HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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文芸

【書評】ハートで汗をかけ!『成り上がり』

矢沢 永吉の自伝集。彼の作品に"東京ナイト''という曲がある。メロディーもいいけど、PVもカッコいい。永ちゃんが冴えないサラリーマンの格好で出ているけれど、オーラが溢れてて、駅のプラットホームで猫背になってタバコを吸っている姿も様になっていてカ…

【書評】生活≒仕事『OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住』

日々の生活を「楽しく」「無理せず」「頑張らない」で暮らす、暮らし系ユーチューバーの新しい生き方、暮らし方。 暮らし系ユーチューバーの暮らしぶりが見開き1ページで簡潔に綴られており、なるほど、こう言う生き方、働き方もあるんだなあと新鮮だった。…

【書評】ご紹介!胸が温まるホカホカな短編集『まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法』

最近、僕は小説を読むことにはまっている。いや、高校生の頃からの趣味ではあるが、読書が自分は好きなんだと改めて思った小説だ。この小説に、大事なことは何だと問いただされたような感覚を持っている。狭くなってしまったこの日本で、多くの人にぜひとも…

【書評】ご利益シリーズ3→パワースポット『全国一の宮めぐり』

全国各地域にあるパワースポットの「一の宮」の第二弾です。「一の宮」とはざっくりいえば、旧国名(律令諸国)内で社格(神社の格式)が最も高い神社のことです。第一弾(※1)は観光視点でしたが、今回の本書は神社のみにスポットを当てています。そのため、御祭…

【書評】人類とエネルギーのこれまでとこれから『エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来』

『エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来』は、エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が直面する問題の本質と未来への道筋を描いています。火の利用から気候変動対策まで、エネルギーについて理解することでこれからの世界が見えてくるという…

【書評】人類とエネルギーのこれまでとこれから『エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来』

『エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来』は、エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が直面する問題の本質と未来への道筋を描いています。火の利用から気候変動対策まで、エネルギーについて理解することでこれからの世界が見えてくるという…

【書評】ご利益シリーズ2→パワースポット巡りをしよう『旅する一の宮』

今回は全国各地域にあるパワースポットの「一の宮」です。「一の宮」とはざっくりいえば、旧国名(律令諸国)内で社格(神社の格式)が最も高い神社のことです。本書は写真と地図付きで神社だけでなく、その地区の名産やグルメや観光スポットを紹介しています。H…

【書評】ご利益シリーズ1→散歩がてらご利益を授かろう『京都ご利益さんぽ―ポケットに京都ひとつ』

京都に住んでいるせいか、ぶらり散歩やランニングに出るとその辺の神社やお寺に立ち寄る習慣があります。京都は寺社仏閣が多いので、自分も知らない所だらけです。そういった中、手に取ったのが本書です。手のひらサイズで持ち運び良く、外出時には必ず持ち…

【書評】狙い目は、夕食前、22時以降、チェックアウト直前!『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』

本書は温泉ヲタクOLによる温泉旅行を素敵にするノウハウ本だ。もちろん男性にもおすすめ!。ベストシーズンから、おすすめ情報サイト、マストな持ち物の紹介まである。 本書は温泉ヲタクこと永井千晴によるノウハウ本だ。ヲタクというだけあって、温泉愛が伝…

【書評】混浴温泉に全財産をつぎ込んできた『大黒敬太が選んだニッポンの混浴温泉100』

本書は大黒啓太が選んだおすすめの温泉を知れる一冊だ。大黒啓太とは混浴温泉評論家だが、他の人とは一味違う。1億円以上もこれまでに混浴温泉にお金を使ってきている。そんな大黒啓太が厳選を繰り返し、選んだ温泉が知れる。なお、もちろん全ての宿に2回以…

【書評】この本一冊で最高のWell-beingを実現『一生使えるポジティブ言い換え言葉 - 好感度も運気もあがる魔法の言葉選び』

「コップに半分しか水が入っていないのか、それともコップに半分も水が入っているか」。同じ事象でも考え方によって感じ方や次のアクションが変わるのは通説だが、本著はそういう面であらゆることをポジティブに変換することで自分も相手も幸せになるツール…

【書評】 知らなきゃ損?!男女の脳のチューニングの差異『夫のトリセツ』

夫が帰宅して「おかずこれだけ?」と聞く。妻は「一日家にいて、これだけしか作れないのか」と皮肉をいわれたように解釈し、イラっとくる。こちらはそれでなくても子供の世話して、あれ買い物してこれして、と。しかしこれは「この鮭一切れで、ご飯2杯を食…

【書評】今度こそ、真の読書家になろうではないか。『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』

ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、孫正義・・・世界に名だたる名経営者・投資家であり成功者たちには「ものすごい読書家」という共通点がある。「じゃあ、自分も本を読みまくれば…」と思うかもしれないが、もちろん、そんな単純なものでもない。本を読…

【書評】ボジティブは運命を拓く。『運命を拓く 天風瞑想録』

中村天風という人の名を聞いたことがあるだろうか。かの松下幸之助から野球の大谷選手に至るまで、彼を敬う人は枚挙にいとまがない。となると読んでみたくなる。 明治9年に生まれ、旧日本軍のスパイとして日清日露戦争時に満州で暗躍をした彼は、その後当時…

【書評】2022年を振り返る『ベスト・エッセイ2023』

75名が書く75篇が収録された本著。いつもと違う顔を見せる表現者たちが紡ぐ言葉の数々。エッセイという気軽な形なのに、目を閉じて情景が浮かぶのはさすが表現者たちと言ったところか。 本著のエッセイは小説家が書かれたものだけではない。そのため言葉を使…

【書評】2022年を振り返る『ベスト・エッセイ2023』

75名が書く75篇が収録された本著。いつもと違う顔を見せる表現者たちが紡ぐ言葉の数々。エッセイという気軽な形なのに、目を閉じて情景が浮かぶのはさすが表現者たちと言ったところか。 本著のエッセイは小説家が書かれたものだけではない。そのため言葉を使…

【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編5→元気になるための一冊!『超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない』

日々の生活、仕事においてストレスや困難に直面することがあると思います。そんな時、希望と前向きな気持ちを取り戻すヒントや読むたびに新たな気づきを与えてくれるのが本書です。また、自己啓発を望む人にとっても有益な本です。この本を読むと心の持ち方…

【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編4→人生、仕事への助言!『中国古典一日一言』

先日、HIU近畿支部の新歓&交流会で長崎県の壱岐(いき)の話になり、松永安左エ門(まつなが やすざえもん)の話になりました。彼は「電力の鬼」と呼ばれ、実業家として知られており、九州電力のホームページでも紹介されています。本書は人生や仕事において、…

【書評】現実と虚構の世界を描くサスペンス性の高いSF小説。『高い城の男』

小説というものは、アイデアと設定が重要なのは当然だが、分けてもSF作品というジャンルにとっては尚更と言えるだろう。フィリップ・K・ディックという作家は、優れたアイデア・ストーリーを作ることにかけての手腕は確かで、どの作品に於いても彼の描く世界…

【書評】そこに立ち尽くした長い長い時間、私の目は何も追ってはいなかった。見るべきものは何もなかったからだ。『トラブル・イズ・マイ・ビジネス チャンドラー短篇全集 4』

全集の最終巻である。レイモンド・チャンドラーの全中短篇を、何名かの翻訳者に割り振っての新訳を施して年代順に編集した全集もいよいよ完結だ。1938年から1939年前半にかけて発表した五篇の中短編が収められた第3巻は既読の作品のみであったので、流石に目…

【書評】だが、よく聞け。あいにく説明はないのじゃ。うむ。説明は、何もないのじゃ。『最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1』

非常に作品数が多い筒井康隆には、数多くの傑作集が存在するので、過去に読んだ作品と再び鉢合わせする機会も度々あるのだが、再録されるのはやはり面白いからであって、まぁどっちみち短編なんだから気にせずパーっともう一回読んでやってしまえということ…

【書評】整形したくてたまらない人へ。『自分の見た目が許せない人への処方箋』

身体醜形症を知っているだろうか?整形依存症という言葉の方を聞いたことがあるかもしれない。このような状況になったのは、美の追求ではなくこころの病であることを知っているだろうか?ありのままの自分を受け入れることができない方へその辛さを溶かして…

【書評】整形したくてたまらない人へ。『自分の見た目が許せない人への処方箋』

身体醜形症を知っているだろうか?整形依存症という言葉の方を聞いたことがあるかもしれない。このような状況になったのは、美の追求ではなくこころの病であることを知っているだろうか?ありのままの自分を受け入れることができない方へその辛さを溶かして…

【書評】整形したくてたまらない人へ。『自分の見た目が許せない人への処方箋』

身体醜形症を知っているだろうか?整形依存症という言葉の方を聞いたことがあるかもしれない。このような状況になったのは、美の追求ではなくこころの病であることを知っているだろうか?ありのままの自分を受け入れることができない方へその辛さを溶かして…

【書評】人間関係に疲れたときに『傷つくならば、それは「愛」ではない』

評者が本書を知ったきっかけは、友人からオススメだからあげる、と本を送って貰ったことなのである。その時評者はその友人に、ある悩みを打ち明けていた。その処方箋としてわざわざ送料と書籍代をかけて送ってくれた、その内容は果たして?と到着次第すぐに…

【書評】名作家の俳優業。『筒井康隆劇場 ジーザス・クライスト・トリックスター』

表題作の題名になんか聞き覚えがあるなぁ、と手にしてみた本書。なんだこりゃ。演劇などのシナリオ集ではないか。と思って、Wikipediaで調べてみれば、作者はかつて劇団「筒井康隆大一座」を立ち上げたことがあるのだそうだ。1981年8月9日に東京日比谷野外音…

【書評】女性目線での混浴の良さ『だから混浴はやめられない』

日本には現在もいくつもの混浴が残っている。湯が沸いたところに作ったもの。湯治目的で作り、いまだに残っているもの。現在は新しく混浴を作ることはできず、改装もできない。なくなろうとしている日本文化の一つだ。 本書では女性目線での混浴温泉の良さ、…

【書評】意識とは何か?を考える『解明される意識』

意識とは?という問いに対して、著者のデネット氏が西洋哲学の長い伝統を背景に、心理学・神経科学・動物行動学・成員医学・コンピュータサイエンス・認知哲学などを総動員して、予備知識がなくても読みやすく伝えている本である。しかしながら600ページに及…

【書評】射たれたら死ぬんだって覚悟なら、いつでもできている。『チャンドラー短編全集4 雨の殺人者』

この短編全集シリーズには各々巻末に訳者あとがきが掲載されているが、本書では特別にあとがきの他に、訳者による「フィリップ・マーロウ誕生の前夜」が寄せられているのだが、これがいかにもこの全集の最終巻に相応しい。 レイモンド・チャンドラーの長編作…

【書評】こうして僕は「繊細」という意味を知りました『敏感すぎる私の活かし方―高感度から才能を引き出す発想術』

「君は繊細過ぎるんだよ」「気にしすぎ」「もっとメンタルを強くしなきゃ」...幾度となく僕が言われてきた言葉だ。4年前の僕は、本書に出てくる性格特性を全く知らなかった。自分のメンタルが弱いと思い(実際はそうだったが)、筋トレや瞑想を続けてきた。メ…