主に、女性からみた視点で男性にとっての食とは、にはじまり、そのうえで相手のことを考えた料理のコツが書かれている。
例えば
・「今日はハンバーグか、ぶりの照り焼きか、豚しゃぶのどれがいい？」など３択だと、本能的にいま欲しいものを欲するから、その時食べたいものは美味しくなるのでいい。
・醤油1.みりん1.酒1の鉄板料理は、脳が糖質と脂質の刺激を受けるので簡単で胃袋をつかむ！ など。
本書に流れているのは、相手の心を掴む料理をすること、だ。
婚活はよくマーケティングに例えられる。そういう意味でも納得するのが、本書内の「結婚できない女性、８つのタイプ」というコラム。相手の状況に関係なく、いつも体当たりの「ドスコイ女」自分でつくった料理に酔いしれる「ジャイアン女」、、といった独りよがりの恋愛スタイルを指摘している。
願わくば本書、もう少しレシピがあると嬉しいかな。ともあれ婚活中の皆さん、ナイフとフォークを使って食べるオシャレな料理よりも、箸だけで食べられるいつもの定番料理を作りましょう。
発行日 2018年5月1日
著者 青木ユミ
発行所 きずな出版
