと読める快作。 実は私的には『ラスタ牌』よりもこちらの方を先に読…

【書評】営業とは想像力だ。購入後の”その先”を、お客様に理想のものとして想像していただけるかで決まる。『お客様が教えてくれた「されたい」営業』

著者は、自らの営業支援の経験を元に、セールスエバンジェリストとして、セールスモデルの研究、開発、講演を行なっている。 コロナ禍以降の営業環境には、三つの機会損失が挙げられる。・つながらない・会えない・買ってもらえない本書を上梓することにした…

【書評】営業とは想像力だ。購入後の”その先”を、お客様に理想のものとして想像していただけるかで決まる。『お客様が教えてくれた「されたい」営業』

著者は、自らの営業支援の経験を元に、セールスエバンジェリストとして、セールスモデルの研究、開発、講演を行なっている。 コロナ禍以降の営業環境には、三つの機会損失が挙げられる。・つながらない・会えない・買ってもらえない本書を上梓することにした…