HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

【書評】人生は何かを成し遂げるには十分な時間がある『人生の短さについて』

著者のセネカ氏曰く、「人生は何かを成すには十分な時間があるのに、過ごし方次第で短く感じてしまう」という持論。セネカ氏本人は政治の中枢にも関わり、色々な権力者を身近で見てきた経験からこの持論を説いており、老後の楽しみのための準備に夢中になると、老後に後悔する事にもなると主張。

また左遷された境遇を嘆く母親への「気の持ち方で、どこでも快適になる」という趣旨の手紙や他人と比較し、劣等感や誘惑に負けてしまいそうな若手への手紙など、現代にも通用する生き方を考えさせられる1冊です。

セネカ氏は左遷後に後政治の世界へ復帰し、暴君ネロの教育係をしていたが、難癖をつけられて最終的には死刑を宣告されます。しかしながら最後までこういった境遇にも負けずに生き抜いた方であり、こうした考え方は後に戦争のつらい捕虜生活環境に陥った人の心の支えになったという話もあります。

誘惑や誰かとの比較で悲観的にならず、時間を有効に使うという事を改めて考えさせられる名著で、今の時代だからこそ読んで頂きたい一冊である。

著者 :セネカ
出版社:光文社
出版日:2017年3月9日