HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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オールタイムベスト(2018年)

日本は遅れている?『中国人はなぜ財布を持たないのか』

「あ、そうだ、日本はまだ現金しか使えないことをすっかり忘れていたわ」「日本はこういうところは結構遅れているんだねぇ」 2020年のオリンピックを控え、外国人観光客の増加が見込まれる日本にとって、耳の痛い言葉だ。上記は中国語での会話である。 本書…

死なずにどこまで行けるか!?『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』

主人公はドラゴンボールが大好きな高校生。ある日の帰り道、階段から転落。目覚めればヤムチャとなっていた。しかし、高校生は全て知っている。このままでは自分は栽培マンに殺される。可愛いブルマはベジータにとられてしまう。 本作は最近流行の異世界転生…

幸せに生きるための教科書『 中くらいの幸せはお金で買える 』

「幸せはお金で買えるか」というと論争が起きそうなテーマだが、本書では、お金の使い方により、継続する幸福感を得るための18の方法を教えている。 「あなたは今、幸せですか」 世界43ヵ国の国民に対し、幸福度についての調査を行った。その結果、日本人の…

うそやん、マジで?『ビジネスモデル症候群 なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?』

俺のイタリアン、ブックオフ、QBハウス、、、綺麗なビジネスモデルを見ると惚れ惚れする。私もこんな素敵なビジネスモデルを考えたい、関わりたいと思った経験を持つのは私だけではないだろう。本書はそんな意識高いモラトリアム人間達に目がさめる一撃をく…

男性にも当てはまること多いです『専業主婦は2億円損をする』

日本にあるジレンマの多くは、“こうするべき”という圧力と差別によって生み出されていると本書を読むことで改めて気づく。現代は幸せが多様化していることなど認識しているものの、そこに社会の制度は追いついていない。“知っていることとできることは違う”…

ちょっとした気づかいで、一流の人になれる『 一流の人のさりげない気づかい 』

相手のために、良かれと思って行った気づかいでも、そこには一流の気づかいと二流の気づかいがある。単に気づかいさえすればいいということではない。あなたはどちらの気づかいをしているのだろうか。 そもそも気づかいは、相手にお世辞を使うことではない。…

お金はただのツールだよ『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』

フィンテック、ビットコイン、シェアリングエコノミー...。インターネットにより情報のあり方、コミュニケーション、そしてお金のあり方が変わってきた。本書はタイムバンクを発明したメタップス創業者によるアップデートされた新しい経済に関する本である。…

【書評】余命1年―私が私に暗示をかけたこの言葉。それは、私にとって魔法の言葉 『29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。』

「源氏名はどうしようかしら?」 「源氏名?」「お店での名前よ。ニックネームみたいなものね」 私はちょっと考えてから答えた。「あまり……アマリにします。余りものの”アマリ”」 著者、葉山アマリさんの名前の由来です。 “余りもの”とは一体、何のことなの…

鳥肌が立つほど興奮する、男たちの戦い 『「エンタメの夜明け」~ディズニーランドが日本に来た日~』

本書では、ディズニーランドが日本にやってくるまでの、様々なストーリーが書かれている。現在では、なくてはならない、エンタメの代表であるディズニーランドだが、当初の誘致計画では、可能性の低いかなり難しい状況だった。 なぜなら、ある日本企業による…

コツコツとした努力は無駄『時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS』

単なる近道「Short cuts」ではなく努力のない道を行く「Smart cuts」。本書は豊富な例とともに努力せずに成功する方法をまとめたものである。 例えば、皆さまご存知のスーパーマリオというゲームがある。あのゲームは1-1、1-2...と進めていてはなかなかクリ…

なるほどそうだったのね!『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』

私は興味があることはまずはネットにアクセスし情報を仕入れる。その情報収集の結果得られる知識は3つの段階に分けられる。一つは理解して認識した情報、一つは理解していないけれど認識した情報、そして最後はふわっと存在だけ認識した(もしくは認識した…

すべてはいい女を抱くために『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』

「人生山あり、谷ありと申しますが、私は日本海溝のようなドン底から這いあがり、なんとか生き延びてきたのです。銀のスプーンを咥えて裕福な家庭に生まれてきたわけではなく、終戦直後の貧しさにも耐え忍んできました。その後、幸運にも高度経済成長の波に…

日常で差がつく!『品のある人、品のない人~紙一重だけど決定的に違う些細なこと~』

自分には品があるのだろうか?自分自身はもちろん、品のある人でありたいと思っている。しかし、何をもって品があるといえるのだろうか?それは、なかなか難しい質問のように思えるが、日常での些細なことこそが、品に差がでるようだ。 非日常の晴れの舞台で…

無職でも生きていけるのでは?『魂の退社-会社を辞めるということ。』

本書は大手新聞社を辞めて、自由に生きるという選択をした、50歳独身女性の物語だ。 私が住んでいる地方の経済は、はっきりいって疲れ切っているのが、顕著に分かる。著者が地方に転勤で住んでいたとき、都会で何年も金満生活を送っていて「買いたい」という…

ブルーオーシャン戦略読んだあとはこっち!『「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える』

ブルーオーシャン戦略を読んで実践したいと思う際の思考は2つに分けられると思っている。一つは「私の会社にどのように活かそう」、もう一つが「私自身にどのように活かそう」、本書は後者の思考に進んだ方にぜひオススメしたい。ブルーオーシャン戦略の主…

シルク・ド・ソレイユの事例とかマジ面白い『[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press) 』

仕事の質を高めたく書店のビジネスコーナーに足を運んだ方は、一度は見聞きしたことがあるのではないだろうか。一見すると少々厚みのある書籍で気後れしてしまいそうだが、読書が苦手な方も時間をかけてでも読んでほしい一冊だ。本書の推奨する逆の市場の名…

人生が、再び輝きだすために 『自分を休ませる練習~しなやかに生きるためのマインドフルネス~』

「心とからだを健康に保つ」 これは、老若男女を問わず、誰もが人生の中で、望んでいることの一つであろう。 それを実現するために、本書では、今すぐにできる「しなやかに生きる」ための方法が、東大病院救急医療の現場で、人間の生と死に向き合っていた医…

人は病気になったことによって、生きることを深く考えるようになる『人生でほんとうに大切なこと』

昨今、日本では医療技術の発達により、がんの死亡率は減っているが、がん患者数は増えている傾向が続いている。まず、一番の要因は高齢化であろう。 そこで今、注目されいている「精神腫瘍医」という、がん患者とその家族の心のケアを専門的に行っている医者…

読み終えた瞬間に涙と震えが止まらなかった...『革命のファンファーレ』

「最近の若いヤツは・・・」とかいう年配者がよくいるが、そいった若者世代への批判は、そのほとんどが「進化への乗り遅れ」に他ならない。もし、その言い分が正しければ人類なんてとっくに絶滅している。だから年下を肯定することは正しいことである。 さら…

残念ながら日本はヤバい国『東大から刑務所へ』

本書は“元東大生且つ元服役者”という、貴重な体験をしている二人の対談だ。東大と刑務所という対極に位置する環境だが、本書を拝読すればこの二つは別世界のものではなく、地続きで繋がっていることがわかるだろう。 どのような場面においてもそうだが、満場…

勇者を倒せないのは秘書がいなかったから『魔王の秘書』

この物語はある国の王の秘書が魔物に攫われ、魔王の秘書になるところから始まる。本書は“ファンタジー×会社経営”だ。そしてその舞台として設定されているのが魔王城になる。社長に位置するのは当然魔王であり、その魔王のサポート役を秘書が担う。 魔王軍と…

ずっと心に引っかかっている。『人生で大切なたったひとつのこと』

“80年後のある日、あなたが100歳、私が134歳になり、私たちがみなうんざりするほどやさしく、愛情たっぷりになったら、私に短い手紙を書いて、あなたの人生がどうだったかを教えてください。とてもすばらしかったよ。とあなたが書いてくることを願っています…

人生はいつもベターの選択。三十路女の生々しい浮気模様『恋のツキ』

主人公の平ワコは彼氏のふうくんと4年付き合い3年同棲中。もうお互いに何も期待はしていないが、一緒にいるのは楽だし、なんとなくそろそろ結婚かなと思っていた。そんな時に出会ったのが趣味があうし、一緒にいて楽しい超タイプの高校1年生のイコくんだった…

理路整然と経営を行い、理路整然と間違い、理路整然と潰れていく。 『安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生』

ドンドンドンドーンキー ドンキホーテー♪ 読者の皆さんは「驚安の殿堂 ドン・キホーテ」に行ったことはあるだろうか。私は高校1年生の時、部活用具の入った大きい荷物を持って店内に入り、積み上げられた洗剤のタワーを豪快に倒した記憶がある。そして店側…

何を読もうか迷っている人に絶対におすすめしたい本『緊張をとる』

本書は演技トレーナーの著者によって書かれた、緊張をとるための方法論について書かれた異色の自己啓発本だ。元浪速の天才美人女優で今はスナックを経営している「ママ」と、広告代理店でのプレゼン大会に臨む会社員との全編対話形式であるため、ストーリー…

パチンコしない、ゲームしない『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』

パチンコをしない、ケータイゲームをしない、月に1冊以上本を読む、ここまでできればすでに8分の1の人材になれる。さらに条件を加えていくことで本書では100分の1の人材になることを目指す。一口に言ってもどの分野で100分の1の人材になるかによ…

老害になるな!『理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件 』

未だにiphone5を使っている人はいないだろうか。10年以上洗濯機を買い換えてない人はいないだろうか。もしそうなら、あなたはこれからの時代で生き残ることができない文系脳の持ち主である。これからの時代を生き抜くには理系脳が必須である。 ここでの理系…

モチベーションを養おう『勉強嫌いほどハマる勉強法』

~ 『勉強嫌いほどハマる勉強法』著者:宝槻 泰伸(PHP研究所、2015/4/20) 多くの人がイメージする勉強は、入試のためのもの、資格を取るためのもの、苦痛を伴い、やらなければならないつまらないことだと思う。しかし、本書での勉強の目的は「自分の好きな…

一番大切なもの、それは信用。『バカは最強の法則』

『バカは最強の法則』 著者 堀江貴文、原案 真鍋昌平、作画 松本勇祐(小学館、2017/7/28) ビジネスで一番大切なもの。それは信用だ。 では、その信用を得るためにはどうすればよいのか。ホリエモンこと堀江貴文が説く、ビジネスにおける成功と失敗。そして…

真性ビッチに恋したら 『あそびあい』

『楽しいことがあったらできるだけたくさんしたいでしょ?』 地味目な女子高生のオタニヨーコは、誰とでもセックスする。気持ちいいから。主人公の山下は、そんな奔放な彼女に恋心を抱いている。自分以外の人とはしないでほしいという気持ちがある一方、好き…