2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
現実に久々に目の前に立ったホリエモンは九十一歳の瀬戸内寂聴氏の目には「可愛らしい」と映った。悪びれず人懐っこい微笑みをたたえた素顔には、誰をもひきつけるあっけらかんとした魅力があふれていた。 本書は、刑務所から出所したばかりの頃の堀江貴文氏…
現代は、栄養や安全は確保され、ムリしなくても生きていける。しかし逆に頭脳労働を長期的に行うことで、知らない間にムリが深くなってくる。ムリは限界に達すると、破綻する。それが、うつや自殺という形で表れる。 本書では、著者が自衛隊で教えている疲労…
元々実家が不動産をやっていて税理士さんと会話しているのを目にし自分も学ばねばならないのではないか、と考えていたため本書を手に取った。 税理士への合格に向けた対策と勉強法について、個人のリアルな体験を元に書かれている。正直、片手間で取れるよう…
どんなに生活習慣に気を付けていても、心の不調に襲われることは誰にでも起こる。大規模な国際共同研究によると日本人の5人に1人が一生のうちに心の病を患うという。これは自分以外でも、家族や恋人、友人が苦しむことを意味するものである。 メンタルヘルス…
渋沢栄一は、江戸時代の幕臣、明治時代の大蔵官僚を経て、退官後は実業家に転じた。第一国立銀行や理化学研究所、東京証券取引所などを始めとし、生涯で約480もの企業の設立や経営に関わったと言われている。 氏の代表的な著書が「論語と算盤」であるが、本…
前回の『堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?』に続き飲食業界人との対談本。このシリーズ本当に面白いと思うのだがあまり共感は得られていない。他の堀江さんの本より圧倒的に面白いと思う。 今回も非常に豪華メンバーによる対談が繰り広げられている。…
筋トレで名を成した著者のメンタルハック本。まず睡眠の大切さを説く。自分もおかしくなったとき、睡眠が全然できなかったので寝ることは何より大切。決まった時間に寝て、決まった時間に起きろとも説かれている。つまり鬱は生活習慣病で、丁寧に体を扱うこ…
リーダーに必要なもの。リーダーシップに関しては非常に多くの書物が並んでいます。読めば読むほど「結局、すべて大事なのでは?」と混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。 著者の大嶋啓介氏は株式会社てっぺん代償取締役、日本朝礼協会理事長、予祝…
前作から10ヶ月後、S・クドーはアリゾナに舞い戻る。それは相変わらずの法律事務所の臨時調査員としての仕事の為だ。しかし、胸中には以前の事件で淡いロマンスと生死の境を共にした日系アメリカ人の美女との再会への期待もあった。 物語の冒頭は、クドーが…
フォロワー100万人越えのTestosteroneさんが、精神科医の岡先生とタッグを組み、筋肉ではなく、メンタルヘルスについて書いた本。Testosteroneさんに寄せられる数々の精神的な相談が、本書のきっかけである。 全体的に面白いのは、岡先生の科学的な説明に対…
「生理だから、ごめんね」この言葉を日常生活で数回聞いたことがあると思います。例えばカップルで喧嘩して仲直りをするときに「ごめん、生理が近くてイライラしてたの」という状況です。男性からしてみると「生理って大変だな、お腹痛くなるんだ。」、「何…
表紙を開くと、ブックカバーに大きく書かれた文字が目に飛び込む。ーーーーーーー睡眠不足栄養不足運動不足 世の中の三大害悪ですから覚えておいてください。ーーーーーーー どれも私が疎かにしている生活習慣だ。睡眠時間は日によって違うし、作業に没頭し…
現職都知事の女帝様はこの四年間なにをしていたのだろうかと、改めて思わずにはいられない。そんな出だしで始まるこの著書は、東京都への37項目の緊急提言を綴る。 全ての提言が、諸手を挙げての是であるとまでは言わないが、東京都というものが本来持ち合わ…
今をときめく落合陽一のお父さんの人生論。ぶっ飛んでます。冒頭の言葉は作中から抜粋。 “就職に失敗して泣く泣く東大に行った兄を見て、日本に失望。アメリカ留学したいと大使館に直訴。ただし旅費はなく山下公園にテントを貼り外国船に営業。 空手でアメリ…
本書の最後は、終章として新しい東京を作るために、人々が声をあげることの重要性について書かれている。 この四年間、現東京都知事による公約は実現されなかった。これからの未来、日本はこのままでいいのだろうか。そう疑問に思う多くの人々が東京都知事選…
本書の最後は、終章として新しい東京を作るために、人々が声をあげることの重要性について書かれている。 この四年間、現東京都知事による公約は実現されなかった。これからの未来、日本はこのままでいいのだろうか。そう疑問に思う多くの人々が東京都知事選…
人生においてメンタルを安定させることは必要不可欠だ。全ての土台と言っても過言ではない。この本は、そのメンタルをポジティブな状態に安定させ、かつ不調に陥らせない、近年話題の予防医療の側面が強い。 言うまでもなく予防は治療よりも圧倒的にパフォー…
熱と汗くささが伝わってくる『ゼロ』より濃いホリエモン自伝。 恐らく、ホリエモンは母親似だ。 小学生時代より、頭脳の優秀さが際立っていたホリエモン。百科事典をむさぼり読んで知識欲を満たし、ゲームのプログラミングそのものに興味を持つ。並の子供な…
ストレスの多い現代社会において、心の健康に関する知識を持たずに生きていくことは、戦場に丸裸で突っ込むようなものである。 メンタルヘルスの問題と関わりを持たずに生きていくことは不可能と言えるほどに、この問題は日本社会を侵食してしまっているのだ…
マイクロソフトでwindows95開発経験を持つ著者が、仕事の〆切を守るための時間術を書いた本です。著者は、仕事の初期段階で集中して取り組むと、リスクに早く対応でき計画的に仕事をこなせると言っています。例えば10日与えられたら、最初の2日で8割完了させ…
本書では、著者が考える東京都を改造するための提言が書かれ、第五章では「未来の生き方」がテーマだ。 著者は男性よりも女性が長生きなのは、女性のほうが「コミュニティが広い」ということが関係していると言う。確かに年齢を重ねている女性でも活発に習い…
インタビューを受けている澤田秀雄氏は、株式会社エイチ・アイ・エス(以降、HISとする)の代表取締役会長兼社長である。現在のHISは、旅行事業、テーマパーク事業、ホテル事業、ロボット事業、エネルギー事業、植物工場事業など、既に旅行会社とは言えない…
1位 bookrev.horiemon.com ブランディング・ファースト――広告費をかける前に「ブランド」をつくる 作者:宮村 岳志 発売日: 2020/04/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 2位 bookrev.horiemon.com 座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ――首・…
本書では、著者が考える東京都を改造するための提言がまとめられている。第四章では「都政」をテーマに、評者が興味を持った「都職員の英語公用語化」について取りあげる。 著者は言う東京都を本物のグローバル都市にするために「東京都の職員に英語の使用を…
HIU編集学部が作成する小冊子、SALON DESIGN。その第7号では時代を切り開く3人の女性達それぞれの対談とインタビューが「最前線女性特集」として掲載されています。 ハヤカワ五味さんの対談では「生理用品のEC化率が1%以下」という情報から始まります。情…
経営の神様である。著者についての説明は蛇足としかなるまい。著者の金言は数多い。そのためテーマを絞って改めて編纂し直した書籍も多く出版されているが、本書は著者の連載寄稿を元にしたものであり、長年の会社経営に携わった折々の経験を振り返りながら…
本書では、東京都を改造するための37項の提言がまとめられている。第一章では「経済」をテーマに、著者が実業家目線で考える「東京を経営するとしたら」というとても興味深いものだ。 本書評では、評者が興味を持った提言の一つ「足立区は「日本のブルックリ…
本誌は、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の面白味や楽しさを伝えるために作られた季刊紙である。既に本誌で7冊目となり、今回は最前線の女性特集だ。 まず最初に紹介されるのは、女性の生理用品に関するプロジェクトを行うハヤカワ五味氏との対談だ。日本…
ブランディングという言葉を聞くと多くの人は商品ロゴやデザインを1番に思い浮かべるはずだが、ロゴや惹きつけるデザインだけがブランディングじゃない。未来では今まで見たことがない新しい考えのもとで構成されるということを本書で噛み砕いて解説してくれ…
小鷹信光オリジナル作品の続編である。あれから15年ほど経ったロサンジェルス郊外に、S・クドーは居た。自宅兼事務所の借家へ訪れた日系アメリカ人の若い女性が、「わたしを一週間守ってくれませんか」と依頼を持ちかけるところから物語が始まる。探偵小説と…