HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】食のプロが厳選!『東京最高のレストラン2022』

皆さんこんにちは。東京は、世界のどの都市よりも多くのレストランを持つ食の都であり、その中で最も優れたお店を見つけるのは大変な挑戦です。しかし、この挑戦を楽にするのが、「東京最高のレストラン2022」です。マッキー牧元、森脇慶子、小石原はるかな…

【書評】『結果を出すチームのリーダーがやっていること』

著者は、JTC(Japanese Traditional Company)、伝統的な大企業を36年間勤め上げた管理職である。在職中、12万人の社員の中から100人だけ選ばれる社長賞を4回受賞した記録を打ち立てた。この実績からもわかるように、難航する巨大プロジェクトの立て直し、新…

【書評】『魔女の秘薬事典』 - 魔女の世界へようこそ

皆さんこんにちは。エリカ・ライス著の『魔女の秘薬事典』を読みました。この本は、魔女が使用していたという様々なハーブの効能(魔法の効力)、生息地、栽培アドバイスを詳細に紹介しており、魔法の世界に興味がある方には必読の一冊です。 私が特に印象に…

【書評】行動を変えるのに役立つ『いつまでたっても動けないあなたが「すぐやる人」に変わる100の言葉』

著者は、1000社の企業、3万人のビジネスパーソンに対してコンサルティングを行った行動科学の専門家。 「人の行動」を変えるのには「内面」を変える必要があるが、短期間に「内面」を変化させることは難しい。 この本は、「行動」に工夫することで習慣を変え…

【書評】これぞ、チリも積もれば山となる。 『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』

ダイエットをしたい、お金を貯めたい、など何か達成したい目標があるものの、つい誘惑に負けてしまって…。そんな経験は誰しもあるはず。 そんなとき有効になってくるのが習慣化。 歯磨きをする、お風呂に入る、これらは多くの人が習慣化されているかと思いま…

【書評】目を背けず正面から向き合うことの大切さ『人はどう老いるのか』

老い。それは、目が見えにくくなり、人の名前が出てこなくなり、つまづき、むせて、頻尿失禁に悩み、ハゲたりシワシミと戦い、好奇心も根気もなくなり、様々な病気が発生し、最後は寝たきりになることである。このように目を背けたくなる言葉の羅列、これが…

【書評】驚きの仕掛けが満載!『作ってみたいカラクリ工作4 ダンボール篇』

凝ったおもちゃを作って子供を喜ばせることができる男は、子供好きの女性からの好感度も上げることができる!つまりモテるのだ!本書は、簡単な材料と道具で、誰でも手軽にできるダンボールを使ったカラクリ工作の作り方を詳しく紹介した本である。(もちろ…

【書評】「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」 - もう一つの角度で見る商店街の事件

皆さんこんにちは。今回は井上真偽の「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」についてご紹介します。このシリーズは、古き良き商店街で起こる事件を解決する物語で、「BROTHER編」と「SISTER編」という2つの視点から展開されます。今回は、三姉妹が主人公の「SI…

【書評】人類は平和と繁栄の中にぬくぬくと横たわっていた。その未来に待つものは。『地球幼年期の終わり』

SF史上の大傑作と多くの人々に絶賛されている本作が2015年にアメリカでドラマ化されているのは、なかなか驚きだ。なんといっても本作が最初にアメリカで刊行されたのは1952年なのである。 作者のアーサー・C・クラークといえば、ロバート・A・ハインライン、…

【書評】『ぎんなみ商店街の事件簿 BROTHER編』 - 兄弟愛と推理の融合

皆さんこんにちは。井上真偽による「ぎんなみ商店街の事件簿」シリーズは、古き良き商店街で起こる事件を解決する物語で、読者を温かな気持ちにさせると同時に、スリリングな推理の楽しさも提供します。シリーズは「BROTHER編」と「SISTER編」の2冊があり、…

【書評】ちょっぴり怖い不思議なお話『ショートショートの惑星: 奇妙でブラックユーモア溢れる30の小説集 星夜行のショートショート』

ショートショート(超短編小説)と言えば誰もが星 新一を思い浮かべるであろう。とても奇妙で独特な作風の彼の熱烈なファンも多いはず。本書は、今は亡き星 新一をオマージュして書かれた、星夜 行(ホシヤ コウ)による30編のショートショート集である。 本…

【書評】石油王を口説きに中東へ『トリリオンゲーム(9)』

本作はカリスマと天才プログラマーがタッグを組んで一兆円企業を作るまでの物語だ。とうとう上場へこじつけた2人は、株価を釣り上げるため中東へ石油王を口説きに行った。 石油王を味方につけた2人はとうとう会社をタイトルであるトリリオン(1兆円)企業に…

【書評】『土偶を読む』 - 新視覚で解き明かす土偶の謎

皆さんこんにちは。土偶についてはご存知ですか?これらが何を象徴しているか?一般的には豊穣の象徴であり、妊娠した女性を表しているとされています。これが長らくの通説であり、私もそう考えていました。しかし、これは土偶に関する数ある説の一つに過ぎ…

【書評】「日本のITベンチャー興亡期、3社の上場を経験した日本を代表するアントレプレナー」『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』

日本のIT勃興期。父親の事業である有線放送の創業期の話に始まり、父親の背中を見て育った子供時代。自身の学生時代から社会人を経て起業し、父親が築いた事業の継承と自分が創業した事業の狭間でもがきながら、がむしゃらに働き続け、成功や挫折、苦悩を繰…

【書評】魚で紡がれる歴史の糸 - 『魚で始まる世界史』

皆さんこんにちは。今日紹介するのは、歴史の教科書ではあまり触れられない、魚が西洋史に果たした役割にスポットを当てた越智敏之の著書『魚で始まる世界史』です。この本は、ニシンやタラなどの魚がヨーロッパの経済や文化の発展にどのように寄与したかを…

【書評】『硫黄と銀の室町・戦国』 - 東アジアの貿易構造への影響とその背景

皆さんこんにちは。 『硫黄と銀の室町・戦国』は、日本が14~17世紀に採掘し、東アジアへ大量輸出した硫黄と銀の歴史に注目した著作です。この本は、鹿毛敏夫によって編集され、多岐にわたる専門家が共同で寄稿しています。硫黄と銀の採掘がいかにして東アジ…

【書評】だから歴史を紐解くのは面白い『藤原氏の正体』

奈良時代の歴史を勉強していて、「百済」!?(くだら=クンナラ、大きな国という意味という説あり)「え、なぜ白村江の戦いで朝鮮半島に遠征?無謀では?」と思ったそこのあなた。それは戦国時代の朝鮮出兵と並び、遥かなる海の向こうへの無鉄砲で唐突な?…

【書評】部下を持つ前に読んでおきたい『リーダーシップは「見えないところ」が9割』

著者はこれまで3万5千人の管理職にコンサルやセミナーを実施した「人材コンサルタント」。優秀な人物像を想像するが、本人は怒るばかりの駄目上司で、3度の降格を経験しながらリーダーシップと向き合うことで様々なノウハウを手に入れた。著者が長年指導して…

【書評】読んでQOLを高めよう『脳科学は人格を変えられるか?』

脳科学的に物事をネガティブに捉えるかポジティブに捉えるかを解き明かした本書。遺伝子的傾向や後天的な対処の仕方を指南する。 「コップに半分しか水がない」「コップにまだ半分も水がある」物事をネガティブに不安と恐怖をもってに捉えるのも動物的な危機…

【書評】「量子コンピューターの最先端に躍り出た日本。産官学を交えた国家間の駆け引きが繰り広げられる」『タングル』

量子コンピューターの最先端に躍り出た東都大工学部の早乙女研究室。国を跨いだ産官学プロジェクトにシンガポールと日本の両政府とその恩恵に預かろうとする投資家、企業のそれぞれの思惑が交錯する。 この本のテーマである光量子コンピューターは、今注目さ…

【書評】『国宝(下) 花道篇』 - 壮大で孤独な芸術人生

皆さんこんにちは。下巻『花道篇』では、喜久雄が三代目花井半二郎として名を馳せてから晩年までの道のりを追います。彼は先代の実子である俊介との関係を再構築し、後進の育成にも尽力する中で、芸の完成度を極めていきます。しかし、彼の周囲で起こる悲し…

【書評】40年読まれているマネージャー教科書『マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識』

マネージャー・管理職の名著と言われているものは多いが、その中でもなかなか長年読まれて続けている本の一つが本書だろう。マネージャーはどのような視点で仕事をするべきかが一冊でわかる名著だ。 本作はマネージャーのための本で、アメリカで書かれたもの…

【書評】吉田修一『国宝(上) 青春篇』 - 挑戦と成長の物語

皆さんこんにちは。吉田修一の『国宝(上) 青春篇』は、歌舞伎という伝統芸能の世界を背景に繰り広げられる、若き歌舞伎役者・喜久雄の成長物語です。物語は長崎でのヤクザたちの新年会で組長が亡くなる事件から始まります。この事件で父を失った主人公・喜久…

【書評】21分で読む橋本佐内の哲学 - 『いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ21『啓発録』』

皆さんこんにちは。「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ21『啓発録』」は、幕末の志士である橋本左内が15歳の時に著した『啓発録』を現代語に訳したものです。橋本左内は吉田松陰や西郷隆盛など、幕末の志士にも多大な影響を与えた英傑であり、その…

【書評】「そこら辺のオトコよりオトコマエ!!」『成瀬は天下を取りに行く』

周りに左右されることなく、自分を貫いて我が道を行く。そんな男顔負け、オトコマエな女子、成瀬に男も女もホレる! 幼馴染で変わり者の成瀬が「島崎!私はこの夏を西武に捧げようと思う!」と突然変なことを言い出したのをきっかけにストーリーが始まり、成…

【書評】テクノロジーからライフスタイルまで - 『2040年の未来予測』

皆さんこんにちは。成毛眞さんの「2040年の未来予測」は、独自の視点でテクノロジー、経済、衣食住など、さまざまな側面から2040年の未来を探求しています。章が細かく分かれているため、非常に読みやすく、各トピックに対して深く掘り下げることができます…

【書評】ビル・キャンベルの遺産 - 『一兆ドルコーチ』

皆さんこんにちは。僕の好きな漫画の一つに「トリリオン・ゲーム」があります。今日はそっちではなく「1兆ドルコーチ」という本について記事を書きます。原題は「Trillion Doller Coach」。 ビル・キャンベルは、Apple、Google、Intuitなど、シリコンバレー…

【書評】練習嫌いの人必見!『練習ナシで「100切り」達成!ゴルフの練習は無駄!!〜「知識でハック」するゴルフ術〜』

本書は、ムダを徹底的に嫌う超合理主義者の堀江 貴文氏が、プロゴルファーの武市 悦宏氏と共に書き上げた、タイトルからして攻めたゴルフ上達本である。果たして本当に練習しなくてもゴルフが上手くなるのだろうか? 私も職場の付き合いで少しゴルフをやるの…

【書評】日本酒を海外で流行らしに『社外取締役 島耕作(4)』

課長、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、相談役、社外取締役となった島耕作シリーズ。現在は数社の社外取締役を行なっている島耕作だが、今回は日本酒を広めにニューヨークまで行った。かなりの年齢だがまだまだ働く島耕作だ。 喝采という名の日本酒を…

【書評】犯人を見つけてはいけない『十戒』

皆さんこんにちは。今日は夕木春央の『十戒』を紹介します。あるきっかけで個人所有の小さな無人島に集まった9人のうち、1人が殺されます。犯人からのメッセージにより、残された人々に課された戒律は「決して殺人犯を見つけてはいけない」でした。 物語の主…