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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】恋愛の悩みが一回転してバカバカしく吹っ飛ぶかも『スパルタ婚活塾』

 学校で教えてくれないこと、それは金融リテラシーと恋愛リテラシーではないかと思う。それはみな経験を積んで自ら覚える部類だろう。ただ、やはり【みんなどうしてる?】は知りたいのが常。しかも、あの『夢をかなえるゾウ』や『LOVE理論』の著者水野敬也氏の婚活塾とあれば、そーっとめくって中身を知りたくなる興味津々な塾、かもしれない、、?!

 案の定、王道の女性向け恋愛本をも研究した上で、男性目線での「切った張った」になっているためかなり王道を通り越している。因みに王道とは、本書の中でも触れられているが『ルールズ』や『ベストパートナーになるために』のような、異性の心理を汲み取った行動を促す本だ。

 勿論本書も異性心理を研究することを怠らない、なにせ題名にスパルタとつくのだ。
いかに異性目線でのファッション性など見た目を磨くことが大事か、や浮気を許すのか許さないのか、などについて、なるほどなるほど(あるある)と合点がいく場面がいくつもある。例えば、メールはすぐ返すな、しかし駆け引きしてる感はバレる。なので忙しいとウソをつくのではなく、本当に忙しくなればいい。これを「あれ?これ、結果的に駆け引きになっちゃってます?理論」略して「AKKKNM理論」である。なんでも理論をつけるネーミングににやりと笑って、なるほどという感じだ。

 しかし一風も二風も変わっている敬也節がまた面白い。例えば「おさわり四十八手」(本当に48種のいやらしくないさりげないさわり方で相手に気があるのかな?と思わせる方法を連打)のような、下ネタとギャグ満載のあるある(ないない)「理論」に多くのページをかけている点で、なんだかバカバカしくとも、もしかしてこれは芯をついているのでは?もいう気もしてくる。

 恋愛や人間関係に悩んでいる人にこそ読んでほしい。勿論、男からみるとこうだ、という典型例を知るための一冊であると同時に、なんとも著者の筆致に一本取られ、悩みがバカバカしくなるほど笑いが込み上げる一冊である(笑)

■著者 水野敬也
■発行日 2014年7月23日
■出版社 文響社

 

スパルタ婚活塾

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