HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】想定外の稼ぎ方『副業は看板広告で稼ぎなさい』

著者は、広告代理店勤務の経験を活かして、ひとり広告代理店を立ち上げた主婦。そんな、ひとり社長が提唱する副業は、「看板広告」。看板の設置までは手間がかかるものの契約後は、毎年、請求書を発送するだけで売り上げが立つという。もちろん、広告のデザ…

【書評】真実は美徳だと買いかぶられている。『流れよわが涙、と警官は言った』

「今までに書いたものの中で最高だし、どうしてこんなものが書けたのか、自分でも見当がつかない」ディック本人がそう語る本作は、ディック後期の傑作とされている。 三千万人もの視聴者を誇るマルチタレントのジェイスン・タヴァナーは、或る事件で瀕死の状…

【書評】Vol.2〜2章まで読み終わりました〜2024ノーベル文学賞ハン・ガン『すべての白いものたちの』

先日、10月16日掲載の書評で、冒頭の「ドア」の節は要らず、「おくるみ」から、私なら始める、と批評した。つまり、「おくるみ」の節が、ほんとうに見事なのである。詩人らしく、一言一句全て整い正確で、それゆえ破れている。読み進めない理由はない。 つぎ…

【書評】早目の準備が肝心『老後資産はドルで増やしなさい』

著者は、外資系の証券会社を20年間渡り歩いた日本人女性。現在は、将来のお金に不安を抱いている方々に、お金の管理や増やし方について教える学校を主催するお金の先生。 2019年に世間をざわつかせた「老後2000万円問題」、老後資金が足りなくなる根拠は下記…

【書評】ノーベル文学賞、発表ほやほや!『全ての白いものたちの』

先週、2024年10月、韓国で初のノーベル文学賞作家が誕生しました。日本では村上春樹の受賞が長年期待されてきただけに、隣国のライバルである韓国人の受賞は、私たち日本人にとっていくらかモヤる結果だったと推察されます。SNS上では急に村上春樹の作品批判…

【書評】人生を好転させる、一瞬で相手を引き込む『奇跡の声トレ』

著者は、累計4万人の受講生の声と人生を好転させてきたボイストレーニングスクール代表。「声を変えるだけで、人生が変わるの?」と思う方もいると思うが、声が変わると間違いなく人生は変わる。蚊の鳴くような声で高額商品を売る営業マンが、やり手営業マン…

【書評】京都の洛中ではこう伝える!?『エレガントな毒の吐き方)』

京都の伝え方で、近所のピアノが毎日聞こえてくる時に「ピアノ上達しましたね。」なんて伝えます。ピアノがうるさいのですが、直接はっきり伝えません。 家を買って、これからもローンが長いのであまり隣と仲を悪くするのが嫌で伝えられない。そんな時には、…

【書評】日本文学の権威としての『坊ちゃん』

こんなものを子どものうちから読ませるなんて、日本の教育者はばかなんだろうか。こんなものから学ぶから、「女には学がない方が尊い」だとか、「田舎はださい」だとか、自称インテリたちの間で価値観が醸成され続けてきたのではないか。教育学部附属の生徒…

【書評】普遍性を感じる『現代語訳 学問のすすめ』

約150年前の明治に70万部も売れた名著を教育学者の斉藤孝さんが現代語訳され、スッと入ってくる内容です。訳者は「学問のすすめ」は現代を生きる我々にも読む意義が十分にあると力説されてます。 まず男尊女卑の色濃い明治下で福澤諭吉は女性に不公平な社会…