課長、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、相談役、社外取締役となった島耕作シリーズ。現在は数社の社外取締役を行なっている島耕作だが、今回は日本酒を広めにニューヨークまで行った。かなりの年齢だがまだまだ働く島耕作だ。
喝采という名の日本酒を広めるためにニューヨークまで行った島耕作。さすがなところは偶然現地の大きな飲食チェーンの社長の目に留まり、社長が主催する業界のパーティに喝采を振る舞わせてもらえることになる。
アメリカではアルコールのうち0.5%しか日本酒は飲まれていない。高所得者は知的好奇心が高くなんでも試すが、そうでない人は飲むことがない。日本酒は香りが控えめだし、味も薄い、アルコールは高い、好まれない。
そこでまずはブランディングを高く富裕層向けに売り出す。日本酒専用セラーをプレゼントすることでリピートさせるやり方は勉強になった。
島耕作もなかなかの年齢だ。しかも作者と同い年の設定だ。いったいいつまで働くのだろうか。