故瀧本哲史氏のポリシーである「現在生きている方の本に対し、推薦や講評は絶対にしない」を覆してでも、書きたかった瀧本氏の”まえがき”でスタートするペイパル創業メンバーのピーター氏による本です。
タイトルにある０から１を生み出すことは非常に難しいという前提ではあるが、テスラを中心とした企業を例に取り、特徴を上手くまとめられています。特徴は私が理解する限り７つあり、
①ブレイクスルーの技術を作れるか？
②適切なタイミング
③競争ではなく独占できるか？
④正しいチーム作りはできるか？
⑤販売方法がしっかりしているか？
⑥永続性があるか？
⑦他社が気づいていない独自のチャンスがあるか？である。
また過去の経緯をみると０から１を生み出す人たちの特徴としてインサイダー（とびぬけた能力を持つ）とアウトサイダー（付き合いにくい・悪童等）の両面とも持っていると伝えている。
本には書いてなかったですが、個人的には何かに夢中になれる情熱と集中力も必要だと思いますし、ネット環境のおかげで誰でも０から１を生み出す環境はあるので、読んでみると面白いと思います。最後は「まずは自分の頭で考えよう！」で結んでいます。一番大事なことですね。
著者 ：ピーター・ティール
出版社：NHK出版
出版日：2014年9月5日
