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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ミニマリストという言葉が気になったら読む本。『クリエイティブ整理・収納術』

 断捨離、ミニマリスト、シンプリスト、これたは最近よく聞く言葉だ。実際にはただ片付けて捨てればよいという話ではないよう。そして生きやすさに繋がるってどういうことなのか?気になったら読む本。

 数年前に断捨離という言葉が流行り、その後究極の形としてミニマリストという存在が出現してきたように思われる。
 断捨離は片付けることに特化していたように考える。「そのモノにときめくか?」を判断基準とし、保管するか破棄するか決めていく。ここに真髄が隠されていた。つまり自分に必要なもの、不要なものを選択して、保持するか廃棄するか、何を身の回りにおくかを決めるのである。つまり、モノを捨てることが良いのではなく、自分にとって心地よい環境をどう作り上げるかなのである。

 モノが溢れ、情報過多の現代社会では、モノが簡単に手に入れられる。自分で選択しているつもりでも、気がつけば受動的になっている可能性がある。心地よいはずの家が居心地悪くなっているのは自分の選択の結果なのだ。
 実は人間関係にも言えることなのだ。ネットワークで簡単に繋がれる現代社会だからこそ、他人との心地よい距離を取る選択によって自分が心地よい環境を作ることができるのである。

 自分でとっておきたいものや人間関係を取捨選択し、自分が心地よい空間を作る時代に来ている。簡単にミニマリストやシンプリストは整理整頓上手ということではない。言葉に隠された深い意味があるのだ。自分に正直に、居心地良く生きよう。