HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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文芸

【書評】整形したくてたまらない人へ。『自分の見た目が許せない人への処方箋』

身体醜形症を知っているだろうか?整形依存症という言葉の方を聞いたことがあるかもしれない。このような状況になったのは、美の追求ではなくこころの病であることを知っているだろうか?ありのままの自分を受け入れることができない方へその辛さを溶かして…

【書評】整形したくてたまらない人へ。『自分の見た目が許せない人への処方箋』

身体醜形症を知っているだろうか?整形依存症という言葉の方を聞いたことがあるかもしれない。このような状況になったのは、美の追求ではなくこころの病であることを知っているだろうか?ありのままの自分を受け入れることができない方へその辛さを溶かして…

【書評】人間関係に疲れたときに『傷つくならば、それは「愛」ではない』

評者が本書を知ったきっかけは、友人からオススメだからあげる、と本を送って貰ったことなのである。その時評者はその友人に、ある悩みを打ち明けていた。その処方箋としてわざわざ送料と書籍代をかけて送ってくれた、その内容は果たして?と到着次第すぐに…

【書評】名作家の俳優業。『筒井康隆劇場 ジーザス・クライスト・トリックスター』

表題作の題名になんか聞き覚えがあるなぁ、と手にしてみた本書。なんだこりゃ。演劇などのシナリオ集ではないか。と思って、Wikipediaで調べてみれば、作者はかつて劇団「筒井康隆大一座」を立ち上げたことがあるのだそうだ。1981年8月9日に東京日比谷野外音…

【書評】女性目線での混浴の良さ『だから混浴はやめられない』

日本には現在もいくつもの混浴が残っている。湯が沸いたところに作ったもの。湯治目的で作り、いまだに残っているもの。現在は新しく混浴を作ることはできず、改装もできない。なくなろうとしている日本文化の一つだ。 本書では女性目線での混浴温泉の良さ、…

【書評】意識とは何か?を考える『解明される意識』

意識とは?という問いに対して、著者のデネット氏が西洋哲学の長い伝統を背景に、心理学・神経科学・動物行動学・成員医学・コンピュータサイエンス・認知哲学などを総動員して、予備知識がなくても読みやすく伝えている本である。しかしながら600ページに及…

【書評】射たれたら死ぬんだって覚悟なら、いつでもできている。『チャンドラー短編全集4 雨の殺人者』

この短編全集シリーズには各々巻末に訳者あとがきが掲載されているが、本書では特別にあとがきの他に、訳者による「フィリップ・マーロウ誕生の前夜」が寄せられているのだが、これがいかにもこの全集の最終巻に相応しい。 レイモンド・チャンドラーの長編作…

【書評】こうして僕は「繊細」という意味を知りました『敏感すぎる私の活かし方―高感度から才能を引き出す発想術』

「君は繊細過ぎるんだよ」「気にしすぎ」「もっとメンタルを強くしなきゃ」...幾度となく僕が言われてきた言葉だ。4年前の僕は、本書に出てくる性格特性を全く知らなかった。自分のメンタルが弱いと思い(実際はそうだったが)、筋トレや瞑想を続けてきた。メ…

【書評】幸せの秘訣は「病院」より「美容院」、『百年人生を笑って過ごす生き方の知恵』

著者は80歳のおばあちゃん。しかし、ただのおばあちゃんではない。営業時代の成績はトップ。42歳で起業したPR会社は東証一部に上場。重責を退いたあとは、“愛あるおせっかい”を日本に広めるために「おせっかい協会」を設立。自宅のタワマンから全国にFMラジ…

【書評】幸せの秘訣は「病院」より「美容院」、『百年人生を笑って過ごす生き方の知恵』

著者は80歳のおばあちゃん。しかし、ただのおばあちゃんではない。営業時代の成績はトップ。42歳で起業したPR会社は東証一部に上場。重責を退いたあとは、“愛あるおせっかい”を日本に広めるために「おせっかい協会」を設立。自宅のタワマンから全国にFMラジ…

【書評】『アドラー流気にしないヒント:自分にやさしくなれる法』 

著者は大学で経営学を学んだあと、外資系企業に勤めながら中小企業診断士の資格を取得。1985年からアドラー心理学の普及に携わってきた人物。現在は、経営のかたわらカウンセラー/コンサルタントとして、企業の経営者・管理者の指導に当たっている。 この本…

【書評】人生はたった一度なのに、あやまちは何度でもくり返せるものなのね。『チャンドラー短編全集3 待っている』

「一、二集がまずまずの売れ行きを示しているのだろうか。再度のおすすめで、引き続きチャンドラー傑作集の三、四集を編むことになった」と、訳者あとがきにあるが、こちらとしては実に有難いことだ。お陰で魅力的な作品を更に多く拝めることになる。レイモ…

【書評】人生はたった一度なのに、あやまちは何度でもくり返せるものなのね。『チャンドラー短編全集3 待っている』

「一、二集がまずまずの売れ行きを示しているのだろうか。再度のおすすめで、引き続きチャンドラー傑作集の三、四集を編むことになった」と、訳者あとがきにあるが、こちらとしては実に有難いことだ。お陰で魅力的な作品を更に多く拝めることになる。レイモ…

【書評】最狂バックパッカーの現地ルポ『ウクライナに行ってきました』

著者はイギリス、アメリカに留学したあと、面白い写真を求め世界を放浪した筋金入りのバックパッカー。アジアは勿論、アフリカや中南米の危険地帯を訪れ、その地で知り得たことを旅行記にまとめる活動を30年続けている。そんな経験豊富な旅行作家がコロナ後…

【書評】4年間潜入して書き上げた渾身の1冊『ルポ歌舞伎町』

著者は旧帝国大学を7年かけて卒業したツワモノ。卒業するのに余分にかかった原因は、本人の学力不足ではなく、自転車で海外を放浪していたから。卒業後は就職することなく、大阪の無法地帯「西成」に3か月潜入して自分の体験したことを文章にまとめ商業出版…

【書評】もめごとは僕の商売さ。『チャンドラー短編全集2 事件屋稼業』

「事件屋稼業」ダサかっこいい絶妙な和訳と思う。原題は「Trouble Is My Business」である。この表題作の中で、主人公は別の節回しでしばしば軽口を叩いてみせる。「もめごとは僕の商売さ」彼の商売とは私立探偵。その仕事を、いや彼の生き方そのものを指し…

【書評】身体を使って感じよう『ものがわかるということ』

「わかる」とはどうゆうことなか。それがよくわからないから、養老 孟司さんなりに説明してみようかと始まって書かれた一冊です。 最初に、他者の心を理解できるのは人間だけだそうで、幼少期の人間とチンパンジーの比較実験から詳しく述べられてます。相手…

【書評】6年連続人口増加トップとなった立役者達の物語『流山がすごい』

月曜日の朝7時出勤前、千葉県流山市にある「流山おおだかの森駅」のビルに園児を預ければ指定の保育園まで届けてくれ、帰りは最長夜8時まで同じ場所で園児の延長保育が受けられる「送迎保育ステーションがある」。そんなサービスを聞きつけ流山市には様々な…

【書評】4人の少年は戦国時代に世界帝国を見た!『クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国』

16世紀の大航海時代(日本では戦国時代の真っ只中)、キリスト教の世界布教によりフランシスコ・ザビエルが種子島に来日し、それから日本での布教活動が広がっていく。その後イエズス会のヴァリアーノ氏の提案により日本人で洗礼を受けた4人の少年(クアトロ…

【書評】老いと成熟の差は毎日の小さな変化?!『成熟スイッチ』

作家・林真理子氏の、今現在を投影したエッセイ集である。皆、人生の節目節目で、「昔、正岡子規はこの年で亡くなったんだ」とか「新撰組近藤誠は自分の今の年では、、」などと、熟しきった先人と同じ年の今の自分の未熟さを憂いた事があるのではないか。体…

【書評】殺人をヴェニス製の花瓶から取りだして路地裏に投げだした人々のチャンピオン。『チャンドラー短編全集1 赤い風』

「ハードボイルド小説の情緒的基盤は、あきらかに、殺人は発覚し正義が行なわれるということを信じない点にある」本書の序文で、作者であるレイモンド・チャンドラーはこう述べている。チャンドラーは、ハードボイルド探偵小説というスタイルを確立したと言…

【書評】こうして僕は健康を極めました『人生が変わる神レシピ』

皆さんは、普段どのように食事をしているだろうか?コンビニでおにぎりを買ったり、パンを買ったり、自販機でスポーツドリンクやを買う、という人もいるのではないだろうか?実は、そのような日々の積み重ねが、生活習慣病やメタボリックシンドローム、肥満…

【書評】 その執着を捨てよう!『宇宙から突然、最高のパートナーが放り込まれる法則』

女性の皆さまへ。タイトル・表紙からして悩める女性向けの本書。「宇宙から突然?そんな大袈裟な」と突っ込みを入れたくなるタイトルに、もしかしたらたいていの女性は眉をひそめるかもしれない。ただ、読みたい気分のとき、つまり少しだけ迷いのあるとき、…

【書評】もし若い世代なら、この本はどう見える?『人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計』

僕は、非常に気になることがある。何故「もう自分は若くないし、勉強したって頭に入らないよ」という人が多いのだろう。もっと言うと、僕が「年取るのが楽しみ。知識と経験も増えるし、選択肢も広がる。」と言うと、大体の人が口をそろえて言うのが、「若い…

【書評】何故「障害」なんて言われるの!?『発達障害の人には世界がどう見えているのか』

皆さんは「発達障害」について、どのようなイメージを持っているだろうか?最近、何かと「発達障害」が何かと話題になっている。いつだかの24時間テレビでも自閉スペクトラム症(ASD)が取り上げられ、書店でも「発達障害系」の本が並んでいる。テレビ番組とい…

【書評】何故「障害」なんて言われるの!?『発達障害の人には世界がどう見えているのか』

皆さんは「発達障害」について、どのようなイメージを持っているだろうか?最近、何かと「発達障害」が何かと話題になっている。いつだかの24時間テレビでも自閉スペクトラム症(ASD)が取り上げられ、書店でも「発達障害系」の本が並んでいる。テレビ番組とい…

【書評】何故「障害」なんて言われるの!?『発達障害の人には世界がどう見えているのか』

皆さんは「発達障害」について、どのようなイメージを持っているだろうか?最近、何かと「発達障害」が何かと話題になっている。いつだかの24時間テレビでも自閉スペクトラム症(ASD)が取り上げられ、書店でも「発達障害系」の本が並んでいる。テレビ番組とい…

【書評】とうとう発見!これが内向的な人間の強みだ!『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法』

皆さんが、「内向的」という言葉を聞くと、どのような考えが頭に浮かぶだろうか?「しゃべり下手」?「恥ずかしがりや」?この本は、内向的な人間といわれる人々に光を当てた本だ。僕自身、遺伝子検査や性格検査をやってみると、内向的な人間だという結果が…

【書評】将棋の魅力をサバンナ高橋さんが語ります。『すごすぎる将棋の世界』

自分自身『観る将』と話すお笑い芸人のサバンナの高橋さんが将棋の魅力を語る1冊。将棋の知識が全くなくても読むことができます。将棋の世界というのは非常に門が狭く、1年間でプロになれるのはたった4人という狭い世界です。 そんな狭き門を通過した超人棋…

【書評】なんとなく眠るのはもう終わり。『ぐっすり眠る習慣』

著者は、睡眠専門医だそうで、これまでに睡眠に悩む人々を2万人も治療してきたのだと言う。その著者の言うには、なかなか眠れない人の9割は日中の行動を間違えているとのことで、本書では、そんな人達にぐっすり眠る為の習慣術を伝えようというのが趣旨なの…