リーダーシップに関するビジネス書は数多く存在するが、どれも成果を出すためにどうするからに焦点を絞っている。令和になり従業員の価値観は"幸せになりたい"に変わって生きてる。ではそんな中でどうやってリーダーシップを取っていけばいいのだろうか。答えは関係性から始めることである。
本書は心理的安全性に着目した近年のリーダー像についてのまとめ本という見方が良いだろうか。いろんな事例について一冊で学べる本だ。まずこの本を読み、その後興味を持ったところを深掘りしていくといいだろう。
一つ例を出してみよう。何か仕事でミスがあった時に、「責任は誰だ」と詰めていても学ぶものはない。ミスがあったら「そこから学ぼう!」と考えるのがこれからの組織だ。重要なことは成果でなく、学習があることだ、そうしていくことでみんなが学ぼうとし結果的に長期的には組織のレベルが上がっていくこととなる。
昭和型、平成型のリーダーシップは令和では通用しない。これからのリーダー全員に読んでほしい一冊だ。