端正な目次を眺めていたら、胸のぐじゃぐじゃが、すーっと腰まで降りていった。それぞれの生活を、己の精神で踏ん張っている、彼女たちとの連帯を感じられたからだ。
本誌は、2023年春に創刊したばかりで、本号で漸(ようや)く3号目。数ある同人詩誌の中でも珍しく、商業詩誌として創刊した。電子書籍・ペーパーバックでも購入可能だ(下記リンク↓)。
私も本誌のネットイベント「ポエラヴ」に参加して、向坂くじらさんの作品に返詩を寄せさせていただき、おかげさまでvol.2には拙詩も載せていただきました。その後、向坂氏は初の小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)で直木賞候補となりました。ここで何かが起きてます。
修辞を突き詰める「現代詩」は、読解が難しく、大衆向けではないだろう。しかしパラパラと眺めているだけでも、「こんな表現のし方もあるのか」と、新鮮さは感じるのではないだろうか。
詩は、音楽やスポーツと同じで、読むよりも、自分で書いてみた方が楽しめる。原稿用紙の使い方も、論理性も関係ない。日常のことばから少し離れて、あなたも飛翔してみませんか?
しろねこ社
発行人 雪柳あう子