HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ペストを挫折した方へ『漫画 ペスト』

自粛派、ノーガード派。コロナ禍において様々な派閥が議論する。『ペスト』の世界においても様々な思想をもった人物が登場する。ペストと戦う者、脱出を試みる者、混乱に乗じて利益を得る者など。 「事実は小説よりも奇なり」とは言うが、淡々と事実を述べる…

【書評】みんなの違いを活かすというアプローチを。『人間関係でストレスを感じたら読む本-自分と相手の「行動特性」を科学的に知れば、人付き合いはぐっとラクになる』

人はみんな一人ひとり違っている。そんなの当たり前と分かっていても、いざ人間関係やコミュニケーションに直面すると、つい忘れてしまう。そして問題が生じる。ストレスを生む。お互いがコミュニケーションを見直すことはせずに、「なんであの人は分からな…

【書評】哀しみがあなたにもたらすもの。『大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと』

著者は、一般社団法人日本グリーフ専門士協会代表理事。初めて聞いた「グリーフ」という名詞。「喪失体験に伴う悲しみや嘆きとその反応」を指すものだとういう。 本書は、日本グリーフ専門士協会がインターネットを介して開催している「グリーフサロン」を紙…

【書評】最後にはいつだってテクノロジーが勝利する『ぼくは愛を証明しようと思う。』

恋愛工学。それは男の欲望を実現するための秘密のテクノロジーである。本作は、とある非モテ男子がこの恋愛工学を学び、数々の美女を虜にする恋愛プレイヤーになるまでを描いた物語である。 主人公は26歳のわたなべ。結婚を考えていた彼女に浮気され、ただ性…

【書評】現代の相対的な真理は、すでに我々が二千年以上前に通過しているっ!! 『史上最強の哲学入門』

本書では「絶対に真だと言える理想の何か」を追い求めた、哲学者達の戦いの歴史が解説されている。真理の「真理」、国家の「真理」、神様の「真理」、存在の「真理」の全四ラウンドの激闘が観戦可能である。 評者一押しの哲学者はデカルトだ。全てを疑い、最…

【書評】盲目の刃はどこに向けられるのか『情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記』

近代日本では太平洋戦争について話題に触れることはほとんどありませんし、語り継がれる機会もなくなりつつあります。戦争の悲惨さを憂い、もう二度と戦争を起こすべきではないという論調が多くを占める一方、戦争自体の分析をここまで行っていたという事実…

【書評】腹を切るより、家を潰されるより、痛かったものとは『流人道中記(上)』

姦通の罪により切腹を言い渡されるも、「痛ぇからいやだ」という理由で流罪になった旗本・青山玄蕃。そんな一見自分勝手な青山と、押送人である石川乙二郎との道中が描かれている。 押送人の石川は十九歳で真面目一筋。そんな石川が道中で青山という人物に触…

【書評】今こそ旅の醍醐味を体感しよう『勝手にダカール・ラリー: イギリスーセネガル車旅行記』

バックパッカーに憧れる人は多い。しかし、様々な事情で実現が難しい人もまた多いことであろう。時間がない、体力がない、優雅な旅に慣れてしまったがゆえに貧乏旅行に戻れない等など・・・そんな人に是非読んでいただきたい。 この旅行記は著者の体験をダイ…

【書評】なるほど!地方議会の仕組み! 『地方議員は必要か 3万2千人の大アンケート』

2019年の統一地方選挙に合わせて、地方の政治を深堀りする取材をしたいという企画が立ち上がり、全国の3万2450人の地方議員(都道府県議会議員、市区町村議会議員)へ議員の活動に関するアンケートを実施した。各議会の事務局宛に人数分送付し、そのうちの59.6…

【書評】世界に誇れる着物は、なぜ謎だらけなのか?『着物の国のはてな?』

着物は、非日常の気分を味わえる楽しいアイテムだと著者はいう。しかし現在は、夏祭りや花火大会、結婚式やパーティー会場を除けば、和服姿の人を見かけることは少ない。なぜなら、着付けのルールや複雑でわかりづらいマナーが多すぎると人々が感じるからだ…

【書評】”これで終わりにしようかな” ユーラシア大陸西端を経てゴール、ロンドンへ!陸路旅行記の最終章『深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全6巻の最終巻。ロンドンまであとわずかマルセーユで旅を終えることに納得がいかない”私”はゴールとは反対のイベリア半島、ユーラシア大陸西端ポルトガルへ旅の汐時を見つけに向かう。 最終…

【書評】"この一夜が旅の神様が与えてくれた最後の贈り物なのかもしれないな"旅の終わりは近い・・・"私"は感傷的に『深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海 』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全6巻の5巻目。アジアからいよいよヨーロッパへ。トルコからギリシャ、そしてイタリアへ向かい旅の終わり方を考え始める"私"へ空虚にして不安にさせる喪失感が襲いかかる。 香港から続けてき…

【書評】これぞバックパッカーのバイブル。パキスタンからアフガニスタンそしてイランへ『深夜特急4 シルクロード』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全6巻の4巻目。インドを離れパキスタンへ、乗合いバスでの旅が本格的にスタート。パキスタンでは対向車とのチキン・レース、シルクロードを西に向かって疾走。カブールでは1泊60円の安さに自…

【書評】気づかぬうちに主人公"私"に私が『深夜特急2 マレー半島・シンガポール』

“デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く”主人公"私"の旅、全5巻の2巻目。香港・マカオに別れを告げ、デリーへの経由地であるバンコクへ飛んだものの、なぜか主人公"私"の中には響いてこない。香港で感じた熱気を期待しながら、バンコクを離れ鉄道でマ…

【書評】無事、安心は禅の言葉『こども禅の言葉』

小学生向けに作られた本になりますが、大人の評者が読んでも参考になります。禅という言葉を聞くと日常から切り離された遠い存在と考えてしまうと思いますが、実は日頃から私たちが使っている無事や安心も禅言の葉になります。 本書の構成は学校の悩み、友達…

【書評】あなたも悩んで当然。勇気の一冊!『偉人もみんな悩んでた』

偉人とは優れた業績を成し遂げた人、歴史に遺るような並外れて優れた人間のこと。そんな意味があります。 日本で有名なのは野口英世、西郷隆盛、徳川家康など学校の教科書に載る人たちでしょうか。世界史ではノーベル、マリーアントワネット、アインシュタイ…

【書評】まるで何の意味もなく、誰にでも可能で、しかし、およそ酔狂な奴でなくてはしそうにないことを、やりたかったのだ。『深夜特急1 香港・マカオ』

著者ははじめて訪れた異国である韓国のソウルに降り立った時、いったいここからどれほど歩けばパリに辿り着けるのだろう、という感慨を抱いた。そして26歳になった著者はある日思い立った。「インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗り合いバスで行こ…

【書評】限りない自由と解放感を満喫『深夜特急1 香港・マカオ』

"インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗合いバスで行く"ある日そう思い立った26歳の主人公は、仕事をすべて投げ出し1,900ドルを持ち旅に出た。最初に立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居を・・・。マカオではカジノで「大小」という…

【書評】逃げちゃダメな場所なんてない。居場所は自分で選択できる。『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』

2017年11月、著者はがん告知を受けた。そしてその年の12月、著者はブログに本心を綴った。「自分の人生は幸せだった」と。わざわざことばにして書いたのは、周囲の人たちへの牽制だった。 著者は3年間という余命宣告を受けた。これからの3年間、自分なりに前…

【書評】自分の納得した人生を送るために『空気が支配する国』

本書では、空気や同調圧力とは何なのか、また空気を生むその原因と向き合いかたについて書かれている。著者は学習塾を経営しているそうだが、コロナ渦や台風被害を経験し、「空気」や「同調圧力」を感じ、様々な制限を強いられたそうだ。 世界でも日本は同調…

【書評】歴史はいらない学問?『それでも日本人は「戦争」を選んだ』

今年話題になった学術会議の任命拒否。結局納得のいく理由説明はなされなかった。そこで外された6人に興味をもった。その人たちの言動や研究が政権にとって好ましくないとしたら、その6人について知れば、今の政治を逆側から投影できるかも知れない。そこで…

【書評】グラミー賞に込められたアーティストの歌詞!!『ディス・イズ・アメリカトランプ時代のポップミュージック』

近年のアメリカのポップミュージックの歌詞は、近年のアメリカ社会について描いている。 その背景には、毎年行われる「グラミー賞」がある。それをきっかけに多種ジャンルのアーティストがヒートアップ。トランプ大統領の発言などもありさらに加熱した。 こ…

【書評】信用力で天下を取った家康『関ヶ原』

天下分け目の戦いが行われた『関ヶ原』。そこには、石田三成VS徳川家康をめぐる諸侯の複雑な思惑が絡んでいました。歴史の転換点を往年の名作家、司馬遼太郎が描いた時代小説です。 それだけだと名作とはいえ、普通の時代小説です。僕も10年ぶりにこの本を…

【書評】他人の痛みを想像する心を、我々は訓練して身につけるべきだ。『二十一世紀に生きる君たちへ(併載:洪庵のたいまつ)』

斎藤道三、織田信長、緒方洪庵、土方歳三、坂本龍馬、正岡子規、秋山真之、、、。司馬遼太郎氏の数々の歴史人物に対する愛情は半端ない。つまりは人間への愛情が半端ない。彼の小説は、私たち人間への愛と優しさに満ち溢れているのだ。 21世紀に入りもう2…

【書評】"私を幸せにして"ではなく、"私は幸せになる"という生き方へ! 『幸運学』

運って実力以外の不確定な要素で、変えられないと思ってませんか。 本書では運を宿命、偶然、機会、確率の4つに分類してロジカルに考察されており、その内の機会と確率は"自分でコントロールできる運"として詳しく取り上げられています。「機会」は開発でき…

【書評】この世界は全て自分で決めて生きている。アンパンマンのマーチが教えてくれていた。子供の頃のシンプルな気持ちを忘れてしまった人に読んで欲しい。『EARTH GYPSY(あーす・じぷしー) 』

先日東京から北海道に遊びにきてくれた友人は同じ大自然を目の前に全然感動していなかった。きっと「今」を楽しめなかったのでは?。心も頭も「ここにいなくていつも心配事やイライラを話していた。伝わるかはわからないけど、そんな友人にこの本は読んで貰…

【書評】花には、人に影響を与える力がある『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365~伝統・文化 華道(生け花)』

1日たったの5分。本書を読むことにより、教養が身につく。本書が読み終わる1年後には、自分が暮らす世界の見方が変わってくるそうだ。 今回とりあげる華道とは、生け花とも呼ばれ、季節の草花や木の枝を使い、その美しさを表現したり、観賞する芸術である。 …

【書評】人間にとって知らないことが分かるということはこれ以上にない快感。『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365』

そういえば、お正月って何を祝ってるんだろう?酒造りの歴史って?地震ってなんで起こるんだっけ?天皇っていつからいるの?竹取物語ってどんな話?花火はどうやって生まれたの?禅を日本に伝えたのは誰?日本で初めて恐竜化石が見つかったのはいつ?全身麻…

【書評】もっと早く知りたかった…地方在住のお金のリアル『コロナ移住のすすめ』

『地方在住とは定年後の夢ではなく現役世代ですでに始まっている』 コロナに伴いテレワークを経験する人が増えたことにより、多くの人が既存の働き方を見つめ直したのではないかと思う。出社しなくても仕事はできる。満員電車に乗る必要もない。この気づきは…

【書評】個人的ベストセラー『愛着障害』

個人的に素晴らしい本に出合ったと思う。理由は書店に溢れる「不安に打ち克つ」「悩みが消える」などの本に書かれているエッセンスを全否定してくれるからである。 脳科学的に人間は常に不安を製造する生き物だということは証明されている。アドラー心理学の…