HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ライター:浅野智

【書評】ショックなことがあったら、「だからよかった」と口にしてみよう。『心の知能指数を高める習慣』

この本で一貫して言っているのは、EQを高めることで良いことあるぜ。生き方すら楽になるぜ。だから、身に付けた方が良いぜ。これだ。ほいで? そのEQって何よ? そう。そう思うのが当然ですわね。それは、心の知能指数と呼ばれるEmotional Intelligence Quot…

【書評】再生する会社とできない会社はどこが違うのか。『今さら聞けない中小企業経営のイロハを学ぶ やさしい経営改善の教科書』

著者は、これまで約20年間、事業再生に取り組んできたコンサルタント。これまで色々な再生事案に取り組む中で理解できたのは「利益を出すこと自体は難しくはない。しかし、真剣に取り組まないと実現できない」という、経営の本質であると言う。赤字体質から…

【書評】またもジャンルを飛び越えた怒涛の荒技。『あ・じゃ・ぱん』

1990年代以降、従来のハードボイルド小説作家の枠から抜け出した矢作俊彦が1997年に刊行した本書は、ハードボイルドどころか、もうSF作品である。改変歴史(オルタネートヒストリー)モノだ。 第二次世界大戦の終わりっ端の1945年7月18日、ソビエト軍が満州…

【書評】ゆく河の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。『最古の災害文学 漫画方丈記』

日本三大随筆の一つである『方丈記』。だそうだが、浅学な私は存ぜずでいた。著者である鴨長明は、平安時代末期、鎌倉時代初期の歌人であり、随筆家、文学者とのことで、古文といえば「古事記」くらいしか読んだことはないし、正直言ってあまり関心が無いジ…

【書評】古くさー、と言うなかれ。結局、正直が引き合うことを学ぶこととなる。『武士道』

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」とは、「死ぬことなど恐れるものか」と曲解されがちだが、本来の意味は「武士として恥をかかずに生きるためには死ぬ覚悟くらい持ち合わせてなければならぬぞ」と、武士の心構えを説いたもので、『葉隠』中に於いて特に…

【書評】古くさー、と言うなかれ。結局、正直が引き合うことを学ぶこととなる。『武士道』

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」とは、「死ぬことなど恐れるものか」と曲解されがちだが、本来の意味は「武士として恥をかかずに生きるためには死ぬ覚悟くらい持ち合わせてなければならぬぞ」と、武士の心構えを説いたもので、『葉隠』中に於いて特に…

【書評】B級バカ映画の巨匠の作品を漫画化!『三大怪獣グルメ』

君はB級バカ映画の巨匠・河崎実監督を知っているか?! 知らない? あっそう。 何故かはどうでも良いが、監督と私はお馴染みの間柄だ。以前には監督の著作『バカ映画一直線!河崎実監督のすばらしき世界』も書評にして、盛大にディスっているほどだ。 https:/…

【書評】ハードボイルド作家のこれまたびっくりなる転身。『スズキさんの休息と遍歴―またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行』

矢作俊彦は1972年に小説家デビューした。流麗な文体、レイモンド・チャンドラーを彷彿とさせる比喩表現などを絶賛され、ネオ・ハードボイルドの旗手として名を馳せた。小説以外でもラジオドラマの脚本、漫画の原作、ラジオのパーソナリティーや、映画監督な…

【書評】横浜がまだ特別な街だった頃。『さまよう薔薇のように』

げげげ。なるほどそうか、もう約40年前の作品になるのか。矢作俊彦の割りかし初期の名作の一つ。ハードボイルド小説である。であるので、事件が起こってそれが物語の中心となるのであるが、なかなか変わった主人公設定がまず記憶に残る一冊だ。主人公の「私…

【書評】私たちはビジュアルデザインに取り囲まれている。『ビジュアルデザイン論―グーテンベルクからSNSまで』

欧州発のデザイン書のベストセラーなのだそうだ。著者であるRICCARDO FALCINELLI(リッカルド・ファルチネッリ)は、グラフィックデザイナーやデザイン理論家として超一流の人。イタリアの主要な出版社でのデザイン活動を行ない、知覚心理学の教鞭を執り、国…

【書評】会計がわからんで経営ができるか。『稲盛和夫の実学―経営と会計』

経営者は、自社の経営の実態を正確に把握した上で、的確な経営判断を下さねばならない。そのためには会計原則、会計処理にも精通していることが前提になると、著者の稲盛和夫は言う。稲盛氏は、27歳の時に京セラを創業し、ゼロから経営を学んでいく過程で、…

【書評】やっぱキングダムよりこっちかな。『三国志』

大昔の中国の戦記物。その代表格とされているのが三国志である。国を三つに分けた国盗り合戦であり、その三つとは曹操の魏、孫権の呉、そして劉備の蜀である。本作では、蜀の劉備を主人公と捉えて描かれているのだが、昔の中国では、国ごとに各々の歴史を書…

【書評】人の一生は重きを負うて遠き道を行くがごとし。『徳川家康』

著者である山岡荘八の作品を最初に読んだのは『織田信長』であった。小学校の社会科があまり得意ではなく(本当は社会科に限ったことではない)、日本の歴史に疎かったため、三十代も半ばにして、日本人としてこれではいかんと思い手に取った次第だ。読み出…

【書評】世に生を得るは、事をなすにあり。『竜馬がゆく』

明治維新の立役者としての坂本龍馬の生涯を描く、超有名な時代小説。作者の司馬遼太郎の特性として、主人公には颯爽として曇りのない晴れやかな人物像を求めるので、本書の主人公である龍馬も、実に男っぷりが良い。一節では、坂本龍馬が偉いのではなくて、…

【書評】理屈でわかれば愚痴や不満はなくなる。『図で考えると会社は良くなる』

著者は、大手音楽制作会社やPR会社等で経理・総務・IPO業務などを経験。その後独立し、業務改善、組織改善、業績改善のための社員研修やコンサルティングなどを行なっているそうだ。本書では、自らの経験やこれまで出会った会社・組織から得た知恵の数々を、…

【書評】トップの言葉が会社の命運を左右する。『ビジネスに革命を起こすトッププレゼンテーションの技術~The Age of Top Presentation』

著者は、イベント企画制作のプロフェッショナルとして、「イベントプロデュースを通じて世界中に幸せを届ける」ことをビジョンに掲げ、これまで数々のPRイベントや社内イベントを手掛けてきた。イベントの主な目的たるブランディングには、外部に向けたエク…

【書評】会社の存在意義とは。『稲盛和夫の経営塾 Q&A高収益企業のつくり方』

稲盛和夫は、「盛和塾」という経営者の集まりを長年続けていた。真摯に経営を学びたい経営者が入塾し、全国、そして海外にまで会員が広がり、国内56塾、海外48塾と、「組織」といっても差し支えないであろうほどになっていたが、2019年末に閉塾した。その時…

【書評】世界最高の人生戦略の書『孫子の兵法』

言わずと知れた兵法書。大昔の中国春秋時代に書かれたものであるにもかかわらず、今なお数々の人々に恩恵を与え続けている。その孫子という人物とは、当時の軍事思想家である孫武であろうとされているが、いまいちはっきりとはしていない。三国志の主要人物…

【書評】経営者の基本の条件は熱意。『経営秘伝―ある経営者から聞いた言葉』

書名に書かれている「ある経営者」というのは、経営の神様と呼ばれる松下幸之助のことを指す。著者は、22年間に亘って松下氏の側で仕事をしてきた。その間に得てきた松下氏からの教えをしたためたのが本書であるが、松下翁が滔々と述べる話を聞き書きしてい…

【書評】奇人変人の集まりなんだけど、それで片付けてしまってはもったいない。『東京藝大美術学部 究極の思考』

「なんだか七面倒くさそうで、取っ付きにくそうだなぁ」と、思いながら読み始めた本書。意に反して、というか、意外な展開を見せつけてくれて、結果的には甚だ面白く読めた。 著者は現在、ビジネスパーソンや一般の人々、または企業向けに、アートやデザイン…

【書評】名作家の創作秘話っぷりに驚く一冊。『ブルー・ダリア』

本書は、1946年制作のアメリカ映画『青い戦慄』(The Blue Dahlia)の脚本を書籍化したものである。執筆したのは、ハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラー。チャンドラーは、作家としての活動の或る時期、ハリウッド映画界に於いてシナリオライターを…

【書評】成果は手法と行動量の掛け算。『経営感覚を整えるためのカンのメンテナンス』

著者が、中小企業診断士として多くの中小企業の経営者と接してきた中で感じたことがある。経営者は本質を見抜く力や経営の感覚に優れている。いわゆる「カン」が働くと言うのだ。著者の様な外部の専門家が詳細に分析した結論と、経営者の感覚値とが一致する…

【書評】正解のない世界だからこそ、モノづくりは面白い。『そこまでやるか、をつぎつぎと。』

「なんか、オレ向きそうな本なんじゃん?」と思い、本書を手にした。興味を惹かれたこの書名の言葉は、著者が社長を務める株式会社川島製作所に於いて、2019年に新たに掲げられたブランドコンセプトだそうだ。1912年(明治45年)に創業した川島製作所は、元…

【書評】最先端のマーケティングを。『グロースマーケティング(Growth Marketing)』

著者は、マーケティング事情におけるデジタルトランスフォーメーションに関して、日本はアメリカに大きく遅れを取っていると言う。日本の場合、「デジタルマーケティングに取り組む」というと、GoogleやFacebookの広告のプランニングをどうする? という話に…

【書評】生きていかなきゃならない夜がまだいっぱいありすぎる。『過去ある女―プレイバック』

ハードボイルド小説作家の大家であるレイモンド・チャンドラーは、その活動期間の中盤の或る時期に於いて、シナリオライターとしてハリウッド映画界にその身を置いていた。とは言え、自らの小説の映画化に携わったことは殆ど無かった。他の作家の映画化のた…

【書評】根底にはいつも愛と想像力を。『情報を活用して、思考と行動を進化させる』

筆者がこの本を書こうと思ったきっかけは、「新規事業のための情報収集法」というセミナー講師をした際に、千名以上の申し込みがあったことだったと語る。その講演資料もWeb上で公開しているが、特に告知もしていないというのに五千回近くアクセスがあったこ…

【書評】PRに関わるすべての方の基本ガイドブック。『サニーサイドアップの手とり足とりPR』

本来のPR(パブリックリレーションズ)の意味とは、「企業や団体が社会との良好な関係性を構築すること」であるが、得てして、PR=パビリシティの獲得。つまり、メディアに取り上げられてもらうことばかりを目的とする場合が非常に多いのが実際であろう。し…

【書評】タフでなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない。『プレイバック』

前作『長いお別れ』から4年半を経て、1959年に刊行された本作は、レイモンド・チャンドラーの七作目にして、最後の長編である。 私立探偵のフィリップ・マーロウが、朝っぱらからかかってきた電話で叩き起こされるところから物語は始まる。電話の主は非道く…

【書評】さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ。『長いお別れ』

1953年に刊行されたレイモンド・チャンドラーの長編六作目である。アメリカ推理小説作家クラブで1955年の最優秀長編にも推薦されており、チャンドラーの作品の中でも代表的傑作との呼び声も高い本作は、一番ページ数の多い著作でもあり、読み応えも十分。そ…

【書評】当たり前の日常や身近な人々の存在に感謝し、豊かな生活を送る。『サステイナブル・ライフ アフリカで学んだ自分も社会もすり減らない生き方』

本書は、アフリカで起業し、ガーナ初のオンラインショッピングサイトが立ち上がろうかと言う矢先に舌がんを患った著者が、帰国するところから始まる。術後、少しゆっくりとしたらガーナへ戻ろうと思っていたものの、転移の可能性が高く、頻繁な通院が必要で…