HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】生きることの意味とは? 輪廻転生とは?『火の鳥 鳳凰編』

シリーズ第5部の『鳳凰編』は第2部以来になる長篇作であるが、火の鳥は長篇作の方が評価が高い様に思う。本作はその中でも特に人気があるのではないだろうか。個人的にもかなり面白い作品と思っている。 舞台は8世紀、奈良時代の日本。シリーズを通して重要…

【書評】会社全体から研究開発を見直してみよう『研究開発マネジメントの“強化書”―経営戦略と研究開発活動をつなぐミドルマネジメント機能の強化』

その名の通り研究開発マネジメントの教科書特にミドルマネジメントのための一冊だ。 評者も研究開発のミドルマネジャーをしているが、本書を読んであたらめて考えたことをここに書こう。 本書の中では研究開発の9つの機能について述べている項がある。詳細は…

【新着記事】情報収集良いとこ取り。『ESSE』2023年10月号

たまには1人で雑誌をパラパラめくる、そんな休日やスキマ時間もいいものだ。特集の「お金」情報。お金に愛される人を取材した、頑張らずにできる方法が満載。はっとするレシピやスマホ首に効く首回りのストレッチ、やはり自分にないものを発見するのにももっ…

【新着記事】情報収集良いとこ取り。『ESSE』2023年10月号

たまには1人で雑誌をパラパラめくる、そんな休日やスキマ時間もいいものだ。特集の「お金」情報。お金に愛される人を取材した、頑張らずにできる方法が満載。はっとするレシピやスマホ首に効く首回りのストレッチ、やはり自分にないものを発見するのにももっ…

【書評】孤高のひとりIR!『楽天IR戦記「株を買ってもらえる会社」のつくり方』

話題には事欠かない楽天に関する書籍。最近の動向も注目されていますが、本書は少し時計の針を巻き戻して、2005年から約10年間、楽天が事業の多角化を進め、楽天経済圏構想が生まれた時代のお話です。著者は当時のIR担当者で、現在はマーケットリバーという…

【書評】19.5倍も売り上げをあげた読者の心を掴んで離さないコピーライティング『ザ・コピーライティング 心の琴線に触れる言葉の法則』

アメリカの広告業界で58年間も活躍し続けた伝説的コピーライター、ジョン・ケープルズが記したザ・コピーライティング。 58年もの長い現役コピーライター人生で効果を検証した内容がこの本に記されている。 ネットによる飽和状態の情報社会で、人はどのよう…

【書評】戦国シリーズ3→天下布武、目標は明確でシンプルに!『織田信長(2) 桶狭間の巻』

「天下を取るか、尾張のうつけで消えゆくか?」織田信長のこのセリフが印象的です。2巻は歴史の分岐点ともいえる桶狭間の戦いです。織田軍が数的にも不利な状況にありながら、どのように今川義元の首を取って天下に近づいたのか。これは会社や仕事でもいえ…

【書評】コメディ、政治、風刺、サスペンス、ミステリー、パラレルワールド、神学とバラエティー豊かなディックの世界。『シビュラの目―ディック作品集』

短篇集というものは割と奇抜なものに出会い易い。長篇作とは異なり、作者も何かしらのチャレンジを行なうのにハードルが低いのだ。初っ端の『待機員』がその一つ。舞台設定自体がふざけていて、コンピュータが大統領を勤める未来の合衆国で、主人公は失業者…

【書評】コメディ、政治、風刺、サスペンス、ミステリー、パラレルワールド、神学とバラエティー豊かなディックの世界。『シビュラの目―ディック作品集』

短篇集というものは割と奇抜なものに出会い易い。長篇作とは異なり、作者も何かしらのチャレンジを行なうのにハードルが低いのだ。初っ端の『待機員』がその一つ。舞台設定自体がふざけていて、コンピュータが大統領を勤める未来の合衆国で、主人公は失業者…

【書評】古墳時代と乱世の日本、そんな中篇二作のセット。『火の鳥 ヤマト・異形編』

ヤマト編が第3部、異形編は第11部となる。ページ数の組み合わせやら何やら編集上の事情もあるのだろう。発表順にして欲しいところだが、読んでしまったものは仕方がない。後で作品の順番を脳内補正しよう。ヤマト編で描かれるのは4世紀頃、古墳時代の日本。…

【書評】とうとう隠し子が社長に『社外取締役 島耕作(3)』

『課長 島耕作』から始まった島耕作シリーズ現在はテコットも退職し、社外取締役として活躍している。現在は次期社長を決めるお家騒動に巻き込まれており、隠し子がとうとう社長に就任した。 話は複雑だ。島耕作が社外取締役を務める会社では次期社長を考え…

【書評】でも今度こそと火の鳥は思う。今度こそ信じたい。『火の鳥 未来編』

3世紀頃の邪馬台国の時代を描いた第1部『火の鳥 黎明編』に続く本作第2部は、西暦3404年の超未来の世界だ。火の鳥は一作毎に過去と未来を交互に描き、そして次第にその振り幅を狭めていって、最終話は現代へと辿り着くというのが手塚治虫の構想であったのだ。…

【書評】人間関係を円滑にしたい人必読『「好かれる人」になる55のコツ』

著者は人材プロデューサー、全国出版オーディションを主催している岡崎かつひろさん。広い交友関係を持ち多くの人に応援される人物が良好な関係を築くために心がけているコツを55個紹介している。どの項目を読んでも膝を打つ内容ではるが、特に印象に残った…

【書評】口からウソがスラスラ出てくる。『15歳、プロ彼女~枕営業してた元アイドルだけど質問ある?』

有名人、俳優IT社長、AV堕ち。本作品は元アイドルが語る芸能界の裏事情ががわかる一冊である。 15歳アイドルがよくわからないままタワマンに呼び出された。中には業界の有名人や、有名俳優が集まっていた。あの有名俳優もこんなとこをするんだと思い、お金を…

【書評】口からウソがスラスラ出てくる。『15歳、プロ彼女~枕営業してた元アイドルだけど質問ある?』

有名人、俳優IT社長、AV堕ち。本作品は元アイドルが語る芸能界の裏事情ががわかる一冊である。 15歳アイドルがよくわからないままタワマンに呼び出された。中には業界の有名人や、有名俳優が集まっていた。あの有名俳優もこんなとこをするんだと思い、お金を…

【書評】フリーダムフレンドの日常『こういうのがいい 2』

したい時に、したい事を、したい人と。とに書く相性の良いフリーダムフレンドになった。2人、1巻に引き続き2巻では2人の日常が描かれる。 主人公の2人はメンヘラな彼氏彼女と別れたところだ。恋愛に嫌気がさしたところでとにかく気が合い仲良くなった2人。会…

【書評】これがいっちゃん最初の火の鳥。『火の鳥 ギリシャローマ編』

随分と前に、『火の鳥 黎明編』の書評を書いたことがあり、その際に火の鳥のシリーズ全体についての感想もざざっと大雑把に書いたのだったが、改めて他の編たちについても一作毎に書いていってみようかと思う。と言うのも、最近『火の鳥 望郷編』が『火の鳥 …

【書評】これがいっちゃん最初の火の鳥。『火の鳥 ギリシャローマ編』

随分と前に、『火の鳥 黎明編』の書評を書いたことがあり、その際に火の鳥のシリーズ全体についての感想もざざっと大雑把に書いたのだったが、改めて他の編たちについても一作毎に書いていってみようかと思う。と言うのも、最近『火の鳥 望郷編』が『火の鳥 …

【書評】令和のチーム運営の必須科目『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』

令和では給料をあげてもチームはまとまらない。価値観は変わってきた。チーム運営に必要なのは心理的安全性の作り方だ。 最近よく聞くワード、心理的安全性。心理的安全性についてまず学びたい時に読む本が本書である。非常にわかりやすく心理的安全性につい…

【書評】こうあるべき、がガラガラ崩れる『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』

常識ってなんだっけ?な本である。ここまでぶっ飛んでいると気持ちがよい。帯には「仕事・恋愛・結婚・お金 結局すべて持っていくのは″好きに生きている女子″なのよ」とある。独自の恋愛・家庭・仕事論でメディア掲載多数、スクール主宰をしている著者・小田…

【書評】こだわりのスーパーマーケット、成城石井の商品開発ストーリー『成城石井 世界の果てまで、買い付けに。』

成城石井は私のお気に入りのスーパーの一つです。あの小さいスペースに魅力的な品揃えが詰め込まれていて、いつもついふらっと引き寄せられてしまう。中でも総菜コーナーのアジアン系のフォーやシンガポールラクサ、デザートコーナーのゼリーやチーズケーキ…

【書評】黒手塚漫画の代表格か。『奇子』

「黒手塚」漫画の神様 手塚治虫の作品群の一部はそう呼ばれている。人間の暗黒面を描くシリアス作品を指すのだが、その中でもトラウマ級の作品の一つが、1972年1月25日号から1973年6月25日号まで『ビッグコミック』で連載された『奇子(あやこ)』だそうだ。…

【書評】初めてアジャイル開発を学ぶのにおすすめ『いちばんやさしいアジャイル開発の教本 人気講師が教えるDXを支える開発手法』

変化が早い社会に対して、アジャイル開発を導入したい。1冊目に学ぶ本として、おすすめがこれだ。 以前紹介した『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』とともに、アジャイル開発を始める時にまず読むのがおすすめの本だ。 アジャイル開発とは、2-3週間のサイクルで、…

【書評】3年間で売上規模を4倍にさせたノウハウとは。『時代を生き抜くリーダーに必要な「多動×巻き込み力」』

「関わるすべての人の人生を、『ワクワク』と『成長の渦』に巻き込む!」これが本書執筆開始時点に於ける著者の唱えるミッションだそうだ。そんな著者は、じっとしていられない「多動力」な人間で、加えて「失敗力」、田舎者コンプレックスによる「コンプ力…

【書評】こんな授業が受けてみたい!『伝説の授業採集』

それぞれの授業が全て伝説なので、非常に面白い。クリエイティブな人にも、そうでない人にもおススメ!(ちなみに自分はクリエイティブではない方かも) 日本全国津々浦々、海外はアメリカ、ヨーロッパからアフリカまで、学校の授業から企業研修から家庭の教…

【書評】どんどん減っていく日本の混浴温泉438湯『令和の温泉 混浴大図鑑』

大黒啓太氏による混浴温泉大図鑑だ。10年前にも似た本が出ているが当時は東と西に分かれていたが、本書は一冊。それほどまでにすごい速度で混浴温泉は無くなっていっている。本書はそれをまとめあげた図鑑だ。 混浴が減っている理由は色々ある。女性が入りに…

【書評】戦国シリーズ2→天下布武、率先垂範のリーダー『織田信長(1) 無門三略の巻』

織田信長といえばどんなイメージをお持ちでしょうか。ドラマや映画をみていると織田信長を演じるのは木村拓哉、反町隆史、江口洋介、市川海老蔵、高橋英樹、吉川晃司など、クールビューティー系の役者さんが多く、そういった印象があります。一方、学校教育…

【書評】Googleマップってどういう仕組み?地図好き必読!『現場のプロがわかりやすく教える位置情報エンジニア養成講座』

ブラタモリのような地理が好き、地図が好きという方は一歩進んで、地図アプリを作ってみるのはどうだろうか。私はガラケーの時からGoogleマップを愛用しているが、どういう仕組みで動いているのか考えたこともなかった。しかし本書1・2章を読めばそれが理解…

【書評】令和リーダー像とは『だから僕たちは、組織を変えていける —やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』

リーダーシップに関するビジネス書は数多く存在するが、どれも成果を出すためにどうするからに焦点を絞っている。令和になり従業員の価値観は"幸せになりたい"に変わって生きてる。ではそんな中でどうやってリーダーシップを取っていけばいいのだろうか。答…

【書評】ゆるキャンハウツー『キャンプが100倍楽しくなるCAMP IDEAS』

100円でない商品を手にすることも珍しくなくなったダイソーには、キャンプ用品のコーナーがある。そこにあった本書は100円。ギアを買いそろえる敷居が高い、山奥や雪中でのキャンプもツラい、そんなゆるいキャンプを求める方に向けた書である。 本書は38のト…