課長、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、相談役、そしてとうとう社外取締役だ!
社外取締役とは、意思決定者に社外のものを置くことである。社内の人間では、いろんな忖度が働いてしまうが、社外の人間だと利害関係なく意見ができる。それが社外取締役だ。
社外取締役となった会社は、オーナー社長の会社だ。社長はもう1-2年で世代交代したい。しかし、できれば息子に継ぎたいが、息子はどうも毎日遊び歩いているだけだ。また、30代とまだ若い。
一方で、社長には隠し子がいて、その隠し子はなかなか優秀な銀行マン。そして、50歳手前であり良い年齢。どうにか隠し子を社長にできないか。
そこで、登場するのが島耕作、いつものように、根回しを繰り返し、問題解決にあたる。レストランとゴルフ場と銀座の会員制バーそこで全てが行われる。これぞ日本企業。
これまでの大企業とは異なり、起こる問題がまた違う、ここにきて島耕作は新しい展開を出してきた。