HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】恋愛偏差値上昇のための参考書『愛とためらいの哲学』

アドラー心理学を書いたベストセラー『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎が、心理学者フロムやアドラーなどの著書を用いながら「成熟した愛」「どう愛するか」を解説した本である。人によってはガツンと心が痛くなりながら読む本だろう。恋愛偏差値が高めの人…

【書評】歴史から学ぶ現代で生かすための哲学と思想 『哲学・倫理学概論』

人は人生で何度か哲学に目覚めるが、自分の問いに悩み抜いた末答えが見つからず挫折してしまう。 私とはなにか、私はどのように生きるか、これでいいのかと。自問自答を繰り返している私とこの文章を読んでる方々のヒントが記されている。 歴史に残る哲学者…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ9→『洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』

某宗教団体にて警察官の洗脳を説いた洗脳のプロ、苫米地英人(とまべち ひでと)氏の著書の二冊目の紹介です。戦後、日本への政策「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(War Guilt Information Program)」、略称「WGIP」がなされて、日本人に戦争…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ8→洗脳のプロが語る『日本人の99%が知らない戦後洗脳史 嘘で塗り固められたレジーム』

認知科学者で某宗教団体に洗脳された人の洗脳を解いたことで有名な苫米地(とまべち)氏の著書です。認知科学者が洗脳という観点からみた日本の戦後史になります。GHQ(連合国総司令部)の置き土産が多すぎ、かつ、それを大事に守る日本人(自分も含む)が凄すぎだ…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ8→洗脳のプロが語る『日本人の99%が知らない戦後洗脳史 嘘で塗り固められたレジーム』

認知科学者で某宗教団体に洗脳された人の洗脳を解いたことで有名な苫米地(とまべち)氏の著書です。認知科学者が洗脳という観点からみた日本の戦後史になります。GHQ(連合国総司令部)の置き土産が多すぎ、かつ、それを大事に守る日本人(自分も含む)が凄すぎだ…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ7→敗戦後に洗脳された日本人『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』

8月は大東亜戦争(第二次世界大戦)に関する出来事が多いので、そういった本を個人的に選んでおります。大東亜戦争で日本が敗戦したことは皆さんご存知の通りです。では、敗戦後の日本に連合軍はどのような政策を行っていったのでしょうか。1945年の9/17にGHQ…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ6→実際はどうなの?『おじいちゃん日本のことを教えて』

8月は広島と長崎に原爆が落とされたり、終戦記念日であったりと大東亜戦争(第二次世界大戦)の話が良く出るので、そういった本を個人的に選んでおります。今回はアサヒビール元副社長の中條高徳氏の孫娘が1人で渡米しアメリカの圧倒的な影響を受けて、日本人…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ5→『重光葵 連合軍に最も恐れられた男』

終戦記念日がおわりましたが、果たして8/15が何で終戦記念日なのでしょうか。8/14にポツダム宣言を受諾し各国に通告、8/15日本が降伏宣言(玉音放送)、しかし、ソ連の侵攻が続き8/20ソ連→樺太真岡郵便局事件、そして、9/2重光葵(まもる)がミズーリ号で調印。…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ5→『重光葵 連合軍に最も恐れられた男』

終戦記念日がおわりましたが、果たして8/15が何で終戦記念日なのでしょうか。8/14にポツダム宣言を受諾し各国に通告、8/15日本が降伏宣言(玉音放送)、しかし、ソ連の侵攻が続き8/20ソ連→樺太真岡郵便局事件、そして、9/2重光葵(まもる)がミズーリ号で調印。…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ4→世界最強!『零戦 その誕生と栄光の記録』

アジア解放が目的である大東亜戦争(第二次世界大戦)に向けて、他国と対等以上に競り合える力が必要でした。このため、日本国の実力を向上させる必要がありました。そして、その実力の象徴する「零戦(ゼロせん)」と呼ばれた世界最強の戦闘機が登場しました。…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ4→世界最強!『零戦 その誕生と栄光の記録』

アジア解放が目的である大東亜戦争(第二次世界大戦)に向けて、他国と対等以上に競り合える力が必要でした。このため、日本国の実力を向上させる必要がありました。そして、その実力の象徴する「零戦(ゼロせん)」と呼ばれた世界最強の戦闘機が登場しました。…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ3→戦友と敵軍の戦士に捧ぐ!『大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊』

「還らざる私の戦友と私が仆(たお)した敵空軍の戦士に本書を捧ぐ」、零戦エースパイロットで大東亜戦争(第二次世界大戦)を戦い、生き抜いた著者の坂井三郎氏の言葉が印象的でした。亡くなっていった戦友だけでなく、撃墜した敵機兵士への敬意も込めたのが本…

【書評】歴史の舞台裏から学ぶ大東亜戦争シリーズ3→戦友と敵軍の戦士に捧ぐ!『大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊』

「還らざる私の戦友と私が仆(たお)した敵空軍の戦士に本書を捧ぐ」、零戦エースパイロットで大東亜戦争(第二次世界大戦)を戦い、生き抜いた著者の坂井三郎氏の言葉が印象的でした。亡くなっていった戦友だけでなく、撃墜した敵機兵士への敬意も込めたのが本…

【書評】現代の哲学者から学ぶ『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント』

この本は、彼のツイート、ポッドキャスト、インタビューからの洞察を集めて編纂したもので、富、幸福、教育、起業、技術、哲学など、さまざまなトピックについての彼の見解を提供しています。 まず特徴的な点は、320ページあるにも関わらず、どのページから…

【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編7→60歳発心で102まで長生き!『老荘思想に学ぶ人間学』

老荘思想(ろうそう しそう)は、古代中国の哲学における二つの主要な思想流派の一つで、老子(ろうし)と荘子(そうし)の二人の名前から名付けられました。私的な解釈ですが「肩肘張らず自然と調和して生きようや」というような感じと思います。「気にすることで…

【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編6→指導者の一冊!人材登用!『「為政三部書」講義―中国古典「三事忠告」の行動指針』

『為政三部書』(原題『三事忠告』)は、為政者の心構えを説いた名著として知られていますが、その内容は為政者だけでなく、指導者や経営者にも共通する価値ある教えが詰まっていると感じました。張養浩という原著者は、古代中国の地方長官、監察の責任者、…

【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編3→危険!陰険!やばいワイロの渡し方!『全訳 六韜・三略の兵法』

相手の国や組織を自滅させ、しかも、戦わずにして勝てるかもしれない一手⁉️ こんなことを考えてはいけませんが、いつの世も「金や高価な品物」に目が眩むものです。本書は孫氏の兵法よりも古く、小説・マンガ・アニメで知られる「封神演義」の登場人物「太公…

【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編1→まずは相手を知ろう!『孫子・勝つために何をすべきか』

孫氏の兵法を元に、歴史的事実を踏まえて解説されており、わかりやすいです。特に相手を理解することが最重要です。【彼を知り己を知れば、勝(かち)乃(すなわ)ち殆(あや)うからず。】有名な兵法の言葉です。日本が相手国を理解せずに政策を進めた結果、チャ…

【書評】実スパイシリーズ8、国家100年の計はスパイから!『China 2049』

マンガ・アニメのキングダムで有名な秦(しん)国、この名前が「China(チャイナ)」の由来と言われています。戦後、発展途上国とされていた今の中国、Chinaがいかにして世界2位の経済大国となったのか。国家100年の計を立てて、世界一を目指し、「孫子」「戦国…

【書評】実スパイシリーズ7、ダマされないようにするにはどうすればいいか!?『バカよさらば - プロパガンダで読み解く日本の真実』

ネットが普及した今、いろいろな情報に流されることはないでしょうか。スパイの工作では噓の情報を流して世論を扇動したり、メディアが「○○は××」だと報道したり、コロナウィルスの時も発信された情報に対して右往左往した人や流された人が多かったと思いま…

【書評】実スパイシリーズ6、夫妻でスパイをしていたの!!『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』

夫がスパイ&妻が殺し屋みたいな某スパイマンガ・アニメのように、現実でも夫妻でスパイをしていた記録がある。夫のコードネームは【リベラル】。スパイ夫妻がしたことは歴史的に悲惨な出来事に関わっていた。日本人なら誰もが知っているあの出来事・・・ 19…

【書評】500年の時を経て公になった芸術論の傑作!『現代語訳 風姿花伝』

能を大成した著者の世阿弥が約40年の月日の中で修正を加えながら作成した秘伝書である。「ジャパネットたかた」の創業者である高田明氏のバイブルであることも有名です。世阿弥が若くして時の権力者である足利義満氏の目に留まり、後ろ盾を経て能を大成しな…

【書評】実スパイシリーズ5、戦争前にスパイ工作に気付いた外交官、若杉要(わかすぎかなめ)。どんなスパイがいるの?『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』

某スパイマンガ・アニメのように、スパイ工作なんて、自国、敵国共にやりあっているので、いかに相手に気付かれずに隠密行動をとれるか、または、以下に相手のスパイ工作に気付けるかが肝心になってくる。だから、情報収集というのは欠かせない。第二次世界…

【書評】実スパイシリーズ4、誰を落とせば国を落とせる!?『別冊正論 Extra.18 日中国交40年汚辱と背信の系譜』

某海賊マンガ・アニメのアラバスタ編で国をのっとる時、武力以外だったらどうすれば乗っ取れるのかなと思ったことがあります。まして、経済力もない時に他国を落とすにはどうしたらいいのか、難易度は高いです。戦後、何十年もかけて中国が日本をカモにして…

【書評】実スパイシリーズ3、コミンテルンって何だ⁉︎。『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』

スパイの某アニメでW諜報員ってありましたが、実際にも諜報員、工作員、まとめて言えばスパイなんていっぱいいたそうです。今でもですけど。自国を有利にするために、他国に潜入してスパイ活動をしたり、ダブルスパイをしたりとスパイ業務も命がけ。そんなス…

【書評】実スパイシリーズ2、スパイの実務がよくわかる!?『日本は誰と戦ったのか - コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ』

某アニメのようにイケメンスパイや美女スパイが出てきたかわかりませんが、スパイの工作によって政府の方針が操作されていたら、それは乗っ取られていると言っても過言ではないでしょうか。大東亜戦争(第二次世界大戦)中とその前後の秘密文書の公開やアメリ…

【書評】実スパイシリーズ1、公開されたアメリカ秘密文書。『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』

スパイというと、某有名マンガorアニメを思い出しますが、今回は実際にあったスパイ工作についてです。時は第二次世界大戦前から後までです。これはアメリカで公開された秘密文章「ヴェノナ文書(Venona)」(※1)に基づいており、「ホンマに?」、さんま風に言…

【書評】憲政史上最長の政権は実現の理由は大きな挫折をしたからである。『安倍晋三 回顧録』

3188日という通算在職日数となった安倍晋三氏のインタビューを収録した本である。インタビューは合計18回・36時間に及んだが、あまりに機敏に触れるということで、一度本人が刊行を見送りました。結果としてこの本は、2022年7月8日の選挙演説中に凶弾に倒れ…

【書評】二つの書評の読み方『千夜千冊エディション 電子の社会』

日本文化や芸術から生命科学まで。知の宝庫であり、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、現在は角川武蔵野ミュージアム館長でもある著者・松岡正剛は、ネット上でブックナビゲーションサイト「千夜千冊」を20年以上続けている。本書はその中からテーマ…

【書評】冷たい社会への復讐と市民のための政治『社会の変え方 日本の政治をあきらめていたすべての人へ』

10年連続人口増加で様々な自治体から注目をされている明石市。その市長である泉氏の半生を綴った本である。彼は幼い頃に障がいを持って生まれてきた弟とその家族をとりまく冷たい境遇に強い憤りを感じ、これを原点として政治の道へと進んでいく。努力の末に…