コミック
ホリエ本で部数No.1(50万部)『ゼロ』のマンガ版。著者の小学生〜中高生〜東大〜起業〜「時代の寵児」と呼ばれるまでが15分でわかる。 本書ではヒッチハイクを例に「ノリのよさ」の大切さを説いている。サクッと読めるマンガだけあって、その「ノリのよさ」…
突然の知らせ。それは姉の死についてのものだった。「詳しいことはわからないけど、朝・・・・・・ベッドの中で死んでいたらしい」北海道。故郷。久しぶりに忌むべきその地に還ってきた主人公、小暮柾彦は、何か遺品でも・・・・・・と、実家に立ち寄った。…
突然の知らせ。それは姉の死についてのものだった。「詳しいことはわからないけど、朝・・・・・・ベッドの中で死んでいたらしい」北海道。故郷。久しぶりに忌むべきその地に還ってきた主人公、小暮柾彦は、何か遺品でも・・・・・・と、実家に立ち寄った。…
渋谷センター街を、まだ若いのに歩行器を頼りにキコキコ歩く男。職質の警官に対して、その男、海図真助は言った。「脚の筋肉が弱っててな。リハビリ中だ。文句あんのか」キレやすい危ない奴だろ。相手にしないほーが、と警官たちが立ち去った直後、声を掛け…
その時、伊万里大作は映画監督の引退を考えていた。かつて一流の映画監督として鳴らしていた彼だったが、もはや時代が変わってしまったことを嘆いていたのだ。今の映画ファンは現実的で、やたらに理屈をつけたがる。おとぎ話や伝説や怪奇や夢物語より、三億…
「狩撫麻礼は死にました」新作の依頼を打診して来た漫画編集者に対して、狩撫麻礼はこう応えたという。だが、これは断筆宣言ではなかった。彼は狩撫麻礼名義での活動を止めることにしたのだ。1990年代後半の出来事だ。その理由は、作風に対する固定化したイ…
父、母、高校生の娘、中学生の息子の一家四人。ある街の一軒屋に引っ越しをしてきたところから物語は始まる。しかし、実はこの四人はこの日が初対面だった。ニセ家族を務める。それが、一戸建ても家財道具も一切合切取り揃えた、謎のスポンサーとの契約事項…
父、母、高校生の娘、中学生の息子の一家四人。ある街の一軒屋に引っ越しをしてきたところから物語は始まる。しかし、実はこの四人はこの日が初対面だった。ニセ家族を務める。それが、一戸建ても家財道具も一切合切取り揃えた、謎のスポンサーとの契約事項…
読み始めると、次も読みたくなるなぁってことで、今更ながら古本屋で手塚治虫の漫画をピックアップ。とんでもないタイトルだなぁと、ちょいと買ってみたのが本作だ。 定時制高校に通う通称イッチこと北村市郎は、或る深夜の街で幽霊の一群の行列を見た。直後…
1990年から1992年にかけて、ビッグコミックスピリッツに連載された本作。連載当初に数話を読んだ覚えはあったが、なんだかよく分からんよーな印象を受けた記憶がある。丁度その頃から漫画を読むこともなくなった為、長いこと未読のままだったし、最近になっ…
ここまで執着するとは、我ながら呆れた感は確かにある。狩撫麻礼の追悼本『漫画原作者・狩撫麻礼 1979-2018 《そうだ、起ち上がれ!! GET UP . STAND UP!!》 』 を読んでから、蔵書を改めて読み返し、それに飽き足らず未読の書を買い求めて漁り散らかした。そ…
まだ『ゲゲゲの鬼太郎』が、『墓場の鬼太郎』というタイトルだった頃、その水木しげるの漫画に大いにショックを覚え、妖怪モノを自分も描かねば! と思い余った手塚治虫が連載開始した、それが本作だ。 時代は戦国の世、室町時代。妖怪たちに身体の四十八箇…
課長、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、相談役、そしてとうとう社外取締役だ! 社外取締役とは、意思決定者に社外のものを置くことである。社内の人間では、いろんな忖度が働いてしまうが、社外の人間だと利害関係なく意見ができる。それが社外取締役…
原作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによるこの漫画は、グランドチャンピオンにて1991年から1993年に連載されたが、随分と歳月を経た2018年に、山田孝之主演・プロデュース、山下敦弘監督により映画化された。佐藤健なんかまでも出演している。映画化のきっ…
今となっては記憶も朧だが、本書が出版された時分の私は、あまり漫画を読むことはなくなっていた筈だが、多分たまたま書店で見掛け、瞬時に買い求めていたのだろう。なんたって、原作は狩撫麻礼、作画が池上遼一ときたもんだ。こんな組み合わせを眼前にぶら…
知られざる医学生の学生生活や勉強の中身を垣間見れる連載マンガ。成績がいいだけという理由でなんとなく地方の医学部へ入学した主人公。医師になる覚悟も意欲も無い状態で始まった学生生活。「自分は医師に向いてない、やめようかな」と初めは思ったりして…
知られざる医学生の学生生活や勉強の中身を垣間見れる連載マンガ。成績がいいだけという理由でなんとなく地方の医学部へ入学した主人公。医師になる覚悟も意欲も無い状態で始まった学生生活。「自分は医師に向いてない、やめようかな」と初めは思ったりして…
三十何年か前、逆らって逆らって生きていた風に屈服し、東京を離れた。風に追われるまま日本を出てアジアを渡り歩き、ずっと我が身を風にまかせてきた。そして今、小暮修は東京都下、埼玉県の方がずっと近い町にある公園に居た。「あああッ! 目が覚めなきゃ…
今になって初めて『キングダム』を読んだ。評者は、流行り物を敬遠するところがあり、これまでよんでいなかったが、先週から読み始め現在46巻。非常に学びの多い漫画だ。 本作は中華統一の物語である。主人公の信は下僕出身、偶然後の始皇帝こと、政と出会い…
都内に建つボロアパート月光荘。そこに住むのは三人。久保田という二十代後半とおぼしき若い男、東大目指して浪人生活二年の木村、もう一人は、三千円という格安の家賃だが、なんと元共同便所の部屋に住む男。その男の名は蜂須賀。苗字以外は年齢も素性も不…
そういえばこれって、私が十代の頃何度も読んでたっけ。懐かしく読み返した手塚治虫の短編集。本書の特徴は、手塚治虫自身が主人公、若しくは語り部となっている作品を編纂した点にある。ドラマ性を持たせる為に、多くはフィクションになっているのであろう…
単行本派にはよくある事、「そういえば、この漫画最近読んでないなぁ。。マジか、いつのまにか終わってたか!」本作もそうであった。『Dr.STONE』完結!!。 ある日人類は謎の光線で石化した。しかし数千年後、偶然何名かの人類は目覚めた。文明が滅びた地球…
手塚治虫率いる虫プロダクション制作のテレビアニメ作品であり、同時進行で少年誌に連載されたのが本作『W3』だ。多忙、且つリテイクの鬼である手塚治虫が絡むと番組の制作が遅れるから、本流のアニメ部隊には関わらないでくれと言われ、ハブられた手塚治虫…
世紀末モノの漫画である。ノストラダムスの予言した“恐怖の大王”とは偶発最終核戦争のことではなく、太陽黒点の異常増殖による地球規模の天候異変だった。食糧危機は世界の秩序を瞬時に解体し去った。二年続きの世界的な作物不作、次いでアメリカとソ連が局…
二度に亘る外タレ興業の不入り。3億5千万円の借金。一匹狼の呼び屋、馬渡真助(まわたり・しんすけ)は、その夜、家財一式を売り払っての夜逃げを図ろうとしていた。宵闇のなか突然の訪問者。債権者か!?開け放されたドアに立ったのは、気品すら感じさせる…
あらゆる沈黙とはかりあえるほどのガンジス河のほとり。彼の地で男は”B”と呼ばれていた。三年前、スポーツ記者だった男はフィアンセと共に突然失踪した、とされていた。「多分弟は、何事か想像もつかないような事件に巻き込まれたのだと思う。警察さえも頼り…
本作は有名youtuberの朝倉未来(みくる)のもう一つのストーリー?の漫画だ。LINEマンガで読むことができる。中学生の朝倉未来はなぜ戦うのか。 本作は朝倉未来が主人公だ。また、youtuberのメンバーの岡くんや吉田くんも出てくる。中学生の未来は疑問を持っ…
六本木のジャズクラブで夜毎ソロの生演奏を務めるピアニスト、有山礼二。或る夜、礼二の元に訪れた男がいた。それはかつての戦友だった。ゲリラの総統が命乞いの果てに差し出したダイヤモンドの山は仲間四人で分けた筈だったが、男の来訪の目的は全てを自ら…
狩撫麻礼と守村大とのコンビ作品『ラスタ牌』の主人公である下山と麻雀仲間の三人が別名義(?)で登場して活躍するロックバンドモノの漫画である。『ラスタ牌』同様、コメディ基調でサクッと読める快作。 実は私的には『ラスタ牌』よりもこちらの方を先に読…
時代を超えて経済の歴史を勉強している犬のアイタローが江戸時代にやってきた。猛暑の中、勢いでやってきたアイタローは疲れのせいもあったのか突然倒れてしまう。そして、偶然にも身分を問わず誰にでも商売について教える大福塾の先生に助けられた。大福塾…