HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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文芸

【書評】すべての欲求は、シンプルに貢献を行えば満たされる。『12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと』

人生に絶望し、「うつ」に陥り、マンションの12階から飛び降り自殺を図った本書の著者モカ。そこに至るまでの経緯、入院生活での経験、その後始めた「お悩み相談」の活動、そして悩んでいるすべての人に伝えたいモカからのメッセージが綴られている。 モカ…

【書評】人間形成に旅はかなり上質な授業だ。『悩むなら、旅にでよ。旅だから出逢えた言葉Ⅱ』

本書では、著者が様々なところへ旅をして、その時々感じたことが素直な言葉で綴られる。詩のような美しい文章により、その時著者が見ていた風景が、色鮮やかに蘇る。 実際に、旅に出ることでしか出逢えない言葉というものがある。「百聞は一見に如かず」とは…

【書評】バカこそ尊い。バカとは突き抜けた存在。世の偉人はみな、バカだと言ってよい。『バカ映画一直線!河崎実監督のすばらしき世界』

名書である。何故イキナリ言い切るのかというと、河崎実監督とは既知の仲だからだ。なので、本書を書店で見かけた時には、そっと棚から引き抜いて平置き”風”に置き換えることもある。 それはさておきまして。 河崎実監督は、「いかレスラー」「日本以外全部…

【書評】考えることも、行動することもできないブタは死ね『狼たちへの伝言』

今をときめく落合陽一のお父さんの人生論。ぶっ飛んでます。冒頭の言葉は作中から抜粋。 “就職に失敗して泣く泣く東大に行った兄を見て、日本に失望。アメリカ留学したいと大使館に直訴。ただし旅費はなく山下公園にテントを貼り外国船に営業。 空手でアメリ…

【書評】もう、遠回りはしないの?『それからはスープのことばかり考えて暮らした』

本当においしいものは言葉を探す必要もなく、喉を通過したときにはもう感嘆の声が出て、そして胃におさまるころには、花がひらくみたいに言葉が湧き起こってくる。 ひょんなことからサンドイッチ屋さんで働くことになった僕。それからは水曜日を除いて毎日の…

【書評】98歳、でも、ときどき、昔そうだったように、今も子供のような気持ちがする。『100年の旅』

私たちは赤ちゃんとして生まれ落ちます。何も知らない無垢なまま、笑顔を向けられ、そして世界に向かって微笑みます。誰もがその存在を天使だと思うでしょう。 歳を重ね、素敵な人と出会って別れ、愛情と喪失を知ります。時に何気ないことに幸せを感じること…

【書評】座り仕事で、首が短くなる!?『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ』

頭痛、目の疲れ、指の疲れ、背中のコリ、腕の張り、腰痛、むくみ、冷え。あなたはいくつあてはまりますか?人間はただ座っているだけで、とても疲れます。一日中デスクワークで、体の疲れに気づいているのに、放置していませんか? 座り仕事をしている人の中…

【書評】風呂につかって考えた。世界なんて、ころころ変わる。おれの機嫌しだいでね。『ぽてんしゃる。』

ことばというのは、おもしろいものである。玩具としてもおもしろくて、実用の道具としてもおもしろい。ときには、ことばそのものが、神の役割をすることもある。ことばで、人を殺すこともできるし、人のいのちを救うことだってありうる。 自己肯定感って、「…

【書評】「正しいこと」が正しい結果を生むとは限らない。『アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。』

マスメディアは「正しいこと」を報道しようと努力する。しかし、「正しいこと」には別の「正しいこと」が返ってくる。それは果たしてコミュニケーションなのでしょうか。 新聞とは正しいことをキチンと書いて伝えるものだと思ってきた。でもそうしてがんばっ…

【書評】町人のシュールな小ネタをご覧あれ!『山田全自動でござる』

著者の山田全自動氏の本名は山田孝之。江戸時代の町人が現代にタイムスリップしたイラストとクスッと笑える台詞が特徴のイラストレーターになります。 あるあるネタが特徴ですが、それが町人の作風とミスマッチして妙に癖になります。 "友人が遊びに来る時に…

【書評】小学生をも夢中にさせる武田双雲の講演会『いろんな字、いろんな人間。おんなじ字はひとつもない。』

NHK大河ドラマ「天地人」や世界遺産「平泉」など、数々の題字を手掛けている人気書道家の武田双雲氏。老若男女問わず、講演会も引っ張りだこの人気講師でもある。 また、2020年以降はアメリカ・カリフォルニアに拠点を移す計画も進行しており、日本での講演…

【書評】レッテルなんざぁ貼りたいだけ貼りやがれ!『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』

(又吉)「類くんは、どうせだめだからって腐ってないのがすごい」 (栗原)「そうゆう訓練をしてきたからでしょう」 イギリス人とのハーフで日本とNYに住み、話すのは日本語と英語、14歳でメンズNON-NOなどファッション雑誌のモデル、⒚歳でパリコレ出演、Pe…

【書評】人生からはみ出さないと入れない大学知ってます?『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』

「鉛筆の芯を削る、顔になすりつける、答案用紙に顔を叩きつける、自画像と主張し提出する」 これは、上野にある東京藝大は入試での出来事である。ちなみに、合格したそうだ。 この人たち、本当にヤバいとしか言いようがない。 ブラの仮面に上半身トップレス…

【書評】入居者が決まらないオーナーへ『ライオンの飼い方』

「カワイイ部屋がなくて住む気がしない」 これは筆者の周囲の女の子達のセリフであるが、空室に頭を悩ませているオーナーの方が多いのではないであろうか? そこで本日はエッジの効いた差別化を提案したい。 それは「猛獣飼育可」にするのだ。 ペット飼育可…

【書評】覚えることはたったの3つでした『カメラはじめます!』

周りからよく耳にする趣味の一つであるカメラ、私自身“やってみたい”と思うことは何度もあった。しかしその先の行動まで繋がらない。理由は1つ、“何となく難しそうだから”だ。 撮る行為そのものであればきっと簡単だ、スマホのカメラ機能を使って日常的に行…

【書評】古代、文字の無かった時代を想像するには視て貰うのが良いよねー『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 3』

小学校時代、私はいわゆるムー少年でした。ムーというオカルト雑誌をこよなく愛読していました。そして大人になり、バイオテクノロジーに深く関わる理系の道を歩んでいる今も、オカルト好きはやめられない、止まらない。そして出会ってしまったこの本。漫画…

努力を惜しまないということ『深愛』

彼女を初めて知った時は“LOVE & HISTORY”と“POWER GATE”のシングル同時発売の時、私にとってその時すでに彼女は煌びやかな存在だった。声優というカテゴリーだけではなく、芸能に身を置く人たちは順風満帆な人生を歩んでいる者だと、私は当時 高校生ながらに…

『劇場』

作者が又吉氏ということもあり、どうしても主人公と作者がかぶってきて想像が膨らむが、その要素を一度無視して感じたことを書きます。これは劇団の脚本家としての夢を諦め悪く追う男・永田と、東京になんとなく出てきて専門学校に通う女・沙希の恋愛の話。 …

メロスはなぜ走り抜けたのか⁉︎大人になったからわかること『走れメロス』

太宰治による友情を描いた短編小説。サクッと小説を読みたい時にオススメな一冊。 話の内容もわかりやすい。 王様に逆らい捕らわれたメロス。妹の結婚式の為に、友人を身代わりにするから外に出して欲しいとお願いする。 王様は3日目の日没までに帰って来な…

嫉妬と優しさ『劇場』

僕は普段全く小説は読まない。何を目的に読んでいいかわからないからだ。 だけれども、又吉直樹の『火花』は流行っているからと理由でざっと読んで、これが純文学なのだと感銘を受けた。本書も、冒頭の書き出し、「まぶたは薄い皮膚でしかないはずなのに、風…

片思いは諦めても終わらない『ナラタージュ』

求められたい。壊れるくらいに。こんなにも誰かに対して恋をしたことがある人はいるのだろうか。 高校生の時、部活の顧問に憧れた人は、多くはないかもしれないが、珍しくもないだろう。主人公の泉もそんな一人だった。しかし、泉のその想いは、あまりに大き…

誰かに特別な感情を抱くことの意味を知る 『蹴りたい背中』 著者 綿矢りさ

史上最年少19歳で芥川賞を受賞した綿矢りさの代表作「蹴りたい背中」。 教科書や国語便覧とかにも載ってたりします。そこには大抵「思春期の不安定な心情を描く云々」や「高校生の切ない心理描写が云々」等やわらかい表現で紹介されていますが、この作品はそ…

直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』著者 恩田陸

著者が、三年に一度開かれるピアノコンクールに4度も取材をし、12年もの歳月を掛け書き上げたとされるこの作品。 ピアノを愛する人、いえ音楽を愛する全ての人の心を打つ物語だ。 書店でこの本を手に取るとその分厚さに躊躇するが、一旦読み出すと、頭の中に…

ハルキアレルギー持ちの人にもおススメ! 村上春樹『女のいない男たち』

こんにちは! n式です。 自分、長野県在住なんですが、最近本当に寒いです。車とか普通に凍ってます。部屋の暖房もひとつじゃ足りないっす。冬は続くよ、どこまでも~。皆さま、どうぞお身体には十分気をつけてお過ごしくださいね! さて、今回ご紹介する本…