HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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読み終えた瞬間に涙と震えが止まらなかった...『革命のファンファーレ』

「最近の若いヤツは・・・」とかいう年配者がよくいるが、そいった若者世代への批判は、そのほとんどが「進化への乗り遅れ」に他ならない。もし、その言い分が正しければ人類なんてとっくに絶滅している。だから年下を肯定することは正しいことである。

さらにいえば、少子高齢化により、若者世代の希少価値が高まり、会社で、今、なお存在している「年功序列」なんて、完全に時代遅れの代物ではないのか。

著者が絵本「えんとつ町のプペル」の全ページをインターネットで無料公開したときの、話題は記憶に新しいと思うが、たくさんの批判が寄せられた。「労働に対してのお金を支払ってもうのは当然の権利だ!無料はおかしい!」なんだか正論っぽい。でもこうした意見が続々と無料アプリの「ツイッター」で届いた。言うまでもないがこの人たちはツイッター社には1円も払っていない。

しかも、そのニュースを仕入れる際に利用したであろうグーグル社やヤフー社にも払っておらず、彼らの言う「労働に対してお金を払うべき」を、彼ら自身が盛大に破っている。

また、「人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機はいつだって『確認作業』で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない」例えば、モナリザもグランドキャニオンも教科書やパンフレットで見ている。それを実際に見に行ってることだけにすぎない。

つまり、「人はけっこう冒険をしないものですよ」と、そういう話だ。

行動することに、勇気は必要ない。子供の頃に一人で電車に乗れなかったのに、今、あなたが一人で乗れるようなったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。「電車の乗り方」という情報を手に入れたからだ。一歩踏み出すために必要なのはポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。もっともっと自分のアンテナを張って情報を仕入れた方がいい。

最後に、情報は行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。行動の連鎖だ。

さあ、行動起こそう。

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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魔法のコンパス 道なき道の歩き方

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えんとつ町のプペル

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