2022-01-01から1年間の記事一覧
1990年から1992年にかけて、ビッグコミックスピリッツに連載された本作。連載当初に数話を読んだ覚えはあったが、なんだかよく分からんよーな印象を受けた記憶がある。丁度その頃から漫画を読むこともなくなった為、長いこと未読のままだったし、最近になっ…
グローバルビジネスの戦略と実行においての専門家であり、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン校の講師である、ドナルド・サル氏のシンプルルール。 何かイレギュラーが起きた時や、何かをやろうとするとき、迷ったときに最重要であるチェック項目に…
民主主義がかつてないほど劣化し、重症化している現代。付け焼き刃の対処などでは何も改善されない。必要なのは、ルール自体をどう作り変えていくべきかといった大胆な発想の転換だと著者は述べる。 本書は、(1)民主主義の故障(2)民主主義との闘争(3)…
ここまで執着するとは、我ながら呆れた感は確かにある。狩撫麻礼の追悼本『漫画原作者・狩撫麻礼 1979-2018 《そうだ、起ち上がれ!! GET UP . STAND UP!!》 』 を読んでから、蔵書を改めて読み返し、それに飽き足らず未読の書を買い求めて漁り散らかした。そ…
最初の舞台はメキシコ。メキシコの麻薬カルテルのトップの麻薬密売人バルミロ•カサソラは敵対するカルテルに命を狙われ、ひとりジャカルタへ逃亡。そこで、日本人の臓器ブローカー末永と出会う。末永は以前、日本で心臓血管外科医をしていた。末永は心臓手…
著者は、株と不動産投資により純資産5億円以上を稼ぎだしニュージーランドに拠点を移した投資家。そんな、カリスマ投資家が提唱している株式投資の手法はいたって堅実。年間に得られる総合利回り(配当金と優待を合わせた利回り)4%を超える企業の株を買う…
あとがきや解説から本を読む人は多いのではないだろうか。評者もその一人だ。ネタバレを嫌い勿論初めから読むこともあるが、本書のあとがき(エピローグ)には、なんだか一番共感したかもしれない。学生時代を過ぎ、一通りの経験をし、家庭を持ち落ち着いた…
まだ『ゲゲゲの鬼太郎』が、『墓場の鬼太郎』というタイトルだった頃、その水木しげるの漫画に大いにショックを覚え、妖怪モノを自分も描かねば! と思い余った手塚治虫が連載開始した、それが本作だ。 時代は戦国の世、室町時代。妖怪たちに身体の四十八箇…
「薄い財布」「小さい財布」と聞いて商品が分かる人は、ミニマリストかもしれません。著者である南和繁さんはグッドデザイン賞受賞し、ミニマリストから絶大な支持を誇るアパレルブランドabrAsus代表を務めています。その他にも「薄いメモ帳」という商品をロ…
著者の本田晃一氏は、1996年、自転車でオーストラリアを横断した人物。現地で多くの人がインターネットに触れていたことをヒントに、帰国後、父のゴルフ会員権売買業にホームページを導入することで10億を超える年商に成長させた事業家。また、経済的、時間…
一日お休みが取れたら秋晴れの空の中、自然に触れ合ってリフレッシュしたい、そんな時におすすめのこの一冊。駅から、というコンセプトが何より有り難い。車は持ってないあなたも、身軽に靴とリュックを用意さえすれば行けるのだ!お手軽ハイキングに、山登…
あなたは主人か、はたまた奴隷か。民主主義に葬られた奴隷制は、もしやマネージメント術と名を変えただけではないか。であれば人類史上長く君臨してきた奴隷制を、ある者は実社会に活かし、ある者は自らの身分を省みるのに役立つはずである。 舞台は奴隷制輝…
課長、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、相談役、そしてとうとう社外取締役だ! 社外取締役とは、意思決定者に社外のものを置くことである。社内の人間では、いろんな忖度が働いてしまうが、社外の人間だと利害関係なく意見ができる。それが社外取締役…
原作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによるこの漫画は、グランドチャンピオンにて1991年から1993年に連載されたが、随分と歳月を経た2018年に、山田孝之主演・プロデュース、山下敦弘監督により映画化された。佐藤健なんかまでも出演している。映画化のきっ…
著者の近内悠太さんは、教育者•哲学研究者で、本書がデビュー著作。難しい哲学を、分かりやすく万人に理解できるように説き、文章だけで伝える著者の筆力に感服。暖かい気持ちになれます。 誰もがヒーローになれるが、アンサング•ヒーロー(評価されることも…
今となっては記憶も朧だが、本書が出版された時分の私は、あまり漫画を読むことはなくなっていた筈だが、多分たまたま書店で見掛け、瞬時に買い求めていたのだろう。なんたって、原作は狩撫麻礼、作画が池上遼一ときたもんだ。こんな組み合わせを眼前にぶら…
誰でも発信のできるこの時代、自分の経験や強みを生かして一人起業や副業の事業立ち上げをしてみたい、と誰でも一度は思うのではないだろうか。この本では、いわゆる起業塾などでフロントエンドを売る方法を教えて貰っても、じゃあバックエンド商品をどう構…
2013年発行の『内向型人間の時代』に影響を受け書かれた本。活動的でコミュニケーション能力に長け、仕事や社会に大きく貢献する人たち。そのような外向型の人達が重宝される時代が長く続いた。 しかし昨今ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・…
2013年発行の『内向型人間の時代』に影響を受け書かれた本。活動的でコミュニケーション能力に長け、仕事や社会に大きく貢献する人たち。そのような外向型の人達が重宝される時代が長く続いた。 しかし昨今ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・…
知られざる医学生の学生生活や勉強の中身を垣間見れる連載マンガ。成績がいいだけという理由でなんとなく地方の医学部へ入学した主人公。医師になる覚悟も意欲も無い状態で始まった学生生活。「自分は医師に向いてない、やめようかな」と初めは思ったりして…
知られざる医学生の学生生活や勉強の中身を垣間見れる連載マンガ。成績がいいだけという理由でなんとなく地方の医学部へ入学した主人公。医師になる覚悟も意欲も無い状態で始まった学生生活。「自分は医師に向いてない、やめようかな」と初めは思ったりして…
三十何年か前、逆らって逆らって生きていた風に屈服し、東京を離れた。風に追われるまま日本を出てアジアを渡り歩き、ずっと我が身を風にまかせてきた。そして今、小暮修は東京都下、埼玉県の方がずっと近い町にある公園に居た。「あああッ! 目が覚めなきゃ…
この本一冊あれば、とりあえず市民ランナーがマラソンの何たるかを知るには十分なのではないか。そう思わせる読後感。唐突な例えだが、まるで、メロン、巨峰、バナナと果実が沢山入ったフルーツ炭酸ジュースのように、味や色彩の満足感とともに爽やかスッキ…
世界で最もミシュランの星を持つシャトーレストラン、ジョエル・ロブションに勤めていた、2012年の世界一のサービスマン(プルミエ・メートル・ド・テル)の宮崎 辰氏が綴る。優れたサービスとは、どのように世界一になったか、なぜサービスをし、どのような…
世間では空前のサウナブームが数年前から起きている。ブームをきっかけに始めるのは良い事であるが、私は世間で流行の理由を自分なりに理解してから実践したい人であるので、そんな私にピッタリなこの本に出会いました。 著者の方は元々サウナに興味はなかっ…
もっとうまく人間関係を保ちたい、自分の言いたいことがうまく伝わらない、なんて声をかけていいのかわからない、どれかに当てはまらないだろうか?解決法は毎日意識して実践すること。気になる方法がこの本に詰まってる! さすが元アナウンサーによる著書で…
走るなんて日常。当たり前。たとえレースに出るとしても、道具もいらず簡単。それはいつかホノルルマラソンに出ようと決めランニングを始めた私自身の気持ちであった。無知な私のふくらはぎは、ランニングをするごとに、どんどんどんどん硬くなっていく。そ…
「あの人はセンスがいい」「あの会社に任せればセンスいいブランディングができる」。こんなふうに使う時、センスという言葉には暗黙のうちに感覚的なもので、数値化や説明ができないもの、さらには遺伝的なものだと思ってはいないだろうか。 しかし「センス…
今になって初めて『キングダム』を読んだ。評者は、流行り物を敬遠するところがあり、これまでよんでいなかったが、先週から読み始め現在46巻。非常に学びの多い漫画だ。 本作は中華統一の物語である。主人公の信は下僕出身、偶然後の始皇帝こと、政と出会い…
都内に建つボロアパート月光荘。そこに住むのは三人。久保田という二十代後半とおぼしき若い男、東大目指して浪人生活二年の木村、もう一人は、三千円という格安の家賃だが、なんと元共同便所の部屋に住む男。その男の名は蜂須賀。苗字以外は年齢も素性も不…