2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
本書は1990年代から始まる「出版不況」と叫ばれてる中、2000年から2010年頃までのビジネス書業界が大いに賑わった時期の書評集だ。 自分でも読了済の書籍や、気になっていた書籍、はたまた、全く知らなかったものまでたくさん紹介されており、著者独自の捉え…
パチンコをしない、ケータイゲームをしない、月に1冊以上本を読む、ここまでできればすでに8分の1の人材になれる。さらに条件を加えていくことで本書では100分の1の人材になることを目指す。一口に言ってもどの分野で100分の1の人材になるかによ…
この書籍は著者が小学校低学年の頃に読んだ子供向け雑誌の記事で「バッタ見学ツアー」でバッタの群れに遭遇した女性客が、たまたま緑色の服を着ており、腹を空かせたバッタに植物と勘違いされ、無残にも服を食べられてしまったという。そして「自分も食べら…
高度経済成長期のように成長・拡大を続けることを目指す「大きな経済圏」に対し、個人や地域レベルで小さなつながりを持ち、支え合うコミュニティを著者は「小さな経済圏」と呼んでいる。そこで生きづらくなった現代の新しい生き方の鍵を握るのは「小さな経…
例えば仕事における成果は、その仕事と人の“相性”に大きく影響されるのではないだろうかと最近は特に考えている。特定の分野に優れた人でも、それを活かすことができない仕事であればすぐに手詰まる、つまりは相性が悪ければ成果は限りなく小さくなるのだ。…
本書は「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを作り出してきた家入一真氏による著書だ。私は以前「CAMPFIRE」を通じてクラウドファンディングに協力したことがあるが、その体験は私にとって新しいお金の使い方だった。とある本屋さんのオープンに資金協…
「polca」、「CAMPFIRE」、「BASE」、「paperboy」、「リバ邸」これらのサービスについての話題を耳にしない日は無い。これらを提供してきたのが本書の著者の家入一真氏だ。本書は家入氏による新しい経済の姿、小さな経済圏での生き方が記されている。 マズ…
まず「なめらかなお金」とは何なのかと、思い本書のページをめくった。最後にはその答えがわかる。 最近の会社の傾向として若手社員の離職率の高さというのが問題視されている。原因の多くはお金を稼ぐということに意義を見出していないことがある。そういっ…
近年男女の関係が多様化してきている。例えば「セフレ」これは説明はいらないだろう。「キスフレ」キスだけの関係。「ソフレ」添い寝フレンドの略。一緒のベッドで寝るだけの関係。そして「カモフレ」カモフラージュフレンド、恋人ではないけど恋人同士のイ…
これはAirbnbの創設者たちの物語だ、フィクションかと疑いたくなるくらい、彼らは多くの壁を乗り越えてきた。発端はサンフランシスコの住んでいるアパートメントの賃料の値上げから始まる。不足分の賃料を賄うために、彼らは部屋にエアマットを敷き、加えて…
ルネサンスにしても、幕末にしても時代が大きく動くときは、その背景に、いつも「たまり場」があって、その時代の芸人や画家、金持ちなどなど、いろんな職種の連中が一つの場所に集まって夜な夜な情報交換していたという。近年でいうとタモリさんや所ジョー…
個人の価値が顕在化しやすくなってきている。お金は価値の一つに違いないが、近年相対的にその価値が下がってきているように感じる。時間や能力を始め、お金以外の価値が市民権を獲得し始めているのだ。本書は個人の持つ価値について、またその価値の創り方…
スティーブ・ジョブズ、堀江貴文。大学の卒業式での伝説のスピーチと言えばこの2人が日本では最も有名だろう。他にもtwitter CEOディック・コストロ、ハリーポッター著者のJ・K・ローリング、そして今回紹介するジョージ・ソーンダーズのスピーチが有名であ…
作者が又吉氏ということもあり、どうしても主人公と作者がかぶってきて想像が膨らむが、その要素を一度無視して感じたことを書きます。これは劇団の脚本家としての夢を諦め悪く追う男・永田と、東京になんとなく出てきて専門学校に通う女・沙希の恋愛の話。 …
会議中の重役というのは非常にスマートだ。どんなに内容のない会議であってもスマートに受け答えする。スマートに会議をこなすことができれば、出世街道まっしぐらなのではないだろうか。本書は会議をスマートにこなす裏技を集めたものである。 会議というも…
「戦う」ということは目的を達成するための手段だ。一方で著者は1番になるために「逃げる」という手段を正しく選択している。それは格好悪いことなのだろうか、否。格好悪いという評価があるとすれば、それは手段そのものではなく、目的を忘れて手段に固執す…
『BARレモン・ハート』著作:古谷 三敏(双葉社、1986/2/18〜) 仕事が終わって疲れて帰宅。好きな音楽でもかけ、リラックスしながらゆっくりとお酒を飲むのは至福の時間である。そんな時間のお供にオススメな作品が『BAR レモンハート』である。本作は一軒の…
具体的に誰が泣いたのかわからない映画の宣伝文句、「全米が泣いた」。年寄りがよく言う「若い人は、本当の貧しさを知らない」(「若い人は、苦労を知らない」も然り)。結婚式での定番、「育ててくれてありがとう」。そんな今まで何度も聞いたことのあるよ…
【Q1】バットとボールの値段の合計は1ドル10セント。バットはボールより1ドル高い。ボールはいくら?【Q2】湖に蓮の葉が浮いている。葉の数は毎日2倍に増える。湖全体を葉が埋め尽くすのに48日間かかる。湖を半分埋め尽くすのは何日かかる?【Q3】5個の部品…
著者は当時500名以上のメンバーで成るチームを率いる総監督だった。リーダーは孤独だ、常に先頭を歩くため正解を与えれれることはない。しかし、向かう場所は決めなければならないのだ。自分だけではなく、チームのメンバー全員が歩く道をだ。当然責任が伴う…
この本は、エッセイスト・犬山紙子さんの「子どもを産んで、仕事と子育ての両立、本当にできるの?」「自分の時間がなくなってやりたいことができなくなって息苦しいんじゃないの?」「自分のことばっかりかわいいダメ人間にはやっぱり無理なんじゃないか?…
本書は闇金ウシジマくんとのコラボ作ということもあり、ビジネスシーンで活用できるメソッドを中心に紹介している様に感じた。目次を参照するが、「ビジネスで一番大切なもの」や「ビジネスはギブ&ギブ、おまけにギブ」、「カネの本質を知らないヤツは失敗…
本書は、脳科学の視点から、「よりよく生きるとは何か」を考えることをアウトリーチ活動のテーマとしている著者が、脳についての知見を26の小ネタとしてまとめたものである。著者は、一般の人にもわかりやすく、脳の最新の知見を紹介する著書をいくつか出…
1.7億、これは著者の負債額だ。あなたが同じ状況に立たされたらどうだろうか、私ならまともな精神状態ではいられない。しかし著者は違った、「どうやって返済をするか」に思考の照準を合わせ、あらゆる手段を尽くしている。その結果失敗したとしても、それで…
親が女の子にかける言葉の定番、「優しくていい子になってね」。この本の著者、西原さんはそれを否定する。「いい子にならなくていい」「まずは自分がちゃんと幸せになる」「自分の幸せを人任せにしない」、そう強く伝える。西原さんがこう言うのには理由が…
読書というのは本を読んだからといって、すぐに知識となり、頭がよくなるというものではない。即効性を求めても意味がなく、自分なりの答えを考えて探すというところに、読書本来の醍醐味がある。 読書によって知識の引き出しの数を増やして、いざ知識が必要…
アベック、メッチェン、おかちめんこ、スットコドッコイ、アミ、話がピーマン、人三化七。これらの俗語は過去に日常的に使われていたが消えて行った言葉である。本書はこれまでに失われて来た俗語をまとめた辞典である。 なう、おこ、それな、ワンチャン、す…
「ピッピ」はいわゆる人型ロボットであり、地震予測をするために開発された。しかしある事件を境に自我を持ち、自ら成長し、人類の未来を全て計算してしまった。 現在3.11をはじめ地球上では地震をはじめとする災害により多くの命が奪われている。もし地震の…
「コンプレックス」と聞いて、何が思い浮かぶだろうか。この本は、天然パーマ、下戸、解雇、一重、親が金持ち、セーラー服、遅刻、実家暮らし、背が低い、ハゲというコンプレックスになりがちな代表的な特徴を1章ごとに取り上げ、深い考察をまとめた1冊だ…
未だにiphone5を使っている人はいないだろうか。10年以上洗濯機を買い換えてない人はいないだろうか。もしそうなら、あなたはこれからの時代で生き残ることができない文系脳の持ち主である。これからの時代を生き抜くには理系脳が必須である。 ここでの理系…