本書は、節約、ポイント活用、行動管理、投資、資産防衛など5つの術を駆使した著者流のお金に振り回されない、自分の価値観に合った資産形成術が書かれている。著者がお金持ちを意識した幼き頃、お城のような家を見かけ、「どうしたらあんなに大きな家に住むことができるのか」と何度も両親に尋ねたそうだ。そんな著者が選んだ仕事は自衛隊。
なぜなら、衣食住がついていて、しっかり貯金ができ、仕事で様々な国を訪れるという夢を最短で叶えることができるからだという。とはいえ、階級社会で規律の厳しい毎日はとても辛かったそうだ。しかし、「南極」での任務を夢見て頑張ったという。
著者の自衛隊での仕事はカメラマン。夢の南極にも2度行くことができ、日本では到底みることのできない貴重で美しく、また、不思議な景色もカメラに収めることができたそうだ。また、辛い仕事の中でも時間の貴重さや物の大切さなど人生において重要な多くのことを学び、プライベートでは、日々の節約にあわせ、投資も行っていたそうだ。
しかし、意外にもお金のことについて教えてくれる人が周りにいなかったため、本を読み、また、セミナーに参加することによりお金についての基本的な考え方から株、不動産投資など幅広いジャンルの知識を身につけ、ついには、不労所得で生活できるようになり、曜日も関係なく、好きな時にやりたいことだけをするストレスフリーな生活を送っている。
お金持ちとは、人から感謝された人、ありがとうを多く集めた人が結果的になれるという。本書に書かれている内容は、著者だからできたことではなく、誰でも日々の暮らしの中で意識することにより著者のような生活を送ることが可能だ。そして、現在、著者は、日本国内、世界中を旅する旅作家として活躍し、日々さらなる学びや経験を得ているのだという。
