マウンドと打席の両方で圧倒的な存在感を見せた「日本のベーブルース」大谷 翔平選手。父の大谷徹氏はセミプロ(社会人野球)の野球選手、母の加代子氏は五輪を目指せるレベルのバドミントン選手でした。
野球とバミントンの世界で活躍した両親から生まれ、100年に一人の逸材である大谷 翔平選手は幼少時代では家庭でどのように育てられどう成長していったのか。日本プロ野球界では1953年以来存在しなかった二刀流選手をどう球団は活かしていったのか。日本ハムファイターズやエンゼルスはどのようにオファーを申し込んだのか。
その疑問を解決してくれたのが著者・ジェフ・フレッチャー氏だ。エンゼルス番として10年目を迎えたオレンジ・カウンティ・レジスター紙の記者である。メジャーリーグ取材歴24年で、米野球殿堂入りを決める投票資格を持つ。
大谷氏の取材に関してはMLBルーキーイヤーから4年間に渡って密着取材した。大谷選手のメジャーまでの道のりと苦悩、復活劇がここに明かされる。