2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
末期の膵臓癌と診断された著者の亡くなるまでの5ヶ月弱の日々の日記。素直な言葉で綴られているからこそ吸い込まれるように一気読みしてしてしまった。そして凹んだ。 人間の「生」と「死」がリアルに伝わってきて感情揺さぶられた。カフェで読んでたら泣き…
大昔のSF小説では、近未来には火星くらいには地球人も到達していて、植民地にしているだろうというのがいかにも当たり前的だった。1964年発表の本作の舞台も火星であり、どうやって環境を整備したかは語られはしないが、普通に人類が大気の下に暮らしている…
明治後期、人里離れた山中で犬を相棒にひとり狩猟をして生きていた熊爪は、ある日、血痕を辿った先で負傷した男を見つける。男は、冬眠していない熊「穴持たず」を追っていたと言うが…。人と獣の業と悲哀を織り交ぜた、理屈なき命の応酬の果てはーーー。----…
Netflixで話題の地面師たち。映像よりも活字派ということもあり、こちらの小説を読書。 IR誘致を見込んだ苫小牧の不動産詐欺計画。しかし、この詐欺計画は苫小牧でのIR誘致が難しいと判断するや、すぐに白紙となる。 大物地面師•ハリソン山中の新たな標的は…
発達障害といえば、会社員や学校に合わないことから話題になっていますが、他とやり方が違うのがわかっています。まず持って、行動するときに得意なことが違うんです。特性に合わせて上手な生き方をすれば、今よりもずっと楽しくなります。今回ご紹介する本…
自称日本一の庶民派ソムリエ、ワイン案内のハードルの低さに定評がある著者による世界一かんたんなワインの教科書と言っているだけあり、イラストを交えて、ぶどうの品種をキャラクターとして擬人化し、初心者にもわかりやすく、親しみやすく、かつ面白く解…
・「財産をあてにした子どもが働かなくなるといけないので、遺産は社会・公共の役に立つようにしたい」という人が増えているらしい。その気持ち、わかる。でも、私の死後60年の著作権は子どもに遺すことになるよね?なんていらん妄想をする作家志望の無職か…
・コンパクトな平家に憧れてたけど、やっぱり今はそういう物件が人気らしい。テレビ付きインターホンや追い焚き機能なども人気の条件なので、どうせなら生前に便利な機能はリフォームで付けておきたいと思った。・団塊の世代の大量介護は大変だけど、それを…
中学生からファッション雑誌を参考にし続けてきた私ですが、最近、新しい洋服を買うことに、以前よりも気がひけます。お金の問題以上に気になるのが、CO2排出への懸念。以前よりも、古着に興味が出てきました。実質賃金下落、ファストファッションの台頭、SN…