HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】他人の痛みを想像する心を、我々は訓練して身につけるべきだ。『二十一世紀に生きる君たちへ(併載:洪庵のたいまつ)』

斎藤道三、織田信長、緒方洪庵、土方歳三、坂本龍馬、正岡子規、秋山真之、、、。司馬遼太郎氏の数々の歴史人物に対する愛情は半端ない。つまりは人間への愛情が半端ない。彼の小説は、私たち人間への愛と優しさに満ち溢れているのだ。 21世紀に入りもう2…

【書評】"私を幸せにして"ではなく、"私は幸せになる"という生き方へ! 『幸運学』

運って実力以外の不確定な要素で、変えられないと思ってませんか。 本書では運を宿命、偶然、機会、確率の4つに分類してロジカルに考察されており、その内の機会と確率は"自分でコントロールできる運"として詳しく取り上げられています。「機会」は開発でき…

【書評】この世界は全て自分で決めて生きている。アンパンマンのマーチが教えてくれていた。子供の頃のシンプルな気持ちを忘れてしまった人に読んで欲しい。『EARTH GYPSY(あーす・じぷしー) 』

先日東京から北海道に遊びにきてくれた友人は同じ大自然を目の前に全然感動していなかった。きっと「今」を楽しめなかったのでは?。心も頭も「ここにいなくていつも心配事やイライラを話していた。伝わるかはわからないけど、そんな友人にこの本は読んで貰…

【書評】花には、人に影響を与える力がある『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365~伝統・文化 華道(生け花)』

1日たったの5分。本書を読むことにより、教養が身につく。本書が読み終わる1年後には、自分が暮らす世界の見方が変わってくるそうだ。 今回とりあげる華道とは、生け花とも呼ばれ、季節の草花や木の枝を使い、その美しさを表現したり、観賞する芸術である。 …

【書評】人間にとって知らないことが分かるということはこれ以上にない快感。『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365』

そういえば、お正月って何を祝ってるんだろう?酒造りの歴史って?地震ってなんで起こるんだっけ?天皇っていつからいるの?竹取物語ってどんな話?花火はどうやって生まれたの?禅を日本に伝えたのは誰?日本で初めて恐竜化石が見つかったのはいつ?全身麻…

【書評】もっと早く知りたかった…地方在住のお金のリアル『コロナ移住のすすめ』

『地方在住とは定年後の夢ではなく現役世代ですでに始まっている』 コロナに伴いテレワークを経験する人が増えたことにより、多くの人が既存の働き方を見つめ直したのではないかと思う。出社しなくても仕事はできる。満員電車に乗る必要もない。この気づきは…

【書評】個人的ベストセラー『愛着障害』

個人的に素晴らしい本に出合ったと思う。理由は書店に溢れる「不安に打ち克つ」「悩みが消える」などの本に書かれているエッセンスを全否定してくれるからである。 脳科学的に人間は常に不安を製造する生き物だということは証明されている。アドラー心理学の…

【書評】現代の子供に尊重するほどの個性なんてないでしょう『虫眼とアニ眼』

養老孟司さんと宮崎駿さんの対談集になります。テーマは人、自然、虫、今の時代。何よりも子供についてです。 千と千尋の神隠しの映画は宮崎駿さんが10歳の子供たちのために映画を作りたいと思って制作しました。10歳の子供に宮崎駿さんは何を伝えたかったの…

【書評】自由への挑戦状『自由が民主を喰う 迷走するグローバリゼーションの深層』

ネット技術の発達により、個々人の活動やつながりが国という枠組みを越えて、世界中の様々な人と繋がることが可能となった。グローバル化による多大な恩恵を受ける一方で、グローバル化がもたらした負の側面があることを忘れてはならない。 グローバル化によ…

【書評】もう、昔の中国とは違う。『清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル』

清華大学を卒業した日本人著者が赤裸々に語る、中国人の若者の今。日本にいるとなかなか見えてこない、中国人の若者の学校生活や就職事情、母国に対する思いから恋愛事情まで、作者の実体験をもとに中国のリアルを教えてくれる。 日本の文化を好む若者が多い…

【書評】笑いは無上の強壮剤でもあり、また開運剤なんだぜ。『君に成功を贈る』

以前、非道く状況に追い詰められた時期があった。そんな時に知ったのが、哲学者 中村天風の存在であった。 そのおかげで、それから何年もの間、絶望に屈することなくなんとか生き抜いて来られたというのは決して私にとって大げさなことではない。天風氏の存…

【書評】読書をしなければ、いい仕事はできない『大人のための読書の全技術』

著者は、多い日は1日10冊以上の本を読むそうだ。なぜなら、読書をしなければ絶対にいい仕事はできないからだ。本書では、本を読み、仕事に応用できるようになる方法が書かれている。 本とは必要な知識を効率的に吸収して自分のものにできるツールだと著者は…

【書評】今のままの台本で生きていったら、あなたは10年後どうなっているのか『成功と失敗を分ける心理学』

私たちは小さいときに自分で作った台本で生きている。その台本は子供のとき、まだ無知で未経験で思考もおぼつかないときに作ったものである。人生とはどのようなもので、自分は一体何者なのか分からないけど、自分の台本を書いて、その台本に従って生きてい…

【書評】人生なんて回転寿しみたいなもん『どこでもいいからどこかへ行きたい』

旅というのは非日常、計画の外を求めてするものだ。それなのに、その旅をきちんと計画を立ててするというのは、ちょっと衝動を社会に飼い慣らされすぎじゃないか?そんなに自分をうまく管理できるなら、そもそも旅になんか出なくていいのでは? 著者が旅に出…

【書評】日本にとって第二次世界大戦とは何だったのか。『おじいちゃん戦争のことを教えて』

著者は、アサヒビール元名誉顧問であり、以前『小が大に勝つ兵法の実践』の書評で、スーパードライを造った男と紹介した中條高徳氏である。本書は、ニューヨークの高校に通っている孫娘から、或る依頼ごとの手紙が届くところから始まる。その依頼とは、第二…

【書評】信念を持って生き、死のう『新訳 歎異抄―わかりやすい現代語訳』

善人でさえ救われるのだから、悪人でこそ救われなければならない。本書はそんな逆説的な親鸞の教えを、直弟子である唯円がまとめたものである。 この教えは弥陀の本願が、煩悩や罪業の深い我々を平等に救うために立てられたものである事から説かれている。し…

【書評】大人になったはずの自分へ『14歳の君へ』

14歳の君へ。人間とは良く分からないね。なぜ生まれたかも、なぜ死ぬのかも、良く分からないね。だけど、生まれたからには生きなきゃいけないね。だけど、どう生きればいいのかなんて、全然分からないよね。 著者は優しい口調で語りかける。中学生に向けて書…

【書評】世の中は諸行無常。物理の法則だってそうなってるわけですから。『死ぬってどういうことですか?いまを生きるための9の対論』

現実に久々に目の前に立ったホリエモンは九十一歳の瀬戸内寂聴氏の目には「可愛らしい」と映った。悪びれず人懐っこい微笑みをたたえた素顔には、誰をもひきつけるあっけらかんとした魅力があふれていた。 本書は、刑務所から出所したばかりの頃の堀江貴文氏…

【書評】孔子、ブッダ、毛沢東、逆境を乗り越えた100人の偉人たちの歴史『天才たちの人生図鑑』

ブッダ、ゲバラ、バッハ、シェイクスピアなど世界史を彩る重要人物たち。本書は彼らの一生がビジュアル化された図鑑になっています。 誰もが一度は目にしたことのある人物たちの歴史を分厚い本を読むことなく知ることができます。まずはこの本を皮切りに天才…

【書評】人生は心一つの置きどころ。『運命を拓く 天風瞑想録』

中村天風は哲学者である。この本は、氏の講演の内容を文書化したものであるが、著者名を編纂者ではなく、敢えて氏にしてあるのは、正に天風氏本人の弁を想起させるものになっているからに違いない。 氏は、生き方そのものがユニークだ。明治9年に生まれ、少…

【書評】あなたの人生の始まりに私が付き合ったように、私の人生の終わりの少しだけ付き添って欲しい『傾聴力』

著者の大津秀一先生は緩和ケア医であり多くの終末期の患者様を担当しています。著書の “死ぬときに後悔すること25”には健康、心理、社会などの項目毎に「自分(患者様)が後悔していて、やり直したかったこと」が書かれており、読者に人生の優先順位を考え直…

【書評】世界で評価されるのは、独自性『~世界96ヵ国をまわった元外交官が教える~外国人にささる日本史12のツボ』

世界96ヵ国をまわった著者が、元外交官という経験から、外国人の視点に立った興味深い日本の歴史や文化について12のテーマに分けて紹介している。 そのテーマとは「無駄を省いた禅の思想」「飛脚を使った物流システム」「ハイレベルな江戸の庶民教育」「サス…

【書評】女房は死んだ、おれは自由だ『後ろ向き名言100選』

"女房は死んだ、おれは自由だ"この言葉は詩人、シャルル・ボードレールの言葉になります。結婚をした男が自由を感じる瞬間を表した後ろ向き度100%の名言になります。 "髪の毛が後退してるのではない。私が前進しているのだ。"これは孫正義氏の名言になります…

【書評】人は助けてくれる人ではなく、助けてあげたい人を好きになる『なぜかまわりに助けられる人の心理術』

あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?そしてその「大切な人」は、あなたをいろいろと助けてくれる人ですか?それとも、あなたのほうが相手をいろいろと「助けてあげたい」と思う人ですか? 母親は、赤ちゃんが自分のために何もしてくれなくても心の底か…

【書評】しかない、というものは世にない。人よりも一尺高くから物事を見れば、道はつねに幾通りもある。『竜馬がゆく一』 

坂本竜馬は、不思議な人物だった。決して欲というものがなく、周りが勤王だ、攘夷だ、と熱に浮かされ騒いでいる中で、一人冷静に自分の考えを持ち、かといって自分の中にはしっかりと熱く燃えるものをもっている。周りに流されなければ生きづらい世の中でも…

【書評】意識を抱え、二本足で立って生きるという作業自体が、基本的に病んでいるのです。それに自覚的な人と、あまり自覚的でない人がいるだけです。『村上さんのところ』

本書では大人気作家である著者が、17日間にわたって寄せられた約4万通のメールを読みきり、そこから選ばれた473通への質問に答えたものが収録されています。真剣に人生に悩む若者への心温まる回答もあれば、おもわず笑ってしまうようなものまで。著者の人柄…

【書評】本当に自分にとって興味のあることだけを自分の力で深く掘り下げるように努力をし、それ以外のジャンクはジョークとしてスキップしちゃうわけである。『職業としての小説家』

著者は自分のことをどこにでもいるごく普通の人間だと語る。実際、日常生活の中で自分が作家だと意識することはほとんどないそうだ。たまたま小説を書くために必要な資質を少し持ち合わせていて、人より頑固な性格に助けられ、こうして職業的小説家として小…

【書評】自分に素直に生きるには『~彼女がたどり着いた愛すべき仕事たち~これが私の生きる道!』

本書では、自分の好きなことに夢中になることで、様々な職業を自ら作り出し、結果として自分らしく働いている33人のストーリーが綴られている。 その具体的な内容は、33人のそれぞれの仕事を始めたきっかけ、好きを仕事にしていった経緯、その仕事の内容、サ…

【書評】「柳は緑、花は紅」。私たちは自然の一部でしかなくて、身構える必要などない。スタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫氏が三人の禅僧と禅問答。『禅とジブリ』

ジブリ作品には、禅としても学べることがたくさん詰まっています。禅で、梁の武帝が「お前は何者だ」と達磨に訊くと、達磨は「不識(わからない)」と答える、という問答があります。そして「もののけ姫」では、ヤマイヌのモロが主人公の少年アシタカに「お前…

【書評】ブッダが説く仏教の教え。「人生はどう足掻いても苦しい」では、どうすればいいか? 『苦しみをなくすこと 役立つ初期仏教法話3』

人生は苦しい。ブッダはそう説いた。確かに私たちは苦しさの中を生きている。息を吸い続けても苦しいし、逆に吐き続けても苦しい。一時的な快楽の先にも待っているのは苦しみだ。 では、どうすればいいのか?ブッダは苦しみを避けることを述べている。苦しみ…