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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】技術の二面性:救いと破壊の間で『教科書には載せられない 悪魔の発明』

みなさんこんにちは。先日コインランドリーの待ち時間に図書館に立ち寄り、歴史ミステリー研究会の『教科書には載せられない 悪魔の発明』という本を読んで、深く考えさせられました。この本は、歴史上のさまざまな発明に関する興味深いエピソードや裏話を集めたもので、人間の善悪の二面性を浮き彫りにしています。

人類の歴史を振り返ると、私たちは数えきれないほどの発明をしてきました。その中には、人を救うためのものもあれば、人を傷つけるためのものもあります。例えば、医療技術や交通手段は人々の生活を豊かにし、多くの命を救ってきました。一方、電気イスやギロチン、手榴弾やミサイルなどの武器は、人を傷つけるために作られました。(電気イス、ギロチンはいかに苦しませずに絶命させるか、という意図で発明されました)

最近の技術進歩も、この二面性を持っています。3Dプリンタやドローンは、医療や農業、映像撮影などの有益な用途が考えられますが、密造銃の製造や無人兵器としての使用など、悪用の可能性も秘めています。

技術や発明自体は中立であり、それをどのように使用するかは人間の選択にかかっています。技術の進歩は避けられないものですが、それをどのように社会に取り入れ、どのように制限やルールを設けるかは、私たち一人一人の責任となります

この本を読むことで、技術や発明の背後に隠された人間の本性や歴史的背景を深く理解することができました。技術の進歩とともに、倫理的な議論や社会的な取り組みも進めていく必要があると感じました。