プロの登山家の人生哲学とは何だろうか?著者が竹内氏と大学時代山岳部だった著者が1泊2日で山を登りながらインタビューを受けるという珍しい形式の本である。
竹内氏の登山を通じて学んだ哲学で私が良かったと思う部分は・・1、物事を「運」が良かった悪かったで済ませると思考停止、一切の想像力が生まれない。これは深いですね。2、登山はスポーツの中で審判がいない。だから自分にフェアであることが大事3、登山する山は毎回同じ状況は起こらないので経験は積むものではなく、並べるもの4、つらい環境ならば、抗わず逃げるべきの4つでした。
なお、登山に同行した著者から見た竹内さんは荷物が軽く、登山中に食事をほぼとらず、登山後の靴が汚れてない。。との事こういう部分のも一流が出るんだな。と思いました。
登山する人もしない人も、ここまで大きな功績を残した人の人生哲学を綴った本ですので、ぜひ読んでみてください。
発売日:2014/9/10
出版社:幻冬舎
著者 :小林 紀晴