HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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今さら人には聞けない『男の作法』

日常の様々な場面においての作法。

抽象的なことは知っていても、具体的なことについては理解していない人も多いだろう。しかし「知ったかぶり」というのは、もちろん避けたいものだ。

本書では、
・鮨屋へ行ったとき
・そばを食べるとき
・てんぷら屋に行くとき
・刺身を食べるとき

食べものの話からはじまる。

最も興味深いのは鮨屋での作法だ。 最近では回転ずしやファミリー向けなど誰でも気軽に入れるタイプの店も多くあるが、昔ながらの鮨屋といえば、敷居が高いと思っている人も多いだろう。なぜなら、カウンターには、常連と思われる人が座り、値段もわからない。慣れない店ではなかなかルールもわかりづらい。

さらに、鮨屋内で交わされる言葉遣いもまた難しい。例えばお茶はアガリ、ご飯はシャリ、お箸はオテモト、醤油はムラサキ。知ってはいても、なんだか気恥ずかしく使えない。しかし著者、池波正太郎氏によれば、それは鮨屋仲間の隠語であってお客が使うことはない。ちゃんとした鮨屋だったら「通」ぶる客を軽蔑する。普通に「お茶」「ご飯」と言えばいいと言う。次回からは、気恥ずかしがることなく「お茶をください」と言うつもりだ。

また、日常においての作法。

・自分を引き締める身だしなみ
・男の顔をいい顔に変える
・時間の貴重さ
・女の見分け方
・気分転換の方法

本書には、数多くの自分をみがく方法があるが、これらはかつて「男の常識」とされていたことばかりだと著者は言う。 しかし、それは当時の常識であり、時代も社会も変わった現代の男たちには、おそらく実行不可能だと言うが、昭和59年の発行以来、昨年で97刷りと本書は、多くの人々に愛されている。それは、現代でも作法を重んじ、自分をみがきたいという人が多いということだろう。

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

2017年12月の売り上げランキング

1位 一流の人のさりげない気づかい

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1位 29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (オープンブックス)

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1位 お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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4位 専業主婦は2億円損をする

 

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5位 DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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5位 中くらいの幸せはお金で買える (単行本)

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5位 無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい

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5位 なぜ中国人は財布を持たないのか (日経プレミアシリーズ)

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HIU書評メンバーの2017年の一冊

人は病気になったことによって、生きることを深く考えるようになる『人生でほんとうに大切なこと』

 今、注目されている「精神腫瘍医」という、がん患者とその家族の心のケアを専門的に行っている医者の存在だ。その「精神腫瘍医」が7名のがん患者とその患者を支える家族との物語を綴られた書籍だ。がんは、身体だけでなく心をも蝕み、しかも自分が精神的に混乱していることにも気づかない。とても厄介なものであり、残された時間を無駄なく使いたいと思えば思うほど、何をしたらよいか分からず、すくみあがってしまう。そんな患者の心を解きほどいてくという書籍である。 

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 中身は後からついてくる。『間取りと妄想』

小説家は作品を作る上で何から手をつけるのだろうか。本書は13の物語が収録されており、いずれの物語もはじめに“間取りが決められている”という制約を持つのが特徴だ。“制約があるからこそ良いものを生み出すことができる”という言葉を聞いたことがある。だとすれば、間取りは最適な制約の一つではないだろうか。普段意識をしていないだけで私たちの日々のライフイベントも、思った以上に間取りによって制限されているのかもしれない、そう思わせてくれる一冊だ。 

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子どもがいても、いなくても。『私、子どもほしいかもしれない。』

「自分のことがかわいい人間に子育てなんて無理なんじゃないか?」著者のそんな思いから、本当に子どもを産みたいか考えるために様々な生き方の女性に取材をした結果と、自身の妊娠体験記がまとめられた本。著者と世代の近い私にとってこの疑問は深く共感できる。この本には「これが幸せ」という結論はないが、「どんな生き方を選んだってそこには自分のしたいことが詰まっている」という著者の言葉は、読者が自分の生き方を選ぶときの励ましになるだろう。 

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めっちゃ上品!知性溢れるエロス!いや、ほんまに。『官能植物』

本書は見た目がエロい植物を集めた図鑑ではなく、知的好奇心を大いに刺激する孤高な書物である。植物の官能的な「形態」「生態」「匂い」「利用」に着目しそれらの官能性について、人類の歴史を遡り非常に孤高な考察がなされている。その参考文献はなんと『新約聖書』『ギリシャ神話』『万葉集』。そして、ダーウィンプラトンアリストテレスレオナルド・ダ・ヴィンチなどなど総数320冊からなる。今年最も知的好奇心を刺激された一冊だ。 

 

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 人生が再び動きだした瞬間『好きなことだけで生きていく』

AI化が急速に進み、多くの仕事がなくなる日が目前に迫っているが、安定を求め、我慢しながら好きでもない仕事をしている人は多い。しかし、自分の人生を振り返り、本当に後悔はないのだろうか。著者は断言している。「人は好きなことだけして生きていける」誰でも。本書は「好きなこと」で生きていくための考え方や方法、行動することの大切さについて書かれている。後悔のない人生を過ごしたい人は、ぜひ本書を読み、実践してほしい。なぜなら本書と出会った瞬間から、自分にとっての楽しい人生が再び動きだしたことを日々実感しているからだ。
 

 

ヨットのように生きろ!『笑うホームレス〜10キロ太って、嫁もろた〜』

2017年12月28-30日。この3日間に開かれた天才万博ではホームレスが1500人を集客した。これはそんなホームレスの自叙伝である。

ホームレス小谷とは元芸人で、自分の1日を50円で売って生きている。50円と言うのがポイントで50円で仕事をした後に、50円は悪いからと、飯を奢ってもらったり、飲みに連れてってもらったり、つまり恩を売ることで生きている。とりあえず、よくわからない人は以下のリンクから、小谷の1日を購入してみよう。
http://yugamigachi.thebase.in/

ホームレスでありながら恩を売り、毎日ご馳走を奢ってもらい10キロ太り、出会って3回目の女の子と結婚して、クラウドファンディングでお金を集め結婚式もあげた。本書はそんな小谷の自叙伝だ。

その中でこんな話がある。キングコング西野が言った「ヨットのように生きろ」。人生には風がある。才能を追い風にして生きるのは簡単だ。一方で、自分に対する向かい風、小谷で言えば、お金がない、家がない、ブサイク、中年などだ。ヨットはたとえ向かい風であっても帆の角度を変え利用して前に進む。立ち向かっては前には進めないという。

お金がなくても、家がなくても10キロ太り嫁もいる。そんな小谷の自叙伝は以下のリンクから購入可能だ。届くのが遅くても、文句は言わないで笑。あるいは本人から購入しよう。持っているとご利益があるとかで、本としてよりお守りとしての価値が最近は大きくなっているらしい。ちなみにこの本はゴーストライター西野作である。

http://yugamigachi.thebase.in/

今さら人には聞けない『男の作法』

日常の様々な場面においての作法。

抽象的なことは知っていても、具体的なことについては理解していない人も多いだろう。しかし「知ったかぶり」というのは、もちろん避けたいものだ。

本書では、
鮨屋へ行ったとき
・そばを食べるとき
・てんぷら屋に行くとき
・刺身を食べるとき

食べものの話からはじまる。

最も興味深いのは鮨屋での作法だ。 最近では回転ずしやファミリー向けなど誰でも気軽に入れるタイプの店も多くあるが、昔ながらの鮨屋といえば、敷居が高いと思っている人も多いだろう。なぜなら、カウンターには、常連と思われる人が座り、値段もわからない。慣れない店ではなかなかルールもわかりづらい。

さらに、鮨屋内で交わされる言葉遣いもまた難しい。例えばお茶はアガリ、ご飯はシャリ、お箸はオテモト、醤油はムラサキ。知ってはいても、なんだか気恥ずかしく使えない。しかし著者、池波正太郎氏によれば、それは鮨屋仲間の隠語であってお客が使うことはない。ちゃんとした鮨屋だったら「通」ぶる客を軽蔑する。普通に「お茶」「ご飯」と言えばいいと言う。次回からは、気恥ずかしがることなく「お茶をください」と言うつもりだ。

また、日常においての作法。

・自分を引き締める身だしなみ
・男の顔をいい顔に変える
・時間の貴重さ
・女の見分け方
・気分転換の方法

本書には、数多くの自分をみがく方法があるが、これらはかつて「男の常識」とされていたことばかりだと著者は言う。 しかし、それは当時の常識であり、時代も社会も変わった現代の男たちには、おそらく実行不可能だと言うが、昭和59年の発行以来、昨年で97刷りと本書は、多くの人々に愛されている。それは、現代でも作法を重んじ、自分をみがきたいという人が多いということだろう。

 

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

 

 

HIU書評ブログ売り上げランキング【2017年】

2017年のHIU書評ブログでの売り上げランキングです。

 

1位 時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS

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2位 魔王の秘書 1 (アース・スターコミックス)0

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3位 人生でほんとうに大切なこと がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話

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4位 超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

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5位  藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

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5位  安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生 (文春新書)

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5位 人生で大切なたったひとつのこと

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8位 一流の人のさりげない気づかい

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8位 29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (オープンブックス)

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8位 お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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8位  モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

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8位  多動力 (NewsPicks Book)

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13位 いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

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13位 仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版
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13位 AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

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13位  バカは最強の法則: まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方

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17位 専業主婦は2億円損をする

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17位 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫)

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17位 東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

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17位 自分を休ませる練習 しなやかに生きるためのマインドフルネス 

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17位 [新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press)

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17位 「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)
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17位 革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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『日本人のしきたりいろは図鑑』

日本には古くから伝わり我々もなんとなーく受け継いで来ている伝統、風習がある。年末年始のこの時期は大掃除、大晦日、初詣、おせち料理七草粥。本書を読めばこれらのしきたりについて知ることができる。

例えば、七五三はなぜ七・五・三歳で祝うのだろうか。現在では男の子は5歳で、女の子ら3歳と7歳で祝うことが多いがもともとは男の子は3歳と5歳で祝い、女の子は3歳と7歳で祝っていた。これは髪を伸ばし始めるのが3歳で、男の子が袴をはくのが5歳、女の子が帯を締めるのが7歳でそれを祝ったのが元だからだ。

他にも結納、三三九度など冠婚葬祭について、よく分からないけど疑うことのなかったしきたりがわかりやすーく図説されている。

日本人誰もが行なっているしきたりため共感し面白く、読めば話しのネタにはなるだろう。これから大晦日、正月を迎えるタイミングで是非読んでもらいたい一冊だ。

日本人のしきたりいろは図鑑

日本人のしきたりいろは図鑑

2017年に読まれた書評ランキング

2017年ももう終わりです。HIU公式書評ブログで2017年にもっとも読まれた書評ランキングです。

 

1位 

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2位 

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3位

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4位

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5位 

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8位 

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9位 

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10位
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11位 

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 12位

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13位 

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14位 

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15位 

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16位 

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17位

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 18位
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19位

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20位 

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地図を持たずに冒険すること『仕事は楽しいかね?』

「とにかく僕の話を聞いてほしい。

僕たちの社会では、時間や進歩に対して直線的な見方をしている。

人生とは、やるべきことの仕事や習得すべき技術や到達すべきレベルの連続ですよ。
目標を設定して、それに向かって努力しなさい、とね。

だけど、人生はそんなに規則正しいものではない。
規則から外れたところでいろんな教訓を与えてくれるものだ。」

「目標を設定すると、自己管理ができているような気がするものだ―」
彼はそこで私の言葉を切る。そして、いまだに私が手に握りしめている“成功のための戦略”の紙を指差し、それを見るように促した。

「ここをごらん。
きみがこの紙のリストにあげた“自分の人生をきちんと管理すること”という項目を。
ハハ! 人生はそんなに扱いやすいものじゃない。」

空港で青年が老人と偶然出会い、ビジネスの成功について話し合うことになった。

人生と計画。
私たちは人生は計画通りにいかないと分かっていても、計画を立ててしまいます。

「問題は君が理屈っぽいってことだ。きみの思考は学生モードのままなんだよ。この課題をやっておきなさい。そうすればAがとれますよってね。きみは、課題のリストを欲しがっているだけなんだ。」

「論理だてて考えたりすれば、問題は必ず解決できるなんて、そんな印象を君には持ってほしくないからね。」

新しい発見は計画を立てるような秩序だったものではなく、遊び感覚でいろいろ試して、出会うことができる偶然のことです。

リーバイスのジーンズは鉱夫へ必需品を打って儲けようとした行商人が、売れ残ったテント用の汚い帆布を、品薄になっていたズボンに仕立て上げて販売したのが始まりでした。

はじめからジーンズを売る予定ではありませんでしたが、売れ残ったテント用の帆布を使って、何をすべきか考え続けてこそ、リーバイスのジーンズを思いつくことができました。

ここに具体的な計画性や長期的な計画はありませんでした。
ですが、採掘の仕事にはズボンが必需品だったこと、ズボンが品薄になっていたこと、それに気づいたこと。そして、売れ残った帆布を使って試しに販売してみたこと。
それが、リーバスのジーンズの始まりでした。

「とにかく試すこと。試すことに失敗はない。
何かいろいろ試してみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何か学ぶからだ。だから、試すことに失敗はない。」

そして、日常に注意を払って、“偶然”や“まぐれ”を見つけること。
コカ・コーラの始まりは薬にソフトドリンクを混ぜたこと、ミックス・ベリーの紅茶は捨てる用の三つの材料を混ぜたところから生まれたことが始まりです。

「いつか君は文書ファイルにつけたパスワードを忘れて自分自身や、ソフトウェア会社に怒るかもしれない。
でも、そのミスや失敗に対して、じっくり検討すると何か役に立つことが思いがけず見つけ出せるかもしれないね。
もしかしたら君がパスワードを再発見するためのソフトウェアを開発するかもしれない。」

人生は計画通りに進むものではなく、“偶然”や“まぐれ”の連続だということ。
もしかすると、そういった“偶然”や“まぐれ”を「運が良かった」と表現するのかもしれません。
長期的ではなく、目の前で起きた出来事の意味を見落とさずに、見つけることが重要なのかもしれません。
野苺を摘み取るように、あちこちに落ちている“偶然”、“まぐれ”を拾い集めましょう。
きっと”思いがけないもの”を見つけることができるかもしれません。

冒険中に地図ばかり見ていては、綺麗な景色も珍しい動植物も見落としてしまいますね


仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

人生はノートで変わる『頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術』

良い本は、時に価値観や習慣を変えてくれる。

本書はそういった本だ。

著者は明治大学の教授であり、多くの書籍を書かれている斎藤孝先生だ。
本書は言わば考えるためのノートの使い方についてが徹底的に書かれている。

本書の主張は3つだ。
・考えるために主体的に、積極的にノートを使うこと
・絵や図を使ってシンプルに整理すること
・物事は3つにポイントにまとめること

上記について具体的にどうやってやるかが書かれている。

なんでも、「我思う、ゆえに我あり」で有名なデカルトは『方法序説』に
「問題を列挙して再確認することが真理への道」だと説いている。
要は、ノートを使って書いて考えろと言っているわけだ。

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本は読むだけでは意味がなく実際に行動に移さないと意味がない。
この本を読むきっかけになったSHOWROOM代表の前田さんのノート術を丸パクリして行動に移してみた。

するとどうだろうか。
明らかに日常で考えることが増え、面白いアイデアややるべきことが綺麗に整理できるようになった。
この一ヶ月くらいしかやっていないが、もう手帳とメモ帳とノートは欠かせなくなってしまった。完全に習慣化された。

何よりも良いのは、活字中毒である私は、大量の活字を読むが何がどこに書かれているかなどは全てを覚えておくことはできない。
それをメモ帳もしくは、iPhoneに書いておけば、考えがまとまり、やりたいことやるべきことが明確になる。

とても読みやすい本なので、是非皆さんも読んで、ノートで考える習慣を身に付けてもらいたい。

考えることは楽しいことであって、楽しい考えることができるようになるので。

 

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術