HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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コミック

お酒のお供に『BARレモン・ハート』

『BARレモン・ハート』著作:古谷 三敏(双葉社、1986/2/18〜) 仕事が終わって疲れて帰宅。好きな音楽でもかけ、リラックスしながらゆっくりとお酒を飲むのは至福の時間である。そんな時間のお供にオススメな作品が『BAR レモンハート』である。本作は一軒の…

本書を読めばきっとバカになれますよ=きっと最強になれますよ『バカは最強の法則』

本書は闇金ウシジマくんとのコラボ作ということもあり、ビジネスシーンで活用できるメソッドを中心に紹介している様に感じた。目次を参照するが、「ビジネスで一番大切なもの」や「ビジネスはギブ&ギブ、おまけにギブ」、「カネの本質を知らないヤツは失敗…

つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ『預言者ピッピ』

「ピッピ」はいわゆる人型ロボットであり、地震予測をするために開発された。しかしある事件を境に自我を持ち、自ら成長し、人類の未来を全て計算してしまった。 現在3.11をはじめ地球上では地震をはじめとする災害により多くの命が奪われている。もし地震の…

今の週刊少年ジャンプでは掲載できないかも『幕張(全9巻)』

週刊少年ジャンプの代表的なギャグ漫画といえば「すごいよ!!マサルさん」を思い浮かべる方は多いと思うが、本作品はマサルさんと同時期に連載していたギャグ漫画だ。本作品も負けじと面白いと思っているのだが、なぜか話題に上がることが少なかったように…

大学院レベルの歴史書『マンガの歴史 第1巻』

『マンガの歴史 第1巻』著者:みなもと太郎(岩崎書店、2017/8/31) 40年近く続く『風雲児たち』の連載を行い、デビュー50年。マンガの歴史を全て体験して来たみなもと太郎氏による『マンガの歴史』書である。第1巻は戦前から1960年代後半までを扱う。 まずは…

過去に15畳の1Kに住んでいました『間取りと妄想』

『間取りと妄想』著者 大竹 昭子(亜紀書房、2017/6/26) 小説家は物語を作るとき、一体どこから手をつけるのだろうか。当然プロットを練るところからか、もっとも見せたいシーンからいきなり書き始めるのか、それとも動かしたいキャラクターの性格を決める…

モチベーションを養おう『勉強嫌いほどハマる勉強法』

~ 『勉強嫌いほどハマる勉強法』著者:宝槻 泰伸(PHP研究所、2015/4/20) 多くの人がイメージする勉強は、入試のためのもの、資格を取るためのもの、苦痛を伴い、やらなければならないつまらないことだと思う。しかし、本書での勉強の目的は「自分の好きな…

楊 端和にいじめられたい『キングダム 47巻』

『キングダム 47巻』著者 原 泰久(集英社、2017/7/19) 時は紀元前。中華は戦国の時代であった。その中で、下僕同然の少年であった信が武功をあげ、後の秦の始皇帝である政と一緒に中華を治めていく物語である『キングダム』。 死王として恐れられ山の王と…

非モテコミットという名の性春『官能先生』

『官能先生』著作 吉田 基己(イブニングコミックス、2017/6/23) 文学における美しい男女の出会い方がある。夏祭りに行くと、浴衣を着た綺麗な女性とぶつかる。その女性の下駄の鼻緒が切れていて、男性は手拭いを口で破り、修理してあげるという出会い方だ…

多数決による行動する“究極のニンゲン”『デモクラティア』

『デモクラティア』著作:間瀬 元朗(ビッグコミックス) 人間そっくりに作られた“ヒトガタ”は、インターネットによる多数決により行動を行う。人類の“集合知”の力で判断を下し続ける“ヒトガタ”は理想の行動を取るものと考えられていた。 現在“人工知能”とい…

東大生ができるなら、小学生にだってできる『なつのロケット』

『なつのロケット』著作:あさりよしとお(白泉社、2015/12/3) 大好きだった先生が学校をやめてしまう。先生の教育が正しかったことを証明するために、ロケットを飛ばそう。1500キロ飛ぶことができるロケットを。本書はある夏の小学生達によるロケットづくり…

このエロさ、たまらん。『やれたかも委員会』

『やれたかも委員会』著者 吉田貴司(電書バト、2017/6/27) やれた…かもしれない… 「あのタイミングで手を握っていれば」「勇気を出して家に誘っていれば」 悔やんでも悔やみ切れない夜がある。 人は完結したものより、未完のものに魅力を感じます。そして未…

一生刺さり続ける棘『僕たちがやりました』

「そこそこ」楽しけりゃ幸せだった。アホなことして。スポッチャ行って。カラオケ行って。凡下(ボケ)高校に通っている3人は「そこそこ」な生活を過ごしていた。しかし、ある日イタズラで仕掛けた爆弾がプロパンガスに引火、10人もの人を殺害してしまう。「…

真性ビッチに恋したら 『あそびあい』

『楽しいことがあったらできるだけたくさんしたいでしょ?』 地味目な女子高生のオタニヨーコは、誰とでもセックスする。気持ちいいから。主人公の山下は、そんな奔放な彼女に恋心を抱いている。自分以外の人とはしないでほしいという気持ちがある一方、好き…

これを読めばJの全てがわかる『GIANT KILLING』著者 ツジトモ、綱本 将也(モーニング)

この漫画を読めばJリーグの全てがわかる。 Jリーグはもちろんプロサッカーリーグなので、サッカーのこともわかる。 サッカーを普段観ない人は、Jリーグに関わる人は、選手、サポーター、監督、コーチくらいかと思っているかもしれないが、実は、スポンサー、…

スットコドッコイ、右往左往! 『波よ聞いてくれ』 著者 沙村広明 (講談社 2015年5月〜)

親の死に目以外なら、どんな悲劇からでも5日で立ち直る自信がある。そう豪語するのが、本作の主人公、鼓田ミナレだ。ミナレは、カレー屋で働いている、相当なスットコドッコイだ。なかなかこの言葉を使う機会はないのだが、これ以上にミナレをよく言い表し…

野生と知性の融合!『ヒストリエ』 著者 岩明均 (アフタヌーンコミックス、2004/10〜)

舞台は古代ギリシア、マケドニアが台頭し始めた時代。マケドニアといえば、誰もが知るアレクサンドロス大王がいるが、本書の舞台は彼の台頭の少し前、フィリッポス王の時代から始まる。主人公は、スキタイ(軍事力の非常に高い騎馬民族)の青年、エウメネスで…

非行少年の実態とは?!裏社会でしか生きていけない「半グレ」たち 『ギャングース』 原作 鈴木大介 作画 肥谷圭介 (講談社、2013年〜2017年連載)

非行少年という言葉を聞いて、あなたが思い浮かべる非行とは何だろうか。 髪を染めたり、ピアスを開けたりすることだろうか。 それとも、喧嘩に明け暮れるような、バンカラな少年だろうか。 本書で取り上げられる非行少年は、それらとは毛色が違う。 彼らが…

ダメなものはダメ。どんなに好きでも。 『ハチミツとクローバー』 著者 羽海野チカ (講談社 2002年8月〜2006年9月)

恋愛は、自分だけの問題じゃない。相手がいて、相手の気持ちがあって初めて成立するのだ。こんな当たり前のことを、本書は痛みを伴って伝えてくれる。この漫画の登場人物の恋愛は、成就しないことの方が多い。 中でも、私が特にそれを実感したのは、山田のエ…

この本ギャグ漫画?『日本人の知らない日本語』 著者 蛇蔵 & 海野凪子(メディアファクトリー、2012/01/31)

本書は、日本語学校で好奇心旺盛な外国人相手に教える日本人講師が描いた本である。(ほぼ漫画) タイトルの通り、日本語について書かれた本なので、もちろん真面目な日本語の解説がある。例えば、一般に正しくないとされる「ら」抜き言葉だが、ちゃんと説明…

ドキドキ、ハラハラ、キュンキュン『ヒメゴト〜19歳の制服〜』(全8巻)著作 峰浪りょう(小学館、2011/4/28)

「"ヒメゴト"を持つ三人の十九歳が繰り広げる "ヨクボウ"と"セイフク"の物語」と言うキャッチコピーを持つ本作品。18歳未満でもなく成人でもない19歳の男女三人は制服に関する『ヒメゴト』を持つ。三人はいかにして制服を脱ぎ捨て大人になるのか。三人のぐち…

2017年はこの作品の1年になる『メイドインアビス』著作 つくしあきひと(バンブーコミッス、2013/7/31)

2万メートル以上の深さである秘境の大穴『アビス』。その深く巨大な縦穴の中では奇妙奇怪な生物が生息し、貴重な異物が眠っている。本作はそのアビスへ挑む可愛らしいロリ&ショタの主人公リコ&レグによるダークファンタジーである。 主人公のリコは孤児であ…

強く、美しく、切ない夏休み 『神様がうそをつく。』 著者 尾崎かおり(講談社、2013/9/20)

主人公のなつるは、小学6年生のサッカー少年だ。まだ女子の気持ちはわからない。だから、以前、クラスのリーダー格の女子のプレゼントを拒否し、女子にシカトされてしまう。それでも、サッカーがあるから、楽しかった。しかし、そんなサッカーも、ある日、…

本当に豊かな生き方とは『天才柳沢教授の生活』 著者 山下 和美(講談社、1989/9/22)

主人公の柳沢良則はとある大学の経済学部教授である。歩くときはいつも直角に曲がり、夜の9時には就寝、朝の5時半に起床、という規則正しい生活を送ることを特に重要視している。 しかし、彼は決して機械のような人間ではない。むしろ、誰よりも豊かな感性…

物語の終わりとは、友人の死。『放浪息子』 著者 志村貴子(エンターブレイン 、2003/07)

志村貴子は変な漫画を描く。抑揚がなく、起承転結らしい物語もない。しかし、人がただ生きている姿、その細かな機微を豊かに描ける人だ。 『放浪息子』の登場人物たちは10年の連載の中でどんどん年齢を重ね、考え方も好きっだった人も変わっていく。私たち読…

『宮本から君へ』

知らなかった。知ることができてよかった。こんなに心臓を掴まれるような漫画だったのか。 久しぶりに、一晩で一気に読んでしまった作品。主人公宮本が、どんどん変化していく。否、本来の自分を取り戻していく過程を見ることができるから、ついつい惹き込ま…

あの感動をもう一度『魁!!男塾』作者 宮下あきら(ジャンプ・コミックス、週間少年ジャンプにて1985年22号より連載開始)

私は2005年の受験期に予備校の本棚で本作品と出会った。本作品で学んだとこは2つ、“諦めなければ夢は叶う”こと、もう一つが“例えようのない理不尽は存在する”ことだ。 剣桃太郎の直進行軍や冨樫の油風呂の覚悟には、高校生ながら胸が熱くなった。受験勉強も…

マンガ大賞2017大賞作品『響〜小説家になる方法〜』作者:柳本 光晴(小学館、2015/2/27)

「漫画家漫画」は外れない。これは漫画においてよく言われる。一方今回紹介する作品は「純文学小説家漫画」である。高校に入学したばかりの主人公の鮎喰響(あくいひびき)は、本が好きで自分の考えを理解してくれる人を探すため、高校の文学部に入部する。…

SF民俗学漫画!『ランド』作者 山下 和美(講談社、2015/4/23)

先日紹介した『約束のネバーランド』は塀に囲まれ、『進撃の巨人』は壁に囲まれ、そして、今回紹介する『ランド』は山に囲まれた世界での物語である。 『ランド』では山の向こうはあの世と言われていて、一度行くと戻っては来れない。また、人は50歳の日には…

全員が腹黒い世界!『約束のネバーランド』作者 出水 ポスカ(集英社、2016/12/02)

孤児院では少年少女達は愛に溢れ楽しく生活を送っている。孤児院は塀に囲まれていて、外の様子を知ることはなく、関わる大人は孤児院のママのみ。12歳あるいは条件を満たすと初めて孤児院から出ることができる。少年少女達は外の世界を楽しみに毎日勉強・運…