働いている人の99%は、自律神経の働きが落ちていると著者はいう。それは、調子の良し悪しがなぜ起こるのかを長年研究してきてわかったそうだ。それにより、著者自身も若いときよりも60代の今の方が毎日ワクワクしているように、誰でも年齢に関係なく本書に書かれたメソッドにより自分を変えられるのだ。
世の中の状況により、イライラしたり、人を中傷する人が増加した。それは、例えば楽しみにしていたことがキャンセルになったり、自由に旅行に行けなくなった等、不自由になってしまった日常での日々積み重なるストレスによるものなのだ。そのようなちょっとした我慢の連続により、自律神経が乱れるのだという。
また、テレワークや時差出勤等により職場でのストレスが減ったが、生活習慣が崩れ心身共にダルさを感じ、調子が悪くなった人が増えているそうだ。そこで大事なのが、朝決まった時間に起きてコップ一杯の水を飲む。そして散歩をする。
評者もここ最近、仕事が終わった後は歩いて帰ろうかなと思いつき、ちょうど実行し始めたところだ。著者も散歩をすすめているため、少し継続させてみようと思う。なぜなら、様々なことにより、今まで以上に平日は仕事で忙しくなってしまったので、著者のいう99%の人にならないようにしなくてはいけないからだ。
本書に掲載の方法をどれか一つでも試し、自らが自律神経を整えれば、いまの自分を大事にできるようになるそうだ。