文芸
自分自身『観る将』と話すお笑い芸人のサバンナの高橋さんが将棋の魅力を語る1冊。将棋の知識が全くなくても読むことができます。将棋の世界というのは非常に門が狭く、1年間でプロになれるのはたった4人という狭い世界です。 そんな狭き門を通過した超人棋…
著者は、睡眠専門医だそうで、これまでに睡眠に悩む人々を2万人も治療してきたのだと言う。その著者の言うには、なかなか眠れない人の9割は日中の行動を間違えているとのことで、本書では、そんな人達にぐっすり眠る為の習慣術を伝えようというのが趣旨なの…
今でこそ藤井聡太氏が注目を浴びてますが、誰もが知る棋士羽生善治氏。彼の年齢を重ねるごとに強くなる「大局観」とその極意が紹介されています。ここでいう大局観とは大局に立って考えること、つまり今の状況を見て判断することであり、年齢を重ねるごとに…
遊びや余暇を顧みず仕事や成長に没頭する夫を、妊娠中の妻は成長教に入信していると冷ややかな視線を送る。。他人の評価に怯える現代人に送る心の救済マンガです。 会社から昇進という水を与えられ成長という光を浴びる夫が、期待とは裏腹に活躍出来ずに疲弊…
原作者のカリブsong、つまり狩撫麻礼は、作画を務める相手の持ち味を活かそうと努める。本作の作画は田辺剛。写実的というのか、無機的というのか、コミカルさやドタバタとか、人間性を前面に出したり、激した情熱的な物語には決して向いてはいない絵柄と作…
学校で教えてくれないこと、それは金融リテラシーと恋愛リテラシーではないかと思う。それはみな経験を積んで自ら覚える部類だろう。ただ、やはり【みんなどうしてる?】は知りたいのが常。しかも、あの『夢をかなえるゾウ』や『LOVE理論』の著者水野敬也氏…
プロの登山家の人生哲学とは何だろうか?著者が竹内氏と大学時代山岳部だった著者が1泊2日で山を登りながらインタビューを受けるという珍しい形式の本である。 竹内氏の登山を通じて学んだ哲学で私が良かったと思う部分は・・1、物事を「運」が良かった悪か…
「年末ジャンボ」での運試しや氏神様への初詣は、言うまでもなく年末年始の恒例行事だ。開運、強運、と聞くとあやかりたい日本人は多いだろう。本書の表紙はこれ以上ないくらいの大フォントで『強運』。スピリチュアルなのかどうなのか?2023年はこの本で運…
ちょっとしたコミュニケーションのコツで人生を切り開く。それが本書で伝えたいことだと著者は言う。教養のある人同士の雑談は、相手に歩み寄り、相手から歩み寄られる。「雑談力」を得るには、テクニックよりも学ぼうと言う姿勢が大切で、教養とは特別な能…
ちょっとしたコミュニケーションのコツで人生を切り開く。それが本書で伝えたいことだと著者は言う。教養のある人同士の雑談は、相手に歩み寄り、相手から歩み寄られる。「雑談力」を得るには、テクニックよりも学ぼうと言う姿勢が大切で、教養とは特別な能…
よくわからないが人に好かれる人っていないだろうか。あの人の周りにはいつも誰かが集まっているっていう人いないだろうか。もちろん理由はある。一緒にいて居心地がよいからだ。さて、人に居心地の良さを感じさせる人ってどんな人なんだろうか? 精神科医に…
いわゆるミニマリスト生活や片付け、断捨離はブームでもあるので、関連の本を読んだ方も多いだろう。そんな中本書の「クリエイティブ」がどういった切り口なのか、新しい発見を見つける楽しみとともに読んでみた。 まず収納術の考え方だ。著者は自宅のリノベ…
タイトルからもお察しの通り、シッダールタとは釈尊の出家以前の名前である。主人公は良い家庭へ生まれ、不自由なく生きていましたが、ふと目に入った修行僧へ興味を持ち、家を出ます。 その後苦行を重ねて、誰からも師と崇められる人と会い、教えを受けても…
断捨離、ミニマリスト、シンプリスト、これたは最近よく聞く言葉だ。実際にはただ片付けて捨てればよいという話ではないよう。そして生きやすさに繋がるってどういうことなのか?気になったら読む本。 数年前に断捨離という言葉が流行り、その後究極の形とし…
『ミッケ』を知ったきっかけは、出先でたまたま目にして、無性に気になったミッケシリーズ刊行30周年記念イベント『ミッケに入ろう!』の会場に足を踏み入れたことに始まる。壁一面には、テーマごとに複数の巨大な『ミッケ』が貼り付けられ、それぞれの作品…
「自分の持つ教養レベルで、人生の豊かさは決まる」。何故なら「人は教養のある人の所に集まり、よいシナジーを作り出すから」と著者はいう。確かに、友人、恋人、ビジネスパートナー‥‥。全ての御縁は、自分の持つレベルにマッチしているから関係が成立して…
最初の舞台はメキシコ。メキシコの麻薬カルテルのトップの麻薬密売人バルミロ•カサソラは敵対するカルテルに命を狙われ、ひとりジャカルタへ逃亡。そこで、日本人の臓器ブローカー末永と出会う。末永は以前、日本で心臓血管外科医をしていた。末永は心臓手…
あとがきや解説から本を読む人は多いのではないだろうか。評者もその一人だ。ネタバレを嫌い勿論初めから読むこともあるが、本書のあとがき(エピローグ)には、なんだか一番共感したかもしれない。学生時代を過ぎ、一通りの経験をし、家庭を持ち落ち着いた…
著者の本田晃一氏は、1996年、自転車でオーストラリアを横断した人物。現地で多くの人がインターネットに触れていたことをヒントに、帰国後、父のゴルフ会員権売買業にホームページを導入することで10億を超える年商に成長させた事業家。また、経済的、時間…
一日お休みが取れたら秋晴れの空の中、自然に触れ合ってリフレッシュしたい、そんな時におすすめのこの一冊。駅から、というコンセプトが何より有り難い。車は持ってないあなたも、身軽に靴とリュックを用意さえすれば行けるのだ!お手軽ハイキングに、山登…
あなたは主人か、はたまた奴隷か。民主主義に葬られた奴隷制は、もしやマネージメント術と名を変えただけではないか。であれば人類史上長く君臨してきた奴隷制を、ある者は実社会に活かし、ある者は自らの身分を省みるのに役立つはずである。 舞台は奴隷制輝…
もっとうまく人間関係を保ちたい、自分の言いたいことがうまく伝わらない、なんて声をかけていいのかわからない、どれかに当てはまらないだろうか?解決法は毎日意識して実践すること。気になる方法がこの本に詰まってる! さすが元アナウンサーによる著書で…
カモの人選と絵図を描く元締めの老婦人、荒っぽい役割担当、態度のデカイ脂の乗った中年男、美貌をフルに利用し、ベッドで男を狂わす女、そして若いながらも実行チームを引っ張る男。これら悪党四人組が主人公たちのクライムストーリーの漫画である。 輸入商…
本書は、折り紙や造花とは異なる小さな紙とハサミだけで生み出す花、折花(おりはな)の世界について紹介されている。折花マスターであり一級建築士でもある著者は、自らが花を育てるところから花の研究を始め、初期はシンプルな折花であったが、数千通りの…
松田優作により映画化された本作だが、記憶喪失の主人公が放浪している、という点以外は全く別物なので悪しからず。映画の脚本を務めた丸山昇一によれば、松田優作が本作のある一コマを差し、「主人公のこの表情を映画にしたい」という一言で脚本がスタート…
ちょっとぼんやりで内気なメガネっ子の今日子、関西弁丸出しでややふくよかな留利子、くわえタバコにクールな物言いの麻美。美大の油絵科に通う女子三人。現在二十歳の同級生で、ボロアパートで同居中。いずれも男っ気無し。芸術に真剣に向かいつつ、たまに…
私もTVなどで拝見したことはあるが、本当の姉妹では無い事にまず驚き、40代・独身・女芸人という肩書ながらエッセイを書いている時には6畳一間に2人暮らしというのも更に驚きました。この年代になると別の部屋が欲しいと思うところだが。。。 エッセイという…
海外に行った際に、とても良い本だと紹介された本書は、2019年時点で全世界2,800万部を超えるベストセラーとなった『チーズはどこへ消えた?』の著者により書かれたもの。当時はまだ日本で発売されておらず現地で購入したのだが、今となっては、英語だったか…
横浜元町で、インテリアショップ店員として働いているチー坊こと島田千代之助の前に、あの男が突然姿を現した。「センパイ!」エレキ・ギターはプロ級、カワサキのW1スペシャルで長髪なびかせてドド〜ン、酒を飲むと「死ぬ死ぬオレは自殺する」と口ぐせの様…
ユニークな本だ。というのが、本書を手にした際のファーストインプレッション。「50人と、5組の夫婦の人生をご紹介し、「収入」の内訳と推移を徹底解剖!」と謳っている様に、読み物、というよりデータ集といった趣きのある本書は、著者の或る想いから作成さ…