日々の生活を「楽しく」「無理せず」「頑張らない」で暮らす、暮らし系ユーチューバーの新しい生き方、暮らし方。
暮らし系ユーチューバーの暮らしぶりが見開き1ページで簡潔に綴られており、
なるほど、こう言う生き方、働き方もあるんだなあと新鮮だった。自分達の世代(40〜50代)とは全く異なる価値観、人生観、仕事観の現代の若者達のリアルな素顔に迫る。
日々の生活の一つ一つのコト(食事、仕事、空間、掃除、買い物、余暇)や使うものモノ(キッチン用品、食材、機材、家具、インテリア)などに過度にこだわり過ぎず、でも自分に合ったものを試行錯誤しながら選んでいる様子、家族や友人、同じアパートの住人との関わり方など、自然体で(どことなくノスタルジックで)ほっこりできるところに惹きつけられるのかなと感じました。
これは個人的な意見ですが、自分達が若かった(20〜30代の)頃は、本当に自分の夢に向かってひたすら突き進む一握りの人、経済的な成功に憧れて私生活をあまり顧みず(顧みれず)、仕事に没頭するみたいな二極化していたような、あるいはそのいづれもあきらめる人に別れていたように感じる。
今の時代は、SNSで誰でも世界に対して発進できるので、中間的な層の人でも、まず何かをはじめてみて、それを発信することで、生活が成り立つようなこともあるので、可能性が無限大だなと感じました。
若い世代にとっては、著者のような価値観、働き方にはあまり違和感はないのかもしれませんが、中高年世代にとっては、彼のようにどこにでもいそうな若者達からも学ぶべきことが多く、今後の人生を楽しく生きるヒントになるのではないかと感じた。
著者のメッセージ
「暮らしとは、料理や掃除、洗濯や整理整頓など、「やらないといけないこと」です。でもその「やらなきゃならないこと」を「楽しくて仕方がないこと」に変えることができたら、毎日が、そして人生が楽しくなると思うんです。」
とあるように
今の生活がなんとなくつまらないな、生きづらいなと感じている人やいろいろなことで疲れてしまっている人には、考え方を変えるだけで「楽しく」「無理せず」「頑張らない」で生きるということも案外楽しいかもと思えるような一冊だと思います。